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更新記録 2005年6月1日から2005年7月31日まで

6月 1日
何も新しくはなっていないのだが、実はあれこれと随分直した。
リンクの張り間違えを訂正したり(結構たくさんあってショック)、別のマシンで
HPを見てみたら、まるで違うように見えたので、スタイルシートできちんとスタイルを
指定し直したり。だが、せっかく指定してもフォントの大きさがマシンの解像度やOSによって、
変わってしまう。見えにくい場合はブラウザの「表示」メニューで文字のサイズを
調節してください。

今朝のBS「わが心の旅」再放送は、嬉しいことにブエノスアイレスだった。
アコーディオン奏者のkobaさんが、ピアソラを偲んで彼ゆかりの地を訪ねた。
アコーディオンとバンドネオンの貴重なセッション、「リベルタンゴ」にあわせて
踊るタンゴ、夕陽のしずむ港、、見逃さずに済んで良かったぁ。

番組の中で軍事政権の爪あとも紹介され、3万人とも言われている行方不明者の
追悼であり怒りである「人型」が道路に描かれているのには衝撃を受けた。
ドラマでしか見たことはないが、死体のあったところにチョークで輪郭を描く、あの形、
あの形が広場にたくさん描かれてあった。
番組ではソラナス監督のソの字もなかったが、ソラナスの映画はピアソラと切っても
切れないものなのでちょっと残念だった。


ざっと飛ばし読みをしてしまったHQは 
SIM-1301 Karen Whiddon「One Eye Open」
久々?の人狼、werewolfヒロインだ。
けっこう面白いんだが、荒っぽい作風というか、じっくりと面白い部分と
へ?といういい加減な部分が混ざっている。
(ま、HQだから仕方ないかなぁ〜)

ヒロインは連絡が全くとれなくなった兄を心配して、兄を探しているうちに
自分と同じように兄を探しているヒーローに気付き接近する。
ヒーローはDEAの覆面捜査官だった。18ヶ月前に妻と娘を殺され、自分自身も
瀕死の重傷を負った。
彼は妻と娘と自分を撃ったのは、ヒロインの兄だと確信して、復讐の念に駆られている。
で、ヒロインの兄はヒーローのかつてのパートナー、そう、同じくDEAの
覆面捜査官だったんだけど、今は極悪暴力集団「ヘデス・クロウ(地獄の鉤爪)」の
準リーダー格「ウルフ」として知られている。

ま、当然、読者は何か事情があったんだろう、とか、何か勘違いした原因が
あるんだろう、と、思うわけよ。で、真相は何?と楽しみに読むわけだが。。
ここがとっても「普通」の真相で、そんなのアリ? どーも矛盾してる気がする。
さらに、兄は密かに結婚もしてたんだが、そのあたりも無茶な設定で(笑)。

そこらへんを気にしないようにして、命を狙われながらもヘデス・クロウの
アジトへと向かうヒロインとヒーローの危機や、ふたりの間の緊迫感などを
楽しむと、ここはよく出来ている。変身への欲求をこらえるヒロインなんて
ざわっと背中の毛が立つみたいでイイ感じ。

で、当然、ヒロインの兄のスピンオフがある。2005年の5月に出たばかりの奴。
どー考えても無茶な設定の結婚生活なので、ここはまた真相を知りたいと
思うんだけど、もしかして、これもまた「そんなんアリ?」になるかもしれない(笑)。
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6月 3日
スタイルシートを使ってHPを色々手直ししたいと思って、のろのろと作業を
続けている。
マックとウインドウズのIEで確認して、ネスケでもちょっと見て、
それほど違わなくなったと思っているのだが、文字の大きさなどがおかしな表示に
なってるページがあればぜひ指摘をばよろしく。

そもそもわたしはメモ帳やエディターにタグ打ちなので、デザインという見た目を
全く気にしていないのが一目瞭然だけれど(^o^;; より美しい形式、ソースってのには
したいと思ってしまうのヨ。

ネット上でスタイルシートについて勉強するだけなので、試行錯誤なんだが
テーブルタグやフレームタグを使わずに、レイアウトするのって楽しい。
実は昨晩は帰宅が遅くて、深夜からHPに手をだしてしまい、フレームタグを使わず
擬似フレーム構造(メニューをページの上部に持つ)テストページを作っていたら、
4時近くになった。。やばっ。
週末もずっと予定が入りっぱなしで、、実際のホームページを手直しするのは
ずっと先になりそうだ(爆)。

