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更新記録 2005年4月1日から2005年5月31日まで

4月 1日
気味が悪いってほどじゃないけれど、スカパー!のスペインチャンネルの件は
少し驚いた。
というのは、4月からレオナルド・スバラグリアが出演しているドラマ
「 Al filo de la ley 」が放送されるからだ。

今年の1月にスペインの芸能ニュースサイトをたまたま見つけて、アメリカの
ヒスパニック系ケーブルテレビでヒットを飛ばしたドラマをスペインでも
リメイクする事、スバラグリアが出演者に選ばれたことを知った。
フィルモグラフィーを更新したが、その後このドラマのニュースは何も検索に
引っかからなかったので、すっかり忘れてしまった。

全くこれと関係なく3月になって、スカパーの外国語チャンネルだと中南米の番組や
映画が見れるのかも、と、急に思い立って3つのラテン系チャンネルを調べた。
1つはブラジル、1つは中南米と書いてあるけれどポルトガル語表記で、ブラジル系?、
そしてもう1つがスペインチャンネルだった。こちらにも南米ニュースなどがある、と
書いてあったので、試しに1ヶ月視聴してみようと申し込んだ。

友人からメールを貰うまで、あのドラマが放送されることに気付いていなかった。
いやぁ〜、なんかラッキーな気分だ。
今月は他に、カンパネラ監督の作品を見るためにAXNも申し込んだが、見る時間はあるのか?

これまた教えていただいて気付いたのだけれど、HQ表紙差し替えを更新。
なんとも、ひどいね〜っ
ビバリー・バートンの「聖女と堕天使」の表紙は、とっくの昔にルース・ウインドの
「天使の落とし物」に使ったっちゅうねん(爆)。
他にも「瞳に輝く星」の元表紙を見つけた。
よっぽど暇人?!
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4月 4日
日曜の雷大暴れの影響か?トラブルが色々あり、一日中ばたばたと大忙しだった。
実は日曜の深夜にトラブルに気付いたんだが、朝まで待ってもらってもいいかなぁと
目をつぶる(爆)。ま、そのぶん今日は早朝からよく働いたから許してくれ〜。

読みかけのHQを中断して、ベサニー・キャンベル「逃走」を一気に読んでしまった。
面白い! サブキャラがたっているところなど、コーエン兄弟の映画が思い浮かんだ。
追うもの、追われるもの、クライマックスまで綻びの無い緊張感が持続する。
ベサニーのHQはこれまで2冊しか読んだことがないんだけれど、もうちょっと読んでみようかな。

他はあまり感動が無くて、最後までくじけずに読んでも報われず(爆)。
でもねぇ、たかが100円とは言え、読んでる途中でやめるのって悔しくてねぇ。
うぐぐっと思いながら4冊HQを読む(なんのために読んでるの? 笑)。

テス・ガリットソン U-41「 追憶の扉 」う〜ん。。ミステリだけにすべきだね。
レイチェル・リー N「ボスは女嫌い」う〜ん。。シリーズものはやはり苦手だ。
アン・ヘンリー A「カムバック」う〜ん。。うんざりしてしまった。。
ローリン・チャンドラー L「聖夜に紡ぐロマンス」う〜ん。無難すぎ。

なんでこうなったかというと、マリリン・トレイシーの「Something Beautiful」が
やばいほど進まないからだ。独特の文体というんだろうか、いまだにノレない。
ノレないからつい、他の本に手をだして、ちぇっ、イマイチっと思ってまた戻り、
またノレないから、つい、の繰り返し(笑)。
いかんねぇ。英語力が無さすぎっ(>_<)。

古本屋さんで、半額になってた「報復」と、100円棚でテリー・ホワイトの文庫本を
4冊ゲット。HQじゃない本を買うのが久しぶりのわたしだ。

おっとと、スバラグリアのTVドラマの事を書くべきだったか?
ごめん、録画だけして、見なかったのだ。。ファンの風上にも置けないね。
だって、スペイン語だけじゃ、いくらなんでも1時間みてらんないよぉ。
それと、正直言って、スバラグリアの声ってわたしの好みじゃないんだよねぇ(爆)。
容姿と演技はハナマルなんだが、声が・・・もう少し、低音だったらなぁ。。
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4月 6日
喉の奥がまっかっかになってしまった。もー最悪(T-T)

outlookユーザーのために、POP over SSL をインストール。
本当はapopにしてもらいたくて outlook + UsefulMailer の利用を勧めたが、
UsefulMailerを入れてもうまくネゴシエーションできなかったので已む無く。
SSLで通信されちゃうと途中に入れてるアンチウイルス専用機がウイルスを
検知できないんだよねぇ。。
outlook系はほんま困るねぇ。。

やっちゃいかんっ!と分かってるのに、徹夜をしてしまった・・・
マギー・オズボーン「A Stranger's Wife」(Warner) を読み始めて、つい。
アメリカン・ヒストリカル
舞台は1876年のコロラドなんだが、最初ピンとこなかった。で読んでいくうちに
分かったのだが、コロラド地方は1876年に正式にコロラド州になったのだ。

ヒーローはコロラド州の最初の州知事になろうと選挙運動をしている男。
彼は代々の名家出身、地方検事で牧場主で、ブレインや後援者にも恵まれている。
だが、ただひとつの悩みは、妻が姿を消したことだった。

そしてヒロインは強盗の罪で10年の刑に服役中の女で、ヒーローの妻にうりふたつ(笑)。
ってわけで、妻の身代わりを演じる引き換えに、出所させてやる、だが勝手な事をしたら
また拘置所に戻すぞ、てな事をお上品に脅して・・・

ま、お約束の流れになるんだが、妻は一体生きてるのか?死んでるのか?と
ミステリー味のヒストリカルに、マイフェアレディ型の変身をとげるヒロインの葛藤を
絡め、なかなかうまくまとまっている。

ヒロインは貧しい生まれだし、男運の無い人生なんだが、芯がしっかりしていて賢く、
知識やマナーをどんどん吸収してゆく。ヒーローやヒーローの友人側の偽善や高慢に
傷つけられながらも勇敢に立ち向かう・・・

いつものごとく、我慢できずに真ん中をすっ飛ばして、ラストまで読んでしまい、
ちぇ〜っ、なんだよなんだよ、ヒロインの幸せ者〜っ、で、朝になってしまった(爆)。

真ん中を読み直さなければならない。
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4月 7日
メモ帳がわりにPOP/SLL インストール記録をコンピュータのページに。

昨日の出勤時にはほころびかけた蕾だった桜が、帰る頃には9分咲きに。
鴨川べりがたった一日で春爛漫の景色に変わってしまった。
入学式シーズンにぴったりの光景をみると、9月から学校がはじまる諸外国には
桜の木って無かったのかなぁと思ってしまう。
今年はむずむずいらいら感に邪魔されて花見を楽しめないのが辛いわ。

「A Stranger's Wife」読了。
そーか、これって考えてみたら、わたしの大好きなPPヒーローだった。
最初は少し高慢かと思ったら意外や、信念をもった理想家で、政治屋として生きるには
真面目すぎる人だった。清濁あわせ飲む現実主義者の親友との絡みも面白い。
利権を期待する支持者たちの中で、なんのためにgovernorを目指すのか
苦悩するヒーローさまに、親友は「power だ。power のためだ!」と言い切る。
だが、PPヒーローさまは、そういうお人柄じゃないんだなぁ。

世間の人が眉をひそめたり、釣りあわないと思う女性に参ってしまうのが
PPヒーローさまなんですよねぇ(^m^)

このままマギー・オズボーン「I DO, I DO, I DO」になだれこむ。
アメリカン・ヒストリカル
これは一人のフランス男と結婚した(つもり)の3人の女性の物語で、
帰ってこない夫を捜しているうちに、次々と彼と結婚した女性と出会い、
結局、3人一緒にとんずらした男を捜す話だ。

時代は1897年、フランス男は一攫千金を求めて、アラスカに行ったようである。

性格も年齢も違う3人のヒロインたちは、
Missマナーって感じの遺産相続人、金髪お上品レディのジュリエット・マーチ、
「彼を見つけたら理由(わけ)を聞きたいの」
宿屋をひとりで切り盛りしている赤毛大柄女のクレア・クラウス、
「彼を見つけたらお金を返してもらうつもりよ」
ど田舎大家族から飛び出てきたブルネット娘ゾウイ・ワイルダー
「彼を見つけたら殺してやるっ」

「自分こそ本物の妻だ」「自分こそ愛されているんだ」という当初の反発こそあれ、
旅を続けているうちに
「なぜ自分はあの男にコロッとだまされたんだろう?」と自問しだす。

いやいや、面白いよ〜。
それぞれが自分の殻やコンプレックスを打ち破り、たくましく正直になってゆく。
アラスカなんてとんでもない所に行き、自分の内に在った思いがけない面を見つける。
こんなこと出来ませんわ、こんなこと無理です、の連発だったジュリエットが
一番のしっかり者になるってのもお約束ですけど、とても上手いストーリー。
旅の途中でちゃ〜んと3人の男に出会って、、(^m^)

フランス男のラストがまた笑える。。
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4月 8日
ロマンスミニレビューのグレンダ・サンダース、シャノン・マッケナ、
マギー・オズボーン(マーガレット・セントジョージ)を少し更新。

どうも今ブラジルチャンネルお試し期間らしくて、スカパー!の333、334chが
契約していなくても見れる。ポルトガル語だろうが、スペイン語だろうが、どちらも
全くわからないのだが、それでも、332chのスペイン語と全然違うってことはわかる。
スペイン語とポルトガル語ってのは似たようなもんなんだろうと、これまで
思いこんでいたのだが、耳アタリがかなり違うので驚いた。

それにしても流れるドラマがケッタイすぎて、理解不能だ(笑)。
これがちまたで有名なテレノベラって奴なのか?

さて、日曜は「AL FIRO DE LA LEY」の第2回がある。
公式サイトを読んで予習しておくと、
アレックス(レオ)とエレナ(元彼女)の担当する事件は
虐待されていた妻が夫を殺害したと思われる事件。
だが捜査が進むと意外な真相が?