擬似フレーム構造のスタイルシートは、コンピュータのところにメモっておいた。

土曜は「ビフォア・サンセット」を観に行く予定で、日曜はシンフォニーホールで
聖響さんの定期コンサート、んでもって、月曜は仕事休んでシアタードラマシティだ。
TEAM-NACSの舞台を見る予定。

アルゼンチン映画「Smokers Only」を見たのだが、せっかく書いた感想が消えてしまった。
もう一回書く気力が無いので、また今度にしよう(しくしく・・)
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6月 4日
シネマ更新。「Smokers Only」

「モーターサイクル・ダイアリーズ」と「ビハインド・ザ・サン」のDVDが届いた。
他に注文したものもあり、それらの一括配送だったので今頃になったわけだが、
さっそく特典「トラベリング・ウィズ・ゲバラ」を見た。
ひとりの人の情熱が及ぼす力って計り知れないな、としみじみ。

HQはちょっと小休止?! 古本屋さんやアマゾンから続々と届いているんだけれど
時間が無くて、全然読めていない・・
6月 5日
朝に「ビフォア・サンセット」をみてから、シンフォニーホールへ、という
少し忙しい一日。

『ビフォア・サンセット』
すべての感情を引き出されて、裸にされたような気分。
感情をぎゅっと搾り取られたのではなくて、例えてみると、
首筋に噛み付いたヴァンパイヤに血を最後の一滴まで吸い取られたら、こんな感じかとか。
(ヘンな例えかな?笑)
空っぽになった気がするのに、いっぱいいっぱいで満たされているようにも思えて、
胸が痛いような苦しいような、とりとめもない思いで収拾がつかない。

ある時は自分はジェシー(イーサン・ホーク)であり、ある時はセリーヌ(ジュリー・
デルピー)であり、すべての会話やしぐさが恐いほど心に入ってくる。
あぁ、全然うまく言えない混乱した気持ちのまま、映画の最後が近づいたとき
まるで水道栓が壊れたように、どっと涙が流れ出てしまった。
自分でもなんで泣いているのか、わからなくなった。。

8年前に「恋人までの距離(ディスタンス)」を見たとき、ヤラレタから、
続編は見たいような、見たくないような不安な気分だったが、
これをみて、またしてもヤラレマシタ・・・


大阪の往復は、ウェンディー・ロズノーのHQデビュー作を読む。
SIM-996「THE LONG HOT SUMMER」(2000)
原書は何が良いって、どこで読んでも赤面せずに済むってことだな(笑)。
いやいや、うまいっ、うまいよ〜。
南部の小さな町に15年ぶりに帰ってきたBAD BOY。
暑くものうげでけだるい夏、狭い南部の町にうずまくゴシップ、昔の事件の謎、
汚い奴ら、不穏な空気・・・
偏見に満ちた町で誤解されることに慣れきっているヒーローをずっと気にかけて
くれた隣家の「Old Lady」。
傷ついた少年の心を奥に隠しているヒーローはオールドレディの心遣いを
持て余す。嬉しいけれど、恐いんだ。優しくされることが恐いんだ。
もちろん、ロマンスだから、ここにオールドレディの孫が登場するが、
彼女も町の大多数と同じくヒーローを最初から責めつける。
このあたり、不運の塊ヒーローが切ないのなんのって。
ほんま、トラブルが望みもしないのに向こうからやってくる、て奴でね。

コンサートはモーツアルト「リンツ」が良かったなぁ。
「ビフォア・サンセット」のあとにこれが、ぴったりだった。
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6月 6日
友人に誘われ、TEAM-NACS の「COMPOSER〜響き続ける旋律の調べ」をみてきました。
全国11ヶ所だったか、すべて完売で、追加公演も完売。いやはやすごい人気なのね。
みーはー感想はこちら。

ロズノーの「THE LONG HOT SUMMER」読了。
ちょっと不思議な味わいがある。ルイジアナの小さな町で誰もが口をとざす悲劇的で暗い過去。
この背景が重く淀んだ湿原とマッチしていて切ない。犯人側の人間たちが物悲しい。。
ノスタルジックな、昔の白黒映画をみているような気分になる。
ものういバッドボーイは、すこぶるセクシーだがあきれるほどの純愛君で、
このメロメロが実に快感。

他に読んだHQは
リズ・フィールディング R「恋はトラブルのあとに」
 微妙〜っ。悪人を書けない人だなぁ・・

べス・ブルックス SCaL「翼にたくす熱い想い」
 呆れるほど誠実でメロメロの一目ぼれヒーローだが、なんでこんなヒステリーヒロインに
 一目ぼれするのか、ここが理解に苦しむ(爆)。おんなはやっぱ、見た目か、、
 そう愚痴りたくなるほど、出会った最初のヒロインはけんか腰。
 ヒーローが出来すぎ君なので、よけいに悩む(笑)。
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6月10日
少し忙しくて、HPを更新する時間がなかなか捻出できなかった。
先日の北朝鮮戦も、見ている家族を尻目に、ロマンス本を読み続けて(笑)
歓声があがったときだけ覗くといった按配だった。