パトリシア(恋人)が担当する事件は、
当たったサッカーくじの分け前を主張する3人の友人、という事件だ。
ここで初めて知ったのだが、
スペインのサッカーくじは una quiniela de catorce といって、
14試合の結果を当てるものだ。

普通のWEB機械翻訳ソフトは、「キニエラ」という単語に「サッカーくじ」と
いう訳をつけてくれないし、カトルセって14だけど、14のキニエラって一体何??
って感じになる(笑)

どうやら、くじが当たった男に、3人の友人が4分の1ずつ賞金をよこせ!と
言ってるみたいだ。何等が当たったんだろう?
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4月 9日
晴天なんだが、目がかゆくてしょぼしょぼ。。
だらだらとJリーグの試合をTVで見続けて、さらに夜は久しぶりにプレミアを見た。
ずっとスカパーで契約していたのに全然見なかったのだ。
ロッペンが怪我してたことも知らないくらい、見てなかったのだ。
久しぶりに見た試合は「チェルシーvsバーミンガム」
ヘッドホーンをつけて見ていたのだが、途中で「うっっ」「ひぃっ」「あぅっ」
・・・異常に肩が凝ってしまった。

モウリーニョ監督、来季は週給10万ポンドだって?!ひぇ〜っ。
よく思うことなんだが、
そりゃ、人柄と実績のいずれもが備わっているのが理想だとは思うけど、
どちらかを選ぶなら、プロの監督なんて変人だろうが嫌われていようが実績だわな。
別に青少年の徳育をまかせているわけじゃないんだしねぇ。

デロレス・フォッセン「VEILED INTENTIONS」を読み始める。
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4月10日
地道な活動、実を結ぶ?!
高校時代からの友人が電話をかけてきた。
彼女は名古屋に住んでいるのだが、名古屋で「ビハインド・ザ・サン」と
「モーターサイクル・ダイアリーズ」の上映があり、わたしの布教を思い出して
見に行ってくれたんだそうだ。そして、映画鑑賞後、「セントラルステーション」
「アモーレス・ペロス」「天国の口、終りの楽園」「アマロ神父の罪」「カランジル」を
レンタルショップから借りて怒涛の勢いで見たんだそうだ。
ふふふ。
中南米映画っていいでしょ?とにんまり。
「サレス監督のデビュー作もいいんだよ〜。それにロドリゴのデビュー作もお勧め!」
「他にもね、見せたいもの沢山あるのよ、アルゼンチン映画はね、死や老い、家族や愛、
そういうテーマを正面から描いてるんだけど、涙あり笑いありでほんま上手いの〜」と
熱弁を奮う。
すると、DVDやビデオを借りるために京都に遊びに来ると言う。
あらま、会ってしゃべってたら、映画の筋を全部話しちゃいそうだわ(爆)。

実は、職場の映画好きの人にも先週末「El hijo de la novia」(Son of the bride 
花嫁の息子)の良さを熱弁してしまい、「もうね、このおっちゃんが良いのよ」
(おっちゃん、て、はは、リカルド・ダリンの事よ)
「泣かせて笑わせて、上手いのよ〜」と、半ば強引に貸すことになっている(笑)。
彼女には以前「Burnt Money」を見せているので、すでに毒牙にかかっている?!

TVEスペインチャンネル、って当てにならない・・
「AL FIRO DE LA LEY」の録画予約をして、始まった時は映像を確かめた。
先週は法皇の葬儀関連ニュースで開始時刻がずれたから、今回は確認をしたわけだ。
よし、ちゃんと始まっている。
録画にまかせて、別室に行く。
終り際にまた確かめた。おや?残り時間が少ないのに、まだ真相が明らかになっていない。
絶対に変だ、、途中でまた報道ニュースでも挿入されたんだろうか?
そのまま見ていると、まだドラマは続いているのに、プツンとスカパー!が消えた。
そりゃそうだ、録画予約終了時刻だったから。
慌てて、スカパー!を点け直して、録画を続ける。
ドラマが終わった時、タイマーを見てみると、1時間6分だった。
??途中に6分間の何かが入ったのだろうか?

ちゃんとリアルタイムでドラマを見れば問題ないことなんだろうが、
分けのわからない物を一時間見るのって、苦痛なのよねぇ。。
できれば録画したものを、あとでザザッと見ることで済ませたいんだが・・

大学時代に付き合っていたらしい元彼女エレナは、アレックス(レオ)と
縒りを戻したいみたいだ。現彼女パトリシアはちょっと心配・・?
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4月11日
録画した試合を見る。「アストンヴィラvsウェストブロム」
ふぅ〜、ウェストブロムウィッチ(WBA)、すごいっすね。
ここのところ、負け無し。
新年最初にビリだったチームで降格しなかったチームは無い、というプレミアの
ジンクスを破るかもしれない・・
ロスタイム残り数秒、まさかまさかの同点弾。
サポーターは優勝したかのような騒ぎだった。
こういう状態では、たとえイナの調子が良いとしても出番は全く無いだろうな。

スカパー、AXNで「ザ・パイロット」を見た。
若かりしラッセル・クロウの主演映画だが、とほ、、
年取ったほうが断然素敵だと思うなり。
明日は、エドゥアルド・ノリエガが出てる暗い戦争映画「非常戦闘地域」がある。
コソボに派遣された多国籍軍の中のスペイン小隊・・
このチャンネルって、バイオニックジェミーやら探偵レミントンやらスターゲイトやら、
ちょい古いアメリカドラマと、こういうちょいB級な映画満載で、なんつうか、
昭和のテレビっていうか、わたしの子供の頃のテレビのイメージなのよね(笑)。
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4月12日
またまた中南米映画を仕入れてしまった。いかんなぁ。ふぅ〜・・

ソラナス監督の「The Cloud」(雨降るブエノスアイレス)を見る。
うわ〜、濃すぎる・・英語字幕を一回見ただけではてんでお手上げだ。
一時停止をしながら辞書を片手に字幕を読まないと、なんとも言えないっ(>_<)
続けてもう一回見るのは時間的に無理だったので、別の日にトライすることにする。

そんなに鑑賞に手間がかかるのに、何ゆえ英語字幕のDVDを買っちゃうんだっ。
というつっこみもありそうだが、ソラナス作品は群を抜いて難解なんだ(言い訳)。
困った事に、参考にするご意見が見当たらない。

世の中、映画好きは山ほどいるし、「雨降るブエノスアイレス」って邦題がついて
いるぐらいだから、一回はどこかで上映/放映されたはずなのだが。
それなのに、箱の裏書程度の粗筋しか見当たらない。う〜ん。。

で、ネットでいろいろ調べているうちに、別のアルゼンチン映画にぶちあたり、
あとは坂道を転げるように・・・・
ま、あんまり見てる人は多くないと思うが、ラテンアメリカ映画リストが
なにげに増えてしまったわけだ。

古いものだと「Veronico Cruz」(1988)、ベルリンで銀熊だったというのでポチっ。
この映画監督ミゲル・ペレイラって聞いたことないなぁと思っていたら、
意外にもレオナルド・スバラグリアの製作中の映画、
「El hombre que llego a un pueblo」の監督だった。
他にも、カンパネラ監督とリカルド・ダリンが再び組んだ2004年の新作
「LUNA DE AVELLANEDA」がDVDになっていたのを見つけて、ポチっ。へっへ
なんてったって、カンパネラ監督作品をみるためにAXNを契約したくらいだからね、

送料が2枚目からは2ドルだというショップなので、一括で注文したほうが安上がりだと、
サレス監督の「Midnight」(サーカス兄ちゃんがでてるし、へっへっへ)、
見たかったキューバ映画の「Waiting List」(バスを待ちながら)
アルゼンチン新人監督賞をとったR指定の「Smokers Only」とか
ベルリン映画祭・新人監督賞をとった「La Cietaga」(沼地という名の町)とか、

うわわ、やばいなぁ、買い物依存症だなぁ。。
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4月14日
シネマレビュー更新。
溜めてしまった感想を。
「ブリジット・ジョーンズの日記2」「ザ・パイロット」「非常戦闘区域」
「クアトロ・ディアス」

花粉が治まってきたのかな?
目の痒みも弱くなったし、鼻の奥の痛みも減ってきた。そういうわけで
久しぶりに、レンタルショップに寄ってみた。
借りたのは、
「100人の子供たちが列車を待っている」ってチリのドキュメンタリー映画なんだけど、
ImDBでも投票がたったの5人!だ。
でも高い評価だから、見るのが楽しみだわ。
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4月16日
「100人の子供たちが列車を待っている」は、宝石のような作品だった。
ほろほろと泣いてしまった。
50分強のドキュメンタリーで語られる、深い深い知性に、震えてしまった。
魂ってもんがもしあるとしたら、魂が揺さぶられるってこういう感じかもしれないなぁ。

このドキュメントを買い付けした日本人女性に敬意を払いたいわ。

さて、ガエル君の「ドット・ジ・アイ」は・・・
詳しい感想はシネマレビューにあとで書くけれど、
う〜ん、もちろん悪くはなかったけれど、途中からミエミエになってしまって、
ちょっと残念だった。
前半は結構ドキドキしたんだけれど、後半は下世話な感じというか、衒っているというか、
おおかたの人はきっと後半が好きなんだろうね。

キャスティングでは、カルメン役のナタリア・ヴェルベケ(Natalia Verbeke)
「Al firo de la ley」のエレナと同じ人とは思えないね〜。
髪の色が違うってだけじゃなくて(しかし、どっちが地の色なんだろ?)
いやぁ、女優ってすごいわ。

その「Al firo de la ley」はといと、
う〜ん、恋愛部分はセリフがなくてもなんとなくわかるけれど、事件のほうは
セリフがわからないと、さっぱりわや、なのよねぇ(爆)
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4月17日
シネマ更新。「100人の子供たちが列車を待っている」「ドット・ジ・アイ」

金聖響さん指揮大阪センチュリー交響楽団の今年の4回ものは「ウィーン古典派」。
4回セット券は大人気で、発売初日でもわたしは端の席しか買えなかった。
今日はハイドン「驚愕」モーツアルト41番「ジュピター」ベートーベン「運命」
いやはや、めいっぱいやってくれる。これで学生なんて1000円だもんね、
ほんま、大阪に住んでる人が羨ましいわ。

個々の音はイマイチに聞こえる時も多々あるんだが、オケとしてまとまると、
聖響さんのテンションの高さに引っ張られるって感じなのか、怒涛の迫力がある。

米アマゾンから「大きな翼をもった老人」のVHSを仕入れてしまった。
これはガルシア=マルケス原作の映画だが、邦題が付いているから過去にどこかで
上映されたわけだ。映画祭だか何かでね。
そして、NHKBSでも過去に放送されたみたいである。

しかし、う〜ん、こういう映画って、一体、何人の人間が見たんだろう?
邦題があるだけ空しいっていうか、日本語字幕をせっかくつけたのなら、
どこかに保存せよっ!!と言いたくない?
字幕者に、もっと怒ってもらいたいわ・・
ラテンアメリカ映画を探すたびに、空しい気分になるのよねぇ。

原作はわずか数ページの短編で、ボロくて臭くて奇妙で、一体どうやったら
こんな変な話が映画になるんだ?!という話なので、気になってしまい、
で、英語字幕のVHSがあるというので、米アマゾンでポチっ。
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4月18日
クーンツ「バッド・プレース」ケイ・フーパー「あやつられたスケッチ」
Delores Fossen「VEILED INTENTIONS」読了。

うげげ。なにげに100円棚から買ったクーンツ。実は名前はよく知っているが
読むのは初めてだった。ノンストップ切ないゲロゲロ系。目から生える歯や手の甲に
溶け込んだゴキブリ(爆!)のイメージがこびりついて離れないよぉ・・
ゲロゲロのくせにとっても切ないロマンスでもあるから困ったもんだ。

フーパー、、お願い!ゲイレンって誰なの? 欲求不満で爆発しそうだ〜。
うぎゃぁ、こういう出し方するなんて、ずるいぞ〜。
次の本には登場するんでしょうね? 読まずにいられないじゃない。

今回のはシャドウシリーズより明るくて、肩の力が抜けている。
事件は凄惨だけれど楽に読める。ロマンスもストレートで素直。
う〜ん、けっこうシャドウシリーズの肩肘張った重苦しさ、どんよりとした暗さが
気に入っていたので、この朗らかなラストは拍子抜けだが
ボー&ゲイラン関係が暗そうなので、これが楽しみ(をいをいっ)。

デロレス・フォッセンは、大満足。
これは、「Santa Assignment」の前作で、ロマンティックコメディ系のサスペンス。
コンピュータお見合いシステムで知り合った男女が殺害された事件を調べるヒロインと
ヒーローの物語だが、このふたりがとっても楽しい。
仕事をきちんとやりながら、互いに惹かれてゆくのが自然で素直で、時に笑わせてくれて。
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4月19日
キャスリーン・クレイトンのSIM「The Top Gun's Return」を読み始めて、
あまりの辛さに、何度も本を置いてしまった。。
上手くて重くて辛くて、、胸がキリキリと痛む。
ラストのラストまで苦悩が続く。。
湾岸戦争後 Baghdad (バグダッド と全て濁音にするのか、バクダットと
書くのがいいのか、いつも悩む)で8年間幽閉されていたヒーローが
帰郷する。
泣き言を言ったことがない、不屈のトップガンだった彼だが、
いま身体も精神もぼろぼろに傷ついている。

10才の子供だった娘は18になっていて、大人の入り口にいるし、
妻は看護婦資格を得て、働きだし、今は仕事上の責任もある。
そう、娘と妻はもはや昔のままではないし、現在の家に彼の場所はない。。

PTSDに苦しむヒーロー、ヒロインが手を差し伸べようとしても、
彼は苦しみを外に出す事すらできない。
彼の帰還を心から望み、喜んだはずなのに、一人になるとホッとして、
そのホッとした自分に罪悪感を感じるヒロイン・・

ほんま、等身大のヒーローとヒロインで、簡単に奇跡が起こるわけじゃない。

若い恋人たち(娘と、大事なサブキャラ)がちょうどヒーローとヒロインの
出会った年齢であり、その対比がとても上手くて、そして泣かせる・・・
ラストはさめざめと泣いちゃったわ。。

これほど生真面目な作品をシリーズロマンスがいまだに出していることに、
ある意味感動した。
いつもながら、こういった傾向のものは日本HQからは翻訳されないけれど。

泣いたといえば、これもそう。ぽろぽろと涙がこぼれてしまって、
花粉症を悪化させたんじゃないか、と思うほど泣かされた。
カーラ・キャシディ L「天使の約束」
「愛と死」重いテーマなのに、とても決然としていて、静かな説得力をもつ。


ちょっと泣きすぎたので、しばらくは軽いコメディタッチのものが読みたいわ。
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4月20日
Catherine Anderson「Phantom Walts」(ONYX)を読み始める。
誠心誠意の真心を捧げてくれるヒーローものを読むのも、けっこういいものだ。

車椅子ヒロインに一目ぼれしたライアンは、ハンサムで才覚もありセクシー、その上
お金持ちのファミリーは皆良い人ばかり、、、こんな本を夢中で読んでいるなんて、
バカみたいに聞こえるだろう、と、恥かしくなるんであるが、これほどに
ストレートだと、これがほんま、良いんである。
ためらいと戸惑い、不安などなど、普通の意味の山あり谷ありはあるが、
しつこい不信や理不尽な諍いは一切無い。これが実に癒される。
こういうヒーローを見て、いつも頭に浮かぶのは、一色まことの「出直しといで!」の
土屋くんで、甘ちゃんのわたしは、顔良し、性格良し、頭良し、の一目ぼれ尽くし君
「土屋くん型ヒーロー」がかなり好きなんである(笑)。たぶん赤毛のアンのギルバートも
この型なんだよね、三つ子の魂100まで、ってわけ。

さて、キャサリン・アンダーソンのこのヒーローは牧場主で、ナンバーワン独身男と
呼び声も高い男である。一方、ヒロインはかつてロデオ州大会で3年連続チャンピオンに
なった経歴を持つが、8年前の落馬事故で脊椎を痛めて下半身不随となった女性である。
トラクターの修理のための部品が未配で、問い合わせをしに行ったヒーローは、
店内でコンピュータ端末を前にしているヒロインと出会う。
ガツンと一目ぼれをして、用向きを忘れてしまったヒーローに、何の用で来たのか?と
ヒロインが尋ねると、

「部品(パーツ)だ」
「あなたのパーツ?(笑)」
「あぁ、一体全体、ぼくの部品はどこにあるのか、知りたいんだ」

この時のセリフが、Where the Sam Hill they are

Sam Hill  って何? と調べてみると、これは「Hell」の隠語で
最近はあまり使われなくなったが、カウボーイがレディの前で汚い言葉を
使わないように気を遣うときなどに、よく使われたそうだ。
だから、牧場主のヒーローがいかにも言いそうなセリフなんだ。

特に疑問文と一緒に使われて、

Who in Sam Hill are you? (お前は、一体誰だ?)  
What the Sam Hill are you asking this for?
Why in the Sam Hill can't you just leave it alone?

と、まぁ、こんな具合に使われるそうだ。。
(感想は以下に続く
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4月21日
プレミア、「チェルシーvsアーセナル」
ふはぁ〜・・緊張感溢れる試合で、前半だけでどっと疲れた。45分の長い事。
チェルシーのディフェンスはなんていうか、もう芸術のように美しいわ。
アーセナルはアンリの欠場が痛かったかなぁ。。

シネマ更新「オクラホマ!」「赤い薔薇ソースの伝説」
オクラホマ!は、ヒュー・ジャックマン演じるミュージカルのDVDは何度も
見たが、1955年製作の映画は、今回初めて見た。
そして、ようやく、字幕がなくてさっぱりわからなかったDVDのストーリーが
完全に理解できたのだった。
そういうことだったのか、、と、何度も頷くわたし(爆)。

赤い薔薇ソースのほうは、過去に何度も見てるが、また借りてきてしまった。
名作ってほどじゃないけれど好きなんだなぁ。
同じ箇所でまた泣いてしまった(爆)。

これねぇ、「Voyager」と同様、くすぐられるんだよねぇ。。
22年たって、ようやく正式に結ばれるふたり。
その間、ヒーローの方は勘弁してくれぇと思う女と結婚して子供までもうけている。
クレアでいうところのフランクに当たる男は、涙がちょちょぎれるほどいい人で、
こんないい人いないよ〜っ!!!わたしが代わりに妻になりたいっ!!って男なんだが
ヒロインは、大切に思いはするが愛することができないし。。
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4月23日
Catherine Anderson 「Phantom Walts」読了。
はぁ〜。満足。。
歯が浮くほどのセリフを言っても許せるほどのロマンスだった(笑)。
この人を愛するために生まれてきたんだ、なんちゅうことを真顔で言えるヒーローは、
全然オバカじゃなくて、車椅子ヒロインの現実的な世話もしっかりと気配りする。
理性的なのにロマンティック。
子牛の頃、病気の看病をして以来、どうしても発泡スチロールのトレイ行きの運命に
ゆだねる事ができず、今やペット代わりになっている体重400kgのブル、Tボーン。
はは、こんなペットがいるヒーローなんて、ありえんっ!と思いながらも、
ひたすら読んでしまったわ。

ジャン・バーク「グッドナイト、アイリーン」読了。
あれやこれやの人間ドラマ部分はとても心地よいが、ミステリとしては、微妙か。。
読者としてはかなり最初の方から、犯人の予想はついているから、
どんなふうに謎解きというか、証拠を集めるのかなぁと楽しみにしていたが、
終焉近くになっても広げた分の収まりがきっちりとつかない。。

もはやギャグに近いと思ってしまうわたしはひねくれ者?
犯人はヒーローやヒロインを絶対さっさと殺さない。
なぜか、真相を打ち明けたい症候群にかかってしまう(^o^;;。

冥土のみやげに聞かせてやろう、、なんてことを犯人が止めたら
世の中でどれだけの映画や本やサスペンス劇場が無くなってしまうんだろう(笑)。

もう少し、犯罪と対比させて人生や運命の皮肉をぴりっと味あわせてくれたら
嬉しかったんだが・・・
ロマンス的にはとてもナイスで、今後の行方が気になるところ。
次の本も確保してあるから、楽しみだわ。

ただいまゲットしたのは「ゴーリキー・パーク」という映画のビデオ。
わざわざ、DVDではなく中古ビデオを買った。
というのも、ビデオケースの表のデザインがとても秀逸で、それに惹かれて
映画が見たくなったのだが、DVDはそのデザインじゃなくなっちゃってるのだ。

わたしはHQでもそうなんだけど、表紙絵とかに弱い。
だが、世の中には同じことを感じた人も多いらしく、「Gorky Park poster」と
検索したら、このポスターの作者のインタビューページが見つかった。
Barbara Kolo というアーティストが、ユニバーサルスタジオ在職中に手がけたものだそうだ。
独立後、何人もの人が彼女のオフィスを訪ねてきて、あのポスターをみて興味が惹かれ
映画を見たと告げたそうだ。
わかるわ、わたしもなんていうか、ふらふらとネットをさまよっていて、
見たくなったんだもの。