同時間にBSで放送された「WATARIDORI」は録画して大正解!
衝撃でしたねー。
どうやって撮ったんだろうとあっけにとられるアングル、地球の端から端まで、驚くほど
多彩な場所と季節で撮影されている。100種類以上の渡り鳥を追って、世界40カ国以上を
まわったそうだが、ま、能書きをたれなくても一目みればその凄さは伝わる。

渡り鳥からみたら本当に地球はひとつの丸い球なんだろうなぁ。途方も無い距離を毎年
飛んでいるが、一体なににつき動かされているのか実に不思議。映画の冒頭に卵から
孵ったカッコウの雛が、巣の中のたまごを背中で押して、下に落としているシーンが
流れる。託卵である居候カッコウが、本家の血筋を(卵を)のけてしまう。
で、なんで渡り鳥の映画にこのシーンが? と、意味がわからなかったのだが、調べると
カッコウは渡り鳥なのだった。育ての親が渡り鳥でなくともカッコウは渡り鳥になる。
つまり、「渡り」というのが本能である例として、カッコウは有名なんだそうだ。

だが本来「渡らない」鳥のヒナが渡り鳥に育てられると一緒に渡ることもあるらしくて、
遺伝(本能)と学習が「渡り」の機構ということだ。
ははは、結局のところよくわかんないのと大差ないね〜。

ふと気付くと、つばめたちが軒先の巣に帰ってきている。この季節、自転車で前方の蚊柱に
つっこみ思わず悪態をつくときがある。虫が急に増えだすこの時期につばめも飛び交う。
自然の摂理をしみじみと感じながら、目や鼻につっこんでくる虫に悪態をつく(笑)。

読んだのは
アン・グレイシー HS「かぐわしき天使」
 傷ヒーロー、美女と野獣パターンだがかわいらしい話だ。ただし、若いお嬢さん(20)が
 主人公のリージェンシーは、ま、勝手にやってちょ、ってトコかなぁ(爆)。

スーザン・フォックス I「愛を捨てないで」
 切れ味を失った? 胸きゅんでもないし、痛くもないし、中途半端かなぁ。

読み始めたものはキャサリン・アンダーソン「ANNIE'S SONG」(Avon)
 アメリカン・ヒストリカル
 いやいやいやいや、どーなんですか、このヒーローさまは。
 「ファントム・ワルツ」の尽くし君も「参りました!!」だったが
 このヒーローさまも「参りました!!」。これほどまでに尽くしてくれて
 誠実でけっして嘘はつかず、しかもセクシーだなんて、「ありえないっっ」けれど
 許すわ(笑)。

日本で翻訳されていない作家さんなので、知らない人は「おーげさな」と思うかも
しれないけれど、ヒロインの信頼を得るために、忍耐の限りを尽くすのが
尋常じゃない。独特のスローペースはまるで「巨人の星」でバッターボックスの
花形満を迎える星飛雄馬といったところ。1イニングで30分の放送が終るくらいの
緊迫した時間の流れだ。
ヒロインを幸せにするためなら命も惜しくないというほどの献身だからなぁ。

この本のヒロイン、アニーは聾唖者なんだけれど、時代は1890年のオレゴンで、
彼女は街の人はおろか両親からも「知恵遅れ」だと思われている。

で、偶然にも今日「奇跡の人」をBSで見た。
亡くなった名女優アン・バンクロフトのための追悼プログラムだ。
わたしはこの映画を何度も見ているが、今日初めて、これは何年頃の話なんだろうと
考えた。
調べると、驚いたことに、ヘレン・ケラー(7才)とサリバン先生が出会ったのは
1887年、「ANNIE'S SONG」の世界と同時代だったのだ。とたんに主人公たちの世界が
身近に感じられるようになった。
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6月12日
お題は『オランダ』とにかくオランダ、オランダに尽きる。
オランダWY2005、「日本vsオランダ』を録画しておいたので夜に見た。
そして続けて、こんどはWC欧州予選『オランダvsフィンランド』がBSで
放送されたので、これも見た。

正直、がっくり来たよね。
ユース世代で見せ付けられた個人の能力の圧倒的な差。パススピード、判断スピード、
正確な技術、体格、どれもこれも悲しいくらい差を感じたが、なにががっくりかって
この先この差が埋まるんだろうか、これがはなはだ疑問だってことだよねぇ。