そのビデオパッケージとDVDパッケージはこちらに。
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4月24日
今日の「のど自慢」(香川県東かがわ市)、合格者がびっくりするほど上手かったのダ!
いやはや、あまりの上手さにのけぞった。録画しておかなかった事を悔やんだ。
歌の題名を失念して、LoveLoveのど自慢を観に行ったが、まだ更新されていなかった。
むちゃくちゃ上手い男性が2人いたのだ。

こんなのをTVで見てる私は、やばいほどサッカー生観戦から離れている。いかんなぁ〜。

ウエストブロム、せっかくイナが先週から出場の運びとなったのに
ミドルスブラにボロ負けしてしまい、ビリ2に落ちてしまった(>_<)。。

チェルシーはプレミア優勝に王手だ。モウリーニョも言ってるとおり、
水曜の夜8時にアーセナルと試合したあと土曜の昼12時45分にフラムと試合。
きつすぎるよね。2位のアーセナルは月曜の試合だというのに。。
しかし、それでもチェルシーは勝ったのだから、ほんま文句のつけようがない。凄いわ。

テリー・ホワイト「木曜日の子供」読了
う〜、、辛い。。なんていうか、わたし、年なんだろうなぁ。
辛いのを読むのがとてもしんどくなってきた。
昔は、世の中の暗部や隠している所を暴いて糾弾したり、心のダークサイドや
やるせなくて救いのない内容の本が好きだったのに、今はそれがとてもしんどい。

元警官の男が、「あまり深く考えないで、今受け取れるものだけ受け取ればいい」
というようなことを言う。「あんたはオマワリだからな」
そう、考えたって暗くなるだけだから。。。ってことは、そう、考えると暗くなるんだ。
希望があるとはとても思えなくて、どんよりと沈んでしまった。
テリー・ホワイトの未読本、あと3冊もあるのに大丈夫かなぁ。
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4月25日
シネマ更新。「もういちど」ちょっとやられてしまった。
切ないほどのファンタジー。こんな願いが叶うなら命なんて惜しくないねぇ。
なにがって、70になって、50年前の初恋の相手から連絡を貰うことが、だ。
今でも愛していると連絡を貰うことが、だ。
そうなったら当然、わたしもヒロインと同じ行動をとるよ〜っっと叫んでも
連絡なんて来ないけど(笑)。

ベサニー・キャンベルの U「ニューハンプシャーの雪」を読む。
ひやぁ、震え上がりました。
子供の時に読んだら、絶対夜中ひとりでトイレに行けなくなったわ。読み終わってしばらくは腕に鳥肌がたったままだった。
この人は「逃走」といいこの本といい、淡々と突き放した雰囲気がとても上手い。
なまじのミステリーよりもずっと信じられる。
抑えたクールなロマンスがツボ!だが、ラストの3ページは無くてもよかったなぁ。
ハーレクインだからしかたないけど(笑)
いやいや、お勧めありがとーー!
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4月26日
eBayで落札したDVDが届いた。てっきりアメリカから送ってきたのだと
思ったら、切手が水色と白の横じま模様に、太陽の絵。へ?
アルゼンチンからの郵便だった。
プチプチシートでDVDは包まれていたが、そのプチプチシートは、空気が抜けていて
ぺしゃんこだった。大いなる謎。最初からヘロヘロだったのか、
はるばる運ばれている間に、圧迫され続けてつぶれちゃったのか・・

「ウェルカム!ヘヴン」を見た。
いやぁ〜、面白くて少しシニカル少し優しいこの感じ、好きだわ〜。。
映画の感想はまた改めてシネマレビューに書くが、ちょっと地獄について考えてしまった。

そーなんだよね、昔から言われる地獄ってさ、矛盾した2つの面があるよね。
悪魔とか悪鬼とかが跋扈してるわりに、実はとても正義に満ちているんだよね。
生前に犯した罪を罰せられ、苦しむなり償うなり、なににしろ、そこに不正が無い。
罰が公明正大に下される。
悪人が地獄で苦しむことをなぜか信じているんだわ。
うん、これって天国の一組織としての地獄なんだね。

考えてみると、「お前はなんて極悪非道な奴なんだ、よしよし、よくやった」
と誉める悪魔がいてもよさそうなものだ。
「そんなことをしたら地獄に落ちるぞ」と言われて、「やったー!ラッキー!」と
喜ぶ外道がいてもよさそうなものだ。
神と対立する意味での悪魔が住む世界だとしたら、
善人にとっては地獄でも、悪人にとっては楽園となるんじゃないかな。

ってことで、いまや地獄は満員御礼状態で、神様は一体なにをしてるの?って
映画になるんだね。
原題はNo News From God という意味だから、「ニュースがないのは良い知らせ?!」
シニカルな可笑しみがある。
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4月27日
最凶の映画をみてしまった。。ぐるぐる映像で吐きそう。。
「アレックス」
けっこう、語りたい映画なのだが、語りだすとネタばれになってしまう。
だが、これってネタばれを読んでから見ないと細かい点に気がつかないんじゃないかなぁ。
細かい点が面白いのに、一回目は最悪の気持ち悪さで、見落としてしまうんじゃないかな。

「メメント」と同様、逆向きのシークエンスであるが、この逆向きにした意味を
わけわからんとかただのパクリだとか書いている人が多い。
う〜ん、わたしには逆向きはとても意味があったと見えるけどなぁ。

正直言って、逆向きだからこそ見れた。
最悪の結果から時間軸を戻って、おだやかな日常で終るから、この最凶が耐えられた。
反吐がでるほどの出だしなのに、最後はヘンデルの「サラバンド」の荘厳な調べに
呆然とする。

2度と見たくない映画なんだが、けっこうクルものがある。
ただし、吐きそうになることだけは確かなので、注意してください。

他に「大きな翼を持った老人」も見たのだが、感想を書くには力尽きた・・
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4月28日
シネマ更新。「ウェルカム!ヘヴン」「大きな翼を持った老人」

ロマンスミニレビューも少し更新。
キャロル・バック更新とローリン・チャンドラーを追加。

読み終えたデロレス・フォッセン「Veiled Intentions」やキャサリン・アンダーソン
「Phantom Waltz」、キャスリーン・クレイトン「The Top Gun's Return」のあらすじを
書こう、書こうと思いながら、全然出来ていない(>_<)。

確かめずに返却してしまった「ドット・ジ・アイ」
キスは愛を完成させるiの点みたいなもの、ってどこに「i」があったんだろう。
Loveには無いよ、というガエルに、英語って不便ね、と答えるナタリア、
そうか、スペイン語の愛という単語には「i」があるのか、と、何気なく思って
通り過ぎたが、あとから考えると、アムールだったら「i」は無いし。
世界各国のアイラブユーはこちらのページに紹介されているけれど
スペイン語の「テ・アモ」にはアイがないから、「テ・キエロ」って言ったのかなぁ?

それとも別の国の言葉?彼女のおばあちゃんの言葉だと思ったからスペインだと
思ったけれど、違うのかな? 
う〜ん、あそこのセリフ、何て言ったんだ?気になる。
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4月30日
シネマ更新「ドッグ・ソルジャー」「ゴーリキー・パーク」

をぉっと、ドッグ・ソルジャーは吹き替え版でみて大正解!
人狼ホラーでスプラッターのわりに、イギリスらしいユーモアセンスが冴えていて、
それが実に面白い。めいっぱい楽しめて、けっこう泣けてしまった。
低予算映画らしいが、全然OKよ。
しぶいユーモアとスコットランドとサッカーが好きならば、これはもうオススメですね〜。
(って、これはホラー映画なんだが 笑)

「ゴーリキー・パーク」のウィリアム ハートは、いやはや綺麗で驚き。
髪がもう少しでヤバイことになる、今彼を見ておかないといかん!という感じだ(爆)。

つらつらと読んだHQは
サンドラ・マートン R「ふたりのジョアンナ」
 丁寧な描き方、もどかしさと切なさが上手いわ〜。んだけど、Rってどうも苦手で。
 お約束の蛇キャラがいて、無理やり不幸にさせられて、しんどいんだよねぇ・・
ジャン・フリード S「ターゲットはボス」
 う〜ん、、ヒーローの不用意な言葉に傷つき、ヒロインが会社をやめると言う出だしは
 OKだったのだが、他所の会社に行くとか、独立するって言うのならよかったのに、
 いい男を見つけて結婚しますって言うのがねぇ・・なんだかノレなかったわ。
マーサ・シールズ L「記憶のない夫」
 う〜ん、これも上手いんだけど、なんていうか、ヒロインに感情移入ができなくて。
 ニカラグアで大怪我、記憶喪失になった夫に対して、ちょっと冷たくない?
 ま、ヒロインも辛い目にあったとはいうけれど。。
カーラ・キャシディ L「妖精たちの館」 ハナマル
 好きだなぁ。ヒロインやヒーローの気持ちや行動が理解できるし納得がいく。
 サブキャラも良いし、優しいし、、癒されるわ。
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5月 1日
自分用にメモしていた「Al filo de la ley」公式ページのあらすじの機械翻訳を
書きっぱなしの部屋に移す。

続々と届いたDVDやビデオをみる間がないうちに、連休の半分が終りそうだ。
5月 2日
これって、けっこうわたしには身近な問題で、恐い。
Googleのスペルミス悪用サイトに注意。
WEBのURLをいれるとき、キーボードのタイプミスってよくやるし、
たいていは、該当するサーバーが見つかりません、ということで、
「あっ、打ち間違えちゃった」で終わる。だが、
タイプミスにつけこんで、一文字違いのようなサイトを運用する輩がいて、
うっかりそこに行ってしまうと、やばいプログラムを仕込まれるというわけだ。

狙い目がいいなぁ〜と感心してしまわないでもないが、大変に困ったことだ。
くれぐれもミスタイプをしないように気をつけないと・・

レイチェル・リーの SIM「LOST WARRIORS」をざっと読み終える。
20才の年の差のカップル。
ヒロインはとてもナイスなんだけれど、ヒーローの心の傷が深くてねぇ。
「俺は君にはふさわしくない」という思いが強すぎる。
最初のうちは理解できるよ〜と思っていたが、「接近しては拒絶する」を
何度も繰り返すので、少しイライラしてしまった。

ヒーローはベトナム戦争後のPTSDに何年も苦しんでいる。
彼は敬虔なクエーカー教徒で、良心的兵役拒否で直接戦闘には関わらなかったが、
医療救護業務に志願したのだった。
救護ヘリコプターからみた数々の死体や殺戮光景。
自身が操縦する救護へリコプターが赤十字マークを隠れ蓑に弾薬を運搬したと
いう罪の意識・・
除隊後、数年してから突如フラッシュバックに襲われる。