オランダは開催国だけれど、それほどユース代表の育成に力は入れていないらしい。
育成はクラブチームの仕事だから、代表チームとしてのコンビネーションは
まだまだのようだ。そういう状態でも、こういうのを見せられちゃうのか・・・

クインシー・オブス・アベイエ(19)が飛びぬけていたのは確かだけれど、
彼だけが傑出してるというわけではない。彼はまだアーセナルでレギュラーをとって
いるわけじゃないが、アーセナルにはセスク(18才)レジェス(21才)といった
若いスペイン人レギュラー組がいるし、交代で出るイタリア人ルポーリは17才(!)
オランダ人ファン・ペルシーは21才だ。
チェルシーのオランダ人ロッベンも、あのふけた顔でまだ21才。
続けてみたA代表のフィンランド戦では、ロッベンは勿論スタメンで、途中交代で
大量得点のきっかけとなったヘドウィゲス・マドゥロ(20)とファン・ペルシーがいた。
このマドゥロはユースにも出場している。

さらに言えば、アルゼンチンユースチームにはバルセロナで最年少ゴール記録をたてた
メッシ(17才)なんて選手もいるし、WYには出てないがイングランドの
ルーニーだってまだ19才だ。

結局、強豪が強豪であり続けるのは、こうした若い力が絶えず生まれていると
いうことにほかならない。
今回だけ、クインシーだけが、特別ってことではないんだよねぇ・・・
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6月13日
ひゃ〜。サッカーWY2005で最もタフなグループと呼ばれるグループD。
アルゼンチン対アメリカは0−1でアメリカの勝利! アルゼンチンがメッシを
なぜ前半温存したのか、悔やまれるところだが致し方ない。
さてアメリカチームにはフレディ・アドゥー、という16才の怪物君がいる。
彼は2年前のWYに14才で出場してるんだから、呆れるよねぇ。ガーナ生まれで
8歳の時にアメリカに。14のときからMLS(メジャーリーグサッカー)のD.C.United
に所属してる。最も稼いでいる14才とか言われたそうだ。他にも腿を痛めて途中交代
してしまったが、DFにはマンチェスターUtdに所属してる選手もいる。

このグループは他にドイツとエジプトがいて、いやはや、とんでもない。

A代表に熱くなれず、ついユースの方を見てしまう。
2002年のことを持ち上げると、あの時は予選がなかった、だの、ベルギー、ロシア、
チュニジアなど対戦した国がたいした事無かっただの言う声があるが、アジアよりずっと
過酷なヨーロッパ予選を「勝ち抜いた」チームをたいした事が無いと切り捨てておいて
レベルが落ちるアジア予選を実に大変だと言うとは、どうしたもんでしょうねぇ。

ゆるい4.5枠ではなく昔のままの2枠だったら、1位をかけてイランとの最終戦を
戦わねばならず、おそらく日本列島心臓バクバクもの。これなら大変だというのも分かるが。

「Annie's Song」読了。ヒーローさまがネズミにすっかり慣れてしまうのが可笑しい。
ハウスキーパーと執事がいい味をだしていたが、ヒーローの弟ダグラスはこの先
どーなるんだろう。ちょっと心配だ。
文字を覚えたアニーが夫(ヒーロー)に宛てた手紙が泣かせるわ。
感想はとにもかくにも、ヒーローさま、あなた立派すぎっ!献身愛に癒されます。

カレン・ヤング S「ただ今妊娠中」
 あぁ、これぐらいのレベルが合格点だよねぇ。脇役の扱いが少しぞんざいな気もするが、
ヒロインとヒーローのキャラクターがいいわ〜。癒されるなぁ。。

レイチェル・リーのSIM「Exile's End」を読み始める。表紙絵も好きだわ。
最低でも週に1冊読まないと未読の山を崩せないわけなんだが、あらま、意外と足取り軽し。
今年に入ってロマンスペーパーバックを25冊くらいは読んでいるみたいだ。
で、つい気を緩めて(?)パトリシア・ウィルソンの「Fire Storm」をポチしてしまった。
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6月14日
トニー賞の放送を盛り上げるためか?連日深夜に放送している「ブロードウェイの100年、
〜華麗なるミュージカル」(全6回)。せっせと録画しているが、コレに加えて同じく深夜に、
サッカーワールドユースもある。録画ビデオが溜まってしまう。。