フラッシュバックにおびえ、酒におぼれ、結婚生活も壊れ、、、
社会に適合できない帰還兵らが篭っている山奥に、彼もまた行ってしまう。
だが、8年前のある夜、泥酔して暴れ、留置所に入れられた彼は、
保安官の娘(16才)の瞳に浮かぶ哀しみの色に頭を殴られたような衝撃を受け、、
生活を立て直すことを決意する。

そして現在、彼はコロラドの災害医療救助のヘリコプターのパイロットをしている。
そこへ看護婦としてヒロイン(もちろん保安官の娘だぁ)が赴任してくる。

ここから、山奥で暮らすPTSDの元兵士たちをめぐって、とても深刻で
辛いストーリーとなる。。
25年たってもダメなんだと苦しむ彼等だが、相次ぐ窃盗事件や
病院行きを拒否した男の手榴弾騒動が起こり、風当たりが強くなってくる。。
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5月 3日
連休もあまり変わり映えがない。
おさんどんと、あとは本を読むばかり。

ジャン・バーク「危険な匂い」(扶桑社ミステリー)
 ロマンス部分はむっちゃ好みなんだが、事件がなんていうか、ちょっと肩透かしで
 前回の時と同様、犯人が最後にマヌケでがっかりする。
 前回と同様この人の話は「死」がなんとなく軽い。殺人事件なんて日常茶飯事といった
 雰囲気がどこかにあり、よき人々が突然の暴力で次々と命を奪われてしまうのだが
 悼んでいる暇がない。まさに日々の新聞の紙面なのだ。
 そんでもって犯人が自己中でマヌケだから、よけいに腹がたつわけだ。
 いや別に、練りに練った犯罪のほうが同じ殺人でも許せるというわけではないのだが。。
 
 ロマンス小説だと考えると、そりゃぁもう、こんなぐっとくるヒーローいないよぉ〜、と
 ほれぼれするほどいい男なんだけどなぁ。
 
カーラ・キャシディ L「彼は新しい風」平均的ってとこかな。

デロレス・フォッセンの HI「Veiled Intentions」のあらすじを付け加えた。
この本の表紙のヒーロー、ヒロイン像は、すごく好みだ(*^_^*)。
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5月 4日
「トスカーナの休日」を見る。
映画は、まさにいつも読んでいるHQの世界そのもので、ツボ・ツボ・ツボ。
癒されたい中年女性用のファンタジーですねぇ。

内容は置いておいて、
画面に満ち溢れている陽の光がとても優しい。
ひまわりから始まり、ふんだんに挿入される四季折々の風景はまるで絵画のよう。
また、ヒロインが運命的な出会いをする築300年の館の名前「ブラマソーレ」は
「太陽にこがれる」という意味の造語らしいし、
再生と再出発を象徴するかのように新しい命の誕生シーンもある。
イタリア語で出産を意味する「dare alla luce」、この言葉は直訳すればgive the light「光を与える」という意味だそうだ。

うんうん、見ていて、恵みのような光を与えられた気分になったわ。
そして、ほんま、ダイアン・レインが素敵だった。

一方、庶民のわたしは飽きもせずロマンス本を読む読む(爆)
ハーレクインヒストリカル#342 Taylor Ryan「Beauty and the Beast」 読了。
ビューティ アンド ザ ビースト なんちゅう題名どおり、まんまの内容なんだが
こういうのに弱いもんで。。
リージェンシーで、舞台はアイルランドのInnisfree。
18才のヒロインは9人兄弟(長兄と7人の姉)の末っ子。
代々海運業を営む家の出だ。
風変わりでロンドン社交界に合わないと、ていよく病気の母親の世話を命じられ、
アイルランドの屋敷へ。
ヒーローは若き侯爵。一年前に火災で両親と妹を失い、自分も怪我を負い、
ロンドンから移り住んでいた。
家族を救えなかった罪悪感や喪失感で、すっかり生きることに嫌気がさし、
車椅子生活のままでいる。
不機嫌で無礼な態度のヒーローが、素直で快活なヒロインのペースに巻き込まれ
次第に元気になってゆく。
愛する人たちの「死」を受け入れ、幸せに生きる事を自分に赦す気持ちになって
きたと思ったら、、お約束(笑)?!ロンドンからいいなずけみたいな女が
やってくる。これがまぁ、意地悪いことと言ったらないが、、

クリスマスのプロポーズで締めくくるハッピィエンドで、ほっこり。
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5月 5日
シネマ更新。「真珠の耳飾りの少女」「トスカーナの休日」

4月30日に放送したはずの「ラブウォークイン」の録画予約が間違っていて、
2006年の日付になっていた。とほほ。
スカパー!のAXNを契約したのは何のため? 
今月に、もう一回だけ放送されるので、これが勝負だわ。

AXNで見た映画「ケミカル51」「撃沈」
と〜ってもB級で、情けなくなるほどええ加減な話だ。
一ヶ月420円だから許せるけれど、映画館で見たとしたら怒り心頭!!だろう。
そういうわけで、見終わると
『よかったなぁ、こんなしょーもないのを映画館で見なくて』と
なぜだか運が良かったような錯覚に陥り、幸せな気分になる(爆)。
いや、ほんま、ご飯どきに突っ込みいれながら見るのにぴったりよ。
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5月 7日
ふつか酔いで頭がガンガン。あぅっ・・
昨日、25年ぶりに大学の同窓生数名が集まった。
4半世紀なんてあっという間に消えてしまい、長らく会っていないにも関わらず
学生時代のように喋りあう。偉くなっている人もいるというのに、
あだ名や「〜君」で呼べてしまうから不思議だ。
しかし、、何も変わっちゃいないように見えて、あの頃を懐かしむ年になっているということかな。

RTのニュースレターで知ったが、マギー・オズボーン(マーガレット・セントジョージ)が
スタンディングオベーションを受け、Career Achievement award(特別功労賞って感じか)を
受賞した。彼女はこれからは公けの席に現れることはないそうだ。つまりリタイアする
らしい。あぁ、なんだか寂しい。

やっと見れた「ラブ・ウォーク・イン」
やだ、泣いちゃったわ。
たいしたことないB級ものだと思っていたら、ちょっとね、心の機微をついてて
ほろ苦くて切なかった。
なぜか評価が分かれるみたいで、IMDbをみると、6や7の人も多い半面1〜3の人も
いる。日本のサイトで「みんなのレビュー」というのがあるが、これがたった2人の
ポイントで3となっている。
このやろっ、わたしが10を入れたら平均が5.4だっ!(^^;;と思って登録しようとしたら、
「ただ今登録を停止しています」ときた。
うーん、自由に登録できないのに評価点を出すべきじゃないよね。

さて、このヒロイン、どこかで見た顔なのに思い出せないっ(>_<)と悩んでいたら
なんと、スバラグリアも出ている「La Puta y la ballena」(娼婦と鯨)のヒロインだった!
あらま、7年前はとっても可愛いわ(爆)。
この映画はもちろん英語だが、あの映画はスペイン語だった。
そして彼女はイタリア生まれだ。すごいわね。
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5月 9日
昨日は万博へ。今季、初生観戦「ガンバーグランパス」。
花粉のせいで3,4月は戸外に出る気が起きなかったが、ようやく活動再開。
ウォーミングアップする名古屋の選手のほとんどが見覚えない。
わかったのは楢崎と角田と古賀と中村と井川君くらいか。
Jリーグからすっかり離れてしまったと実感。

試合は少しだらだらとけだるい感じで(いや、ビールのせいかな? 笑)
Jリーグ通算10000ゴール目というルーキー前田のめでたいゴールも生まれ
ガンバの快勝?

シネマ更新「The Cloud (ザ・クラウド/雨降るブエノスアイレス)」
言わずと知れたアルゼンチン、フェルナンド・E・ソラナス監督作品。
(って誰も知らないって?)
やっと、腰をすえて見ました。。

Donna Boyd 「The Passion」(Avon)を読み始める。
心臓鷲掴み。久々に読みながら興奮して手が震えた。
werewolf3部作(レベッカ・フランダース)を読んだ読者なら、涙がちょちょぎれるほどいいっ。
3部作を読んでいない人でも、「なんなの?これは?一体この作家、だれ?」
と、言いたくなるような物語世界。

pac(狼など社会性動物の群れを指す言葉)のリーダーが語る、裏切りと信頼と
愛と憎しみの物語。ハーレクインでの3部作の基本モチーフはそのまま踏襲されている。
ゲテモノ系の人狼ではなく、狼の持つ特徴、習性、社会性をうまくあてはめて、
高度に文明化されていながら、人間社会とは違う社会を作り上げている。

誇り高く賢く美しいwerewolfのクィーン、エリーズ、いずれかが将来のアルファオスと
目される親人間派と反人間派のカリスマ兄弟、アレクザンダー・デヴォンクロアと
デニス・アントノフ、そしてpac 内の陰謀に巻き込まれる人間の娘、テッサ・ルゲール。

舞台は現代と19世紀のパリ、シベリア、アラスカ・・
テッサはアレクザンダーの大切な友人の遺児で、ふたりはパリで出会う。
彼は彼女をペットとして慈しみ保護し可愛がるが、彼女は彼に愛と忠誠を捧げている。
(だが、私たちがネコをどれほど家族のように愛していてもネコと結婚しないように、
しょせん、アレクザンダーから見たら人間はwerewolfではないのだ)
反人間運動のリーダー、デニスはテッサを恐ろしい企みに巻き込んでゆく。
物語は運命の皮肉っていう、物語好きにはたまらない展開をくりひろげ・・

これ、どこかまじで翻訳出版してくれないかなぁ〜。
ほんまにドラマは面白いし、キャラクターは生きてるし、
ロマンス部分なんて、なまじのロマンス本と比べ物にならないくらいの衝撃。
胸をえぐられるほどの痛みと、愛としか名づけようのない崇高な気持ちに、
しばし呆然。
デニスとテッサがぁぁぁぁ〜っ と言っても誰にも通じないのよね(爆)。

ストーリーの主流とは別に、面白い事があった。
まれにしかありえない事なんだけれど、人狼と人間の間に生まれた娘がいて、
その名前がブリアンナBrianna という。髪は父親譲りで赤い。。
(下に続く
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5月10日
シネマ更新「ライフ・オブ・デビット・ゲイル」
う〜ん、どう扱っていいのか、<困惑>というのが正直な気持ち。
重たい気分にもさせられたし、これでは「死刑反対」の強い根拠にならないのでは?と
納得がいかない気分にもさせられたし・・

映画の筋とは関係なく、ケイト・ウィンスレット。
わたし、「ネバーランド」を見たときに、なに?なんなの?彼女、可愛いじゃない?
独特の味があって、他の人とは逆にどんどん若くなっているようで、、、
そう、「タイタニック」でおばさんに見えた彼女は、どうしたわけか
どんどん若く綺麗になっていく(笑)。

強い意志をもって、すこし頑固でぶっきらぼう、
そのくせ、とても女っぽい顔だちのせいか、ふくよかな胸のせいか、嫌味がない。
鼻持ちならない女になりそうなのに、一歩手前で留まってる感じ?
結構気に入ってる人になっていて、このビデオを先週から借りていた。
そしたら、知らなかったんだけど、彼女が主演している「エターナル・サンシャイン」
って奴が今、上映してるのね? 観に行く時間があるかな〜。

「The Passion」読みつづけて
あ・・泣いてしまった・・
涙がこみあげてきて、やば、なんてわたしは単純に出来ているんだっ、うう、
涙が止まらない。。
後半、アラスカの地への流刑以降ときたら、もうもうもう。
死と背中あわせの恐怖、体中の傷、寒さ、餓え、これでもかというほどの苦痛が
つぎつぎと襲ってくるけど、身体だけじゃない。心だってずたずたなんだ。
人狼社会のなかで最も人間を憎み嫌っている人狼が、この人間を死なせるものか、と
ひとりの女を守り抜くんだが、あぁ、もう、切ない。
これは愛とかいうよりも、もはや崇高な使命というか、互いの命を捧げあうというか、
HQじゃないんで、ラストが辛すぎる・・夜中にアホみたいに泣いてしまった。
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5月11日
戦争の民営化・・なんて言葉を聞くと、あまりのデリカシーの無さに薄ら寒くなる。

NHKスペシャル「紛争ビジネス - 知られざる民間軍事会社」なんてものが、
2002年の12月に放送されていたわけで、いまごろ騒ぐことではないのだが、
おはなしで慣れているのと実際に目にするのとでは大いに違う。

今回「傭兵」という言葉はとても難しいと感じた。
ジュネーブ条約47条で「傭兵」を禁止していると書いてあったブログもあったが、別に禁止されているわけじゃなくて、
「傭兵は、戦闘員である権利又は捕虜となる権利を有しない」だそうだ。

戦闘員である権利って何?

傭兵の定義はとても厳密で、ここ数日のブログには、ジュネーブ条約47条の
傭兵の定義を載せているところも多くみられる。
フランス外人部隊はフランスの正規軍で、「傭兵」ではないなど、
わたしの頭の中にある「傭兵」と厳密な意味での傭兵は違っていた。

民間警備ビジネスは、必須で重要な仕事であるか、傭兵の隠れ蓑であるか、
一概に決め付けられないが、現代における「紛争・戦争」とは何か?
本音を突きつけた気がする。

民間軍事サービス企業と平和維持活動
PMCの現状紹介。PMCへの懸念はうなづかざるえない。

神楽坂通信社
この方のブログは11日〜12日と読みどころが一杯で、冷静な視点だと思う。

そして下のニュースは、2004年、去年の3月の事なのだが、
アメリカの警備業者はイラクでの警護のため、チリで新兵を集めているというニュースだ。
(3月14日の下のほう。紹介記事3のところ)
チリのピノチェ軍事独裁の亡霊が、こんなところで姿をみせる・・

シネマ更新。「パンチドランク・ラブ」
あたしだってあんな姉達がいたら、ぶち切れるよ〜!!
怪物のような女たち。この監督はよっぽど女が嫌いなんじゃないだろうか。
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5月12日
録画しておいた「アーセナル vs リバプール」と
「マンチェスターU vs チェルシー」を見る。

セスク(ファブリガス)、ほんまに18なのか?!あまりに落ち着いててこわいわ。
ちょっと前にルーニーで驚いていたが、今や若い選手がトップチームのそこここにいる。
あの、ふけた顔のロッベンも実は21だというし(ほんまか?!笑)
背番号42のグラントなんて17だよ〜。
いやになっちゃうね。
チェルシーは怪我人続出でテリーはいない、ロッベン、ダフ、ブリッジ、フェレイラもいない。
それでもこの強さ。マンUがちょっと情けなかったなぁ。。
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5月13日
船便経由で、HQ古本原書が届いた。
3月29日のところで書いた、あれこれポチしたうちの10冊だ。

RT(ロマンティック・タイムズ)のレビュア・チョイスからは
 アメリカン『PLAIN JANE'S PLAN』 Kara Lennox
 SIM『BAD FOR EACH OTHER』 Kate Hathaway
 SIM『QUINN EISLEY'S WAR』 Patricia Gardner Evans (パトリシア・G・エバンズ)
 シャドウズ『Imminent Thunder』 Rachel Lee (レイチェル・リー)
 SIM『EXILE'S END』 Rachel Lee

表紙絵で欲しかったのがこれ。
 SIM『MISS EMMALINE AND THE ARCHANGEL』  表紙絵
実は、この表紙絵の作家さんをわたしは勝手に「壁塗り名人」と呼んでいて、
独特の壁?がかならず背景にあり、やるせない風情と、手の表情がイイ!ので、
みつけるたびにマイピクチャアに保存しているのだ。
ほんとに同一の画家かどうかわからないけれど、24個の表紙絵が「カベ」という
フォルダーに入っている(笑)。
2004年の3月29日に載せているアリシア・スコットの「Walking after midnight」の
表紙絵もこの作家さんだと思っているのだが、壁塗りと呼びたくなる気持ち、
わかってもらえるだろうか(ははは)

傷ヒーローはこちら
 SIM『ONCE UPON A WEDDING』 Paula Detmer Riggs (ポーラ・デトマー・リグズ)

あとはジャスティン・デイビスのSIM『Stevie's Chase』
 「THE MORNING SIDE OF DAWN」のヒロインの兄の物語だ。
ウェンディ・ロズノーのSIM『THE LONG HOT SUMMER』バッドボーイ・リターンズもの。
Karen WhiddonのSIM『One Eye Open』人狼もの。

がんばって読まねば!

ロマンスミニレビュー、更新しました。
あと、ケイ・フーパー、サンドラ・キット、ベサニー・キャンベルを
作家買いのほうに独立させました。
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5月15日
土日と、泊りがけの同窓会。
同窓会づいているが、なにかキリの良いお年頃なんだな。

かなりのショックだったのは、名古屋でお医者さんとなっているクラスメートが
仕事のつながりでベンゲル氏と親しくなり、グランパスの選手と親しくなり、
はてはロンドンに留学中は、あちらで川口、戸田、稲本選手らと親しくしたと
いう事実を知ったことだ。
戸田くん? 一瞬、戸田君ってうちのクラスにいたっけ?と考えてから
あぁ、トットナムへ行った戸田か、と気付き、
え?イナちゃん? イナちゃんって・・、そーなの?イナちゃんって呼ぶ仲なの?

この間もねぇ、平野くんが待っててくれたんだけど、会えなくてねぇ〜。。
つまり、これって、
4月28日第8節、グランパスー東京Vの試合で、元グランパス、現ヴェルディの
平野が会おうと言ってくれたというわけなの?

ぎゃ〜っっ!そーだったの?そーいう交友関係があったのね!

あれっ、○○さん、サッカーに興味があったの? と驚く**くん。
そうだよねぇ〜、わたしは数学クラブとか図書部、美術部って人間だったもんねぇ〜。
**くんに年賀状を出しておくんだった。。と悔やんでも、もうウン十年も遅いっ(笑

更新。RTレビュアチョイス。
ロマンティック・タイムズ レビュアーチョイス2004年度受賞作品を加え、
他に翻訳されたものや、ベサニー・キャンベルの「バラの葬送」が過去にHIで
受賞していたことを見つけて加えました。
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5月16日
自分の好きな役者や監督が知らないうちにクロスしてるのって嬉しいよね。
デューン 砂の惑星の続編、レトIIを演じたジェームス・マカヴォイ
(これも日本語の問題点で、ジェームズ・マカボイとかジェームズ・マカヴォイとか
色々あるが)彼の知的で内省的な雰囲気がツボで、立ち姿がとても美しく、足さばきが
ぞくっとするほどで、しかもスコッツなので(笑)、その後の活躍を楽しみにしていた
俳優さんなんだけれど、
主演作で評価が高かった「 Inside I'm Dancing 」が日本で公開されていない。
一応、ロンドン映画批評家協会のイギリス主演男優賞にノミネートされたんだけど。

で、今はナルニアのタムナスさんをやってるんだけれど、ま、足がヤギだしねぇ・・

というわけで、くそぉ〜と思っていたら、今度、「運命を分けたザイル」の監督で
「 The Last King of Scotland 」の主役をやるらしい。
この話、あらま、スコットランドの最後の王様? と、無知なわたしは知らなかったが、
大変評価の高い、アフリカはウガンダのアミン大統領の主治医となった若きイギリス人医師を
主人公にした小説だった。詳しい粗筋はアマゾンサイトでも見てちょーだい。
Inside I'm Dancing といい、骨のある作品を選んでいるのが、ちょっと嬉しい。

シネマ更新。「苺とチョコレート」

ウェストブロムがドベ4になり、残留を決めたんですね。驚き。
エヴァートンを破ったし、マンUに引き分けたし、最終戦で勝利したし、
クリスマスにドベだったチームが残留したことは無い、というジンクスを
初めて破ったロブソン監督は、前監督の解雇を受け、最悪の状態でチームを
引き継いでからよくぞここまで、立て直したもんです。

昨年の12月の時点で、サッカー解説者の粕谷氏がWEBサイトに
『目標もファイティング・スピリットもないチーム、ロブソン監督の指導力も疑問。
ウェストブロムはプレミアシップで戦う資格などない』と書いたんですから、
人間、下手なことは言えませんねぇ〜。

イナは最終節のボルトン戦も結局ベンチのままだったし、どうなるかな。。
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5月18日
久しぶりに「マクベス巡査」を見続けて、ハイランドにひたっていた。
まとめてビデオを買ったが、まだ半分も見ていないのだった。
おや、物語はなんだか変わってきて、話は思わぬ方向へ行くじゃないか。
Vol7、8、をいをい、ハーミッシュ、許せんね〜・・