それなのについ「ザッツ・エンターテイメント」を見てしまい、、足りない時間がさらに
足りなくなる、カバカバっっ。

来週のBSのシネマでは、『ガタカ』や『ストリート・オブ・ファイヤー』が放送される。
困るなぁ。『ガタカ』、大好きなんだ。時間が足りないって言ってるのに・・
イーサン・ホークとジュード・ロウがほんま、ぴったりとハマッテるんだ。っていうか、
先月の日記で『ガタカ』のことを書いて、さらに先日イーサン・ホークの映画をみて、
DVDを買ったので、またしてもシンクロニシティを感じてしまった。

ストリート・オブ・ファイヤーは、リアルタイムで映画館で見て、マイケル・パレに
やられた〜・・・となったミーハー思い入れの深い映画(笑)。
このあと、全然パッとしないマイケル・パレだったが、とにかくこの映画は格好よかったのだ。
実によくあるワンパターンなキャラクターなんだが、この手のアウトローだが正義の味方
ってのにからきし弱いわたし(笑)。

寝る間を惜しんで??『Latitude Zero』を見た。シネマ更新しました。
ブラジルじゃなければ描けない映画だ。空と土の色が『ビハインド・ザ・サン』と同じだった。
いつも不思議に思うんだが、とても日本人と違う部分と、全く違わない部分がある
(当たり前か?)。で、感情に関して言うと、驚くほど同じようで、もつれたり傷ついたり
壊れていくのがとてもよくわかる。男が打ちのめされていく様子がねぇ・・辛い。
残酷でもの悲しい希望があまりない映画なんだが、生々しいくせに幻想的だ。汗や涙、
排泄物と腐臭が鼻についてもおかしくないはずなのに、乾燥した大地に吸い込まれて
あとに残らないせいか、妙に非現実的で神話的なのだった。
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6月15日
2005−2006プレミアリーグの試合日程は6月23日に発表される。
とりあえず開幕は8月13日らしい。
そして、マンUとエバートンは8月16,17日にチャンピオンズリーグのグループ予選が
始まる。 なんでこんなことを気にしているかというと、8月にロンドンに一日だけ滞在する
ので、その夜にプレミアの試合が見れたらいいなぁと思っているわけだ。ま、試合のチケットが
とれなくても、スタジアムの周辺に行きたいとか思ってるんだが(^o^;;;

チェルシーは12日間のアメリカツアをするそうで、あちらでメジャーリーグサッカーの
チームや、ACミランと試合をするらしい。いや、これってわたしの英語の読み間違い?
なんでアメリカでミラン? だけど、この試合、アメリカならばサッカー人気もそれほどじゃ
ないだろうし、チケット取りやすそうだよね。事実だったら豪華な試合だなぁ。

サッカーWY、『日本対ベナン』
うぎゃ〜・・・またもやがっくり・・
家長くん(ガンバ)が一番効いているでしょ?誰がどー見たって。
前回のオランダ戦のときも同じく家長くんが一番効いてたが、とにかく後半交代。
まるで最初から決まっていたように交代だ。なぜ?なぜ?
「なぜ」ついでに水野くん(ジェフ)もスタメンで出してくれぇ〜。どー考えても水野の切れ味を
使うべきでしょ? とても硬直したサッカーは大熊監督の持ち味なんだ、とほほ。
若年層こそ優れた指導者が必要だと思うんだが・・

ロマンス小説に南米映画にミュージカルにサッカー、と、でたらめな日々をおくっているが
週末はジョニー・デップオールナイトを見に行く予定でいる。
「ブレイブ」「ロスト・イン・ラマンチャ」「妹の恋人」「パイレーツ・オブ・カリビアン」
なんじゃらほいっ、変な組み合わせだと思うが、最初の2つは見た事無いし、
「妹の恋人」は大好きなので。そーいえば、アイロンでパンをトーストしてたねぇ
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6月17日
今週はほとんど本を読んでいない、ビデオやテレビを見るのがやっとの状態。
BSのシネマは「ザッツ・エンターテイメント」が終わったと思ったら、
「ザッツ・ダンシング」というのを放送していた。
やめとこうと思ったのに、つい見てしまい、それから録画した「ブロードウェイの
100年」をちょっと見て、それでもう深夜になってしまった。

ビデオを止めて、なにげなくチャンネルを動かすと、画面に「三上博史」が出ていて、
「それが答えだ!」の事を麻木久仁子さんとしゃべっていた。
テレビを滅多に見ないわたしだから、これには驚いた。
なぜって、三上さん主演の舞台『ヘドウィッグ&アングリーインチ』のチケットを
買ったばかりだから。。いや、ほんと、滅多に民放を見ないのに