リズ・フィールディング I-1736「眠れる花園」 あぁ、満足。

原作は、1702「魔女とプレイボーイ」1718「聖夜まで待って」よりも前に
出版されたのだが、なぜか翻訳は後だった。なぜ「魔女とプレイボーイ」を先に
訳したんだろう??「聖夜まで・・」はクリスマス時期に合わせる理由があるが、
「魔女と、、」が「眠れる、、」を押しのけて先に訳された理由が全然わからないなぁ。
フィールディング、このごろは風格すら出てきた気がするね〜。
相変わらず、ヒロインの成長ものがホンマに上手いわ。
彼女の本の表紙絵はいつもイイ感じなのに、日本では無くなってしまうから残念。
別の出版社から出している本も翻訳されないかなぁ。
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5月20日
シネマ更新。「クロコダイルの涙」

ジュード・ロウの映画を観たのは初めて。正確には「ガタカ」を見た事があるが、
イーサン・ホークに夢中だったのでジュードの記憶が全然無い。
ジュードのようなタイプの美形は、わたしの守備範囲外なのだ(笑)。

美しい、高慢、傲慢、思いやり、繊細、脆さ、、
誰をも魅了するような笑みをみると、とてもなつこくて人間的に感じるけれど、
感情を消した顔をみると、おめぇレプリカントやんけ、と思うし、
いかにも完ぺき主義者で、「たるんだ」という言葉からこれほど遠いヒトって
いないというか、うっかり気を許すと手痛い一撃を食らいそうでサ。
ホモサピエンスの内側に爬虫類を隠しているのがピッタリなお方なんですよね。
アクターズスタジオで明るい彼を見てからは、勝手に敬遠していたのを改めて
ぼちぼち観てみようという気になったけれどね。

昨晩はBSで放送していた「ウエディングシンガー」を見てしまった。
いかんなぁ。知っている映画だし、未読の本が一杯あるというのに。
数日前に「パンチドランク・ラブ」を見て、ウエディングシンガーの頃の
アダム・サンドラーを懐かしんだ矢先だったので、つい、見てしまったのだ。
芸風は少しも変わっていないのねぇ。

そういうわけで、全然未読の山が減っていない。。というか、増えている(爆)。
届いたのはLynna Banning のHQヒストリカルアメリカ西部もの「High Country Hero」。
女医ヒロインと賞金稼ぎヒーロー。
一ヶ月くらい休みが欲しいわねぇ・・・
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5月21日
映画を見るために家を出たが、バスがなかなか来なかった。
ようやく乗ったバスは道路の渋滞で、映画がはじまる時刻になっても3つ手前の
停留所にいる有様。
結局、映画は諦めてぶらぶらして、買う予定のなかったシャツを衝動買いしてしまった。
最近、よくみかけるようになった、羽裏を使ったアロハシャツだ。
羽織の裏地は驚くほど風変わりな図柄が多くて、たとえばここに紹介されているような
ものを見ると、伊勢えびを捕まえている兄さんやアメコミ風美女にビックリだが(笑)、
わたしが買ったのはもうちょっと大正ロマン風だ(と思う)。
傘さした南蛮ウサギにラッパを吹くくるみ割り人形、双翼プロペラ機と船と
アヒルとなぜか舌きり雀・・
(文字で書くと、かなり変な図柄だ)
一目ぼれして買ってしまったが、映画の何倍も高くついたことは間違いない。

読んだHQは、
ホリー・ジェイコブズ L「恋するレポーター」
 軽妙で上手いんだけど、ややロマンティックが薄い。ま、コメディだからねぇ。
 元がハーレクインデュエットなので、胸きゅん系のシルエットロマンスとは
 ちょっと傾向が違うんだよねぇ。

ベサニー・キャンベル U「バラの葬送」
 ひぇ〜っ! とんでもないほどの悪意。うす気味の悪さ。読んでいて鳥肌が。。
 重なり合う嘘に圧倒されてしまった。誰が誰に嘘をついているのか、最後まで
 翻弄されるし、、有り得ない気もするけれど、押し切られる勢いがある。
 うすら寒くなる冷酷さ、利己的な人々、絶望的な雰囲気をつくるのが本当に上手いわ。


グレンダ・サンダース T「Haunting Secrets」
 グレンダの Secrets 3部作は、1冊だけ訳されて、残り2冊は未訳なんだけれど、
 この2冊のほうがロマンティックで胸きゅんなんだよねぇ。
 彼女はベッドシーンはあっさりと済まし、その分、ふたりの物語、会話に比重を
 かけるストーリーテラーで、そこがわたしはすごく好きなのだ。
 幽霊のでる屋敷というのはどれも共通で、過去の事件の謎というのが必ず絡む。
 でも「Lovers' Secrets」とこの話は、どちらも雰囲気が明るくて、切なくて、
 ヒロインとヒーローが散歩したり、ダンスをしたり、互いの心のうちを語るのが
 ほんま、いいんだよねぇ。
 いたずらっ子めいた笑みを「にっ」と浮かべるヒーローがハナマル。
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5月22日
シネマ更新。「バッド・エデュケーション」

う〜ん、前売り買ってあったから意地でもっ!って感じで行ったけれど、
微妙〜・・・
わたしは、どーも、アルモドバル監督作品と合わないみたいだ。
だが、映画館の向かい側にブック・オフが出来ていたことを発見し、
帰りに寄って本をいくつか買えたのが良かったかなぁ。

そうそう、見たいと切望していた「ウイスキー」と「ビフォア・サンセット」が
ここで上映されるのを知ったのも良かったな。うひ、前売りを買ってしまった。
ビフォア・・・これって、テーマがツボだよねぇ。
「恋人までの距離(ディスタンス)」を見たとき、ずきん、ヤラレタ・・と
思ったけれど、
「Before Sunrize」の9年後に、こうして「Before Sunset」が作られるのは、
さらに切ない。すごく見たいのに、見るのが恐いような気分になっている、はは。

で、お察しのとおり、映画館に出かけたので、「日本ーペルー」を見なかった。
ビデオ録画もしなかったという薄情ぶり。後半から出場したイナの調子が良かったそうで、
ちょっと嬉しいが、代表戦に対するモチベーションがものすごく落ちている・・・

HQはグレンダ・サンダースとリズ・フィールディングをちょこっと更新。
うっかりチェックせずI「キスは突然に」を買ってしまい、読みはじめて気がつく。
げげ、苦手な思い込み系ではないかっ、と出版年を見ると、昔の作品だった。
リズは発刊順がバラバラだから、注意していたはずなのに、いやはや。
これほど初期の作品と今の作品とが、好みの両極端になる作家さんもめずらしい。
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5月24日
スーパーのレジのあと、かごから荷物を移す台によく載っている薄くて頼りなさげな袋、
時々、ぐるぐると巻き取るように持っていくヒトがいる、あの袋、
あれって、100枚でも百円前後という値段なのに、なぜに大量に持っていくんでしょうね。
どういう使い道があるんだろう?とつねづね疑問に思っていたんですが、
最近、あれをよく使うようになりました。

以前からフライの衣をつけるとき、あの袋の中に小麦粉を入れて、中で
がさがさと肉や切り身に粉をつけていたのですが、近頃は菜っ葉をゆでるのも
あれです。

洗った小松菜などをそのままあの袋にいれて、電子レンジにほおりこむ。
500Wで1分30秒、チン。くたっとした菜っ葉がはいった袋をつまんで、
そのまま中に水を入れる。
水を取り替えるのも楽だし、絞るのも楽だし、鍋やざるを汚さずに済むし、
袋も何回も使える。。あれれ? 

ってことで、袋は1枚あれば、何日ももつ(笑)。
やっぱり、あの袋、なんで沢山要るんでしょう?

わたしはこの頃ますますずぼらになって、料理を作るのが面倒でたまらない。
それでも、見た目は料理らしいものを作らねばならないわけで、
なんでもかんでも電子レンジのお世話に。
じゃがいもも、水洗いしたあと、半分に切って電子レンジでそのままチン。
(あの袋ダ 笑)
4分ほどで8分(はちぶ)まで柔らかくなり、また水をざっといれて
少し冷ましてから皮をむく。手でもむけるし、早くむける。
煮物の最後の方で鍋に入れるから煮くずれしないですむ。
実はにんじんも大根もレンジで柔らかくしてから煮ているので、
雑で短時間な料理のわりに、煮物が多い我が家だ。

HQ古本読みは、バーバラ・マクマーン I「裸足の女神」
 いやぁ〜ん、ハナマル! 久々に身もだえしながらキュンとなった。
 ヒロインもヒーローも無理矢理感が無くて、切なさとユーモアでウヒヒ。
 FictionDBでも5つ星になってるし、RTレビュアチョイスも受けてるし、
 万国共通なのね、こういう胸きゅんて。
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5月25日
今週は、アクターズ・スタジオが深夜に続いてやっている。
いずれも数年前に収録されたもので、これって再放送?
でも、一度も見ていない人ばかりなので嬉しいわ。
ジェームズ・カーンやウィル・スミスときて、今夜はイーサン・ホークだ。
うむ、実に不思議である。

いつもながら、たまたま先週ジュード・ロウの映画をレンタルして、
それからイーサンのことを考えて、そしてガエルを観に行った映画館でイーサンの
新作の前売り券を買って、、で、アクターズ・スタジオ?

HQヒストリカル西部もの  Lynna Banning「High Country Hero」がとても楽しい。
単純明快なストーリーで、たいして深みは無いかもしれないが
BJヒーローとぴのこ型、そのもの。
女が医者だって?!という土地で医院を開いてから一週間、誰もやってこないところに
現れたのが、賞金稼ぎヒーロー。
銃で撃たれた女性を救いに険しい山奥へ、片道3日間の行程だ。
生まれてすぐに母を亡くし、無法者たちに育てられたヒーローだが、そこはお約束、
物事に縛られない大胆不敵な態度と同時に細やかな洞察力、鋭い知性でヒロインを
驚かせ、ぶっきらぼうだけれど優しくて、、ヒロインの心を一気にいただきっ!
周囲の無理解に腹をたててきたヒロインだけれど、頑固じゃなくて素直で率直で、
あっというまにヒーローの心もぐらぐらり。
ヒーローの命を狙うお尋ね者を仕留めたと思いきや、逃げられてしまい、
おいらは賞金稼ぎサ、町にゃ住めねえぜっ、とばかりに、ふたたび荒野へ行く彼を
見送る彼女。。あうっ。
荒野で彼と共に過ごした一週間、ヒロインはもう昔のヒロインじゃない。
生きる喜びと苦しみを知り、愛する痛みを知り、、
しだいに町の人たちも彼女を頼って医院をたずねてくる。。でも、彼は?
俺は頭に穴はあかなかったが、心にでかい穴があいちまった・・
うひひ、ラストがねぇ、またお約束なんだけど、いいんです。
こっぱずかしくなるほど幸せなラストで。
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5月26日
CL、リバプールの逆転優勝。
朝、録画したテープを巻き戻すと、え?ええ??ええええ???? って
感じで、特にどちらのファンでもないのに、妙に興奮した気分になった。

夜は「ザ・インタープリター」を観に行く。(ザじゃなくて、ジだよね?)
映画はまぁまぁだったが、またもやカサカサ音にイライラしてしまい、
心の健康にはまことによろしくない。
最終回の館内はガラガラで、夫婦50割引じゃないか?と思うカップル2組と、
若いカップルと、独り者が2人くらいなのだが、この50割引がうんざりするほど
カサカサと、お弁当だかパンだかを取り出す。2組とも、だ。
早くから来ていたのに、なぜ、始まってから食べだすのかなぁ?
食糧難の時代でもないし、映画館での2時間くらい我慢したっていいのになぁ。
携帯を切るより、カサカサ撲滅のCMでもやって欲しいなぁ。

あぁ、カサカサに文句を言う方が間違っているんだろうか?
夫婦割引で一人千円だから、ま、茶の間のテレビが大きくなった程度なんだろうか?

不都合なことに昔は席が自由だったが、今は全席指定なのだ。
カサカサやりそうな人たちを見計らって避けることもできない。
割引の対象にならない客にとって、今のままなら映画館に1800円の価値は
無いなぁ。とほほ。

帰宅しても気分が治まらず、ヘッドホーンで一人静かにDVDを見る。
『 VERONICO CRUZ (La Deuda Interna)』
しばらくすると映画に没頭し、最後はほろほろと泣いてしまった。
これはわたしのツボにきた・・
映画ともドキュメンタリーとも受け取れる、てらいのないカメラなのだが、
切ないほど瑞々しい映像で、物語は喜びと絶望と、悲しみと突き刺すような痛み、、
アルゼンチンの軍事政権の時代を僻地の教師を通してこんな形で切り取ってみせるとは。
似ているものを思い出すと「初恋のきた道」の世界が近いが、だが、こちらは
もっと過酷でもっとやるせない『人間の愚かさ』に満ちている。
日本で公開されなかったのが、とても残念だ。
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5月28日
朝から芝刈りをして、肩と腕が痛い・・・
芝生を刈ると、わらわらと蜘蛛が逃げてゆく。。蜘蛛の子を散らす、という言葉が
本当にぴったりする。そして、その蜘蛛の子を食べるのか? 芝刈りを終えると
雀がやたらにやってくる。ほんまに食べてるんだろか??

シネマ更新「ザ・インタープリター」「VERÓNICO CRUZ」


読んだHQはアメリカン Kara Lennox「PLAIN JANE'S PLAN」

幼なじみで大親友というヒーロー、ヒロイン。実はヒロイン(35才)は13の時から
ずっとヒーロー一筋、町の人は全員それを知っている、知らないのはヒーローだけ、
で、ヒーローがつきあう女性ときたらバストサイズとIQが同じくらいってのばかりで、
というお約束な設定。
ヒーローは気の置けない集まりにはいつもヒロインを誘っていたんだけれど、
それは面倒な事にはならないし、親友だから、ってだけで、、、
とうとう、ヒロインはこんな状態から脱しようと、他の男性と約束する。
相手が誰だか気になってたまらないヒーローは、同じパーティに誰でもいいから
一緒に行く女性を見つけようとして、手当たり次第に連絡する。
なぜか皆都合が悪くて、高校以来声をかけたこともなかった女性に連絡すると、、
彼女が言う。
「I am out of the closet !」

out of the closet って同性愛をカミングアウトする事なのね。
元々 coming out of the closet を短縮して、カミングアウトって言ったんだと
今日初めて知ったわ。

ヒロインが一緒に出かけた相手は、ヒロインがヒーローの事を好きなのに、
ヒーローがあまりに鈍感でひどい奴だと思って、わざと、ヒーローを怒らせるために
ヒロインに強引に迫る。そう、つまり、いい人なんだ。って、彼はヒーローの兄さんなんだけどね。
で、思惑通り、ヒーローは怒って殴りかかる。。兄ちゃん、お気の毒!(笑)

と、ここでハッピィエンドになったら簡単だけれど、そうじゃない。
ふたりはこうしていったんは結ばれるが、まだ本当の奥底を見せてはいない。
例えば、ヒロインは、ヒーローが「べたべたする女、所有欲をみせる女」が嫌いなのを
知っているから、長く続く関係を迫ろうとしない。
でも彼女は乳がんの疑いがあって、検査を受けに行かなきゃならないんだけれど
その不安をヒーローに打ち明けられない。すがりつく弱い自分を見せられない。

ガンの疑いがあることを知ったヒーローは動転する。実は彼は母を乳がんで亡くしていて、
誰かを深く愛すると、失った時の痛みも大きい、、ということを恐れているんだよね。いったん、逃げ出しちゃうんだ、このヒーロー。かばかば。
ヒロインはもちろん、傷つく。
ヒーローは自分の恐れや弱さを認めた上で、彼女はとても大切な人なんだと気付き、
ヒロインに思いを打ち明けるんだけど、ヒロインは
責任感とか罪悪感でそんな事を言ってくれなくてもいい、と思っちゃう。
彼に重荷を背負わせることになるかもしれない、そこまで信頼するのがとても恐い。

手術をはさんで、いろいろ、手術のあともいろいろ、と、なかなかすんなりといかない。
お約束の設定で、お約束の流れかと思ったら、意外と大変なの(笑)。
でも、ユーモアたっぷりで、とても優しいラストでした。

で、さっきの、殴られ損のお兄ちゃん、バツイチで8才と6才の子持ち。
このスピンオフも買わねば。(笑)
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5月29日
読み出したらやめられなくて、またもや・・
ポーラ・デトマー・リグズ SIM-524「Once Upon A Wedding」(1993)
ヒーロー(46)は元レーサー、14年前にレース中の事故で右腕を肩から失う。
身体障害と離婚に打ちのめされたが、彼はけっして負け犬になる事を潔しとしなかった。
ロースクールに学び、弁護士として再スタートする。めったに感情をオモテに表さず、
タフで敵にまわしたらやっかいな男と評判だが、リハビリセンターでボランティアを
続けている一面もある。
ヒロイン(40)は児童心理臨床学者で虐待や大怪我を負った子供たちのセラピストを
している。
ドメスティックバイオレンスや虐待の問題と、傷ヒーローの目覚めが2本柱なんだけど、
むっちゃわたしの好みだ。ヒーローの複雑なキャラクターがじっくりと書かれていて、
家族や周囲の人々の描写も良いし、知性的で落ち着いたヒロインが実にいい。

かなり辛い事件が背景にあって、とにかく、父親不明で母親が死亡した新生児がいる。
刑務所での出産、その前後の索漠とした風景・・
ヒーローが深く関わった事件で、彼は守りきれなかった依頼人のためにも、この娘を
養女として引き取りたい。で、お約束だが、ヒロインに便宜結婚を申し込む。
と、書くと、なんだ、いつものパターンじゃないかって思えるかもしれないけれど、
この話は、ヒロインが結婚を承諾するまでの数週間がとても信じられる。
(全部で17章だけれど、13章でやっと結婚式だからね)

新生児が生活に入り込んでも、二人ともそれぞれ仕事がある。関わっている依頼人や
患者がいる。この、トラウマの治療や裁判などサブプロットの部分もすごく良いんだ。
で、赤ちゃんの世話なんてした事ない二人なので、新生児の世話に、最初はどたばた
するけれど、ベビーシッタやら友人やら、とにかくなんとかやりくりして、
コメディ調のてんやわんやは無いから嬉しい。

それでも、左腕しか無いヒーローが、紙おむつの交換に四苦八苦したり、
哺乳瓶のミルクを電子レンジで温めて、温度は手首にちょっとたらせばいいのよ、
と言うヒロインのシーンなど、随所にハッとさせられる。

悪いがたらす手首がないんだ、と、自虐的に訊くヒーローに、あっ、ごめんなさいっ、
なんてうろたえるヒロインじゃない。
口の中でもどこでも、必要な方法を自分で考えて。 と、言うヒロインなのだ。
勿論結婚式でオハナシが終るわけじゃない。ここからあともう一山越えなければならない。
そのときのヒロインがこれまた、すごくいい。
例えると、落ち着いて信頼される人柄は「流れ星に祈って」のサラなんだけど、
最後にガツンと言うところなんて、ぴのこヒロインで、胸がすくのよねぇ。
これが名セリフなんだよねぇ。

ヒーローはくすぶった目でヒロインをみつめて、欲望を抑えているタイプなんだが
これがウヒヒ、むちゃセクシャルで、よろしおま(^m^)。

困ったことに、弁護士ヒーローとセラピストヒロインが知り合ったきっかけとなったのが
ヒーローの親友が主人公の事件で、そのスピンオフと、妻を亡くしたヒーローの兄が
いるんだけど、そのスピンオフが存在している。
をいをい、きりがない・・
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5月30日
先日、BSでアニメ主題歌特集をやっていたが、昔のアニメソングはもはや
ふるさととか国民歌と同じレベルじゃないだろうか。
口ずさむと数人がすぐに合唱できるって感じだ。
売り出し中の歌手のプロモーションソングになってしまうまでが華だった。

代表戦で「君が代」を試合前に聞かされるより、「あしたのジョー」か「デビルマン」でも
聞かせてもらったほうが、気持ちが昂ぶり、イケるんじゃないか?
尾藤イサオさんにでも帯同してもらって、せめてロッカールームで歌ってもらえたら。。
叩け〜、叩け〜、たたけぇ〜〜・・

『スペイン語ができる人を求む。仕事内容:一緒に映画をみる。女性希望』
中南米から出稼ぎに来ている人でも勉強にきている人でも日系人でも誰でも
こういうバイトをしてくれる人っていませんかねぇ。字幕の無いアルゼンチン映画を、
なんとかして理解したいんだけれど、、と、
ずっと困っていたわけだが、
いやぁ、口にだしてみるもんだ。
パラグアイに海外協力隊で行ったことがある人が、一度我が家に来てくれる事になった!
それほどぺらぺらじゃないかも。。なんだけれど、とにかく一歩前進。
ちょーーーはずかしいのは、とてもいい内容の映画だと太鼓判を押せるんだけれど
ベッドシーンとかもあるから、初対面の人と「真剣な面持ちで」見るのが、ははは・・
ま、その前に、家を掃除しなくちゃ。。

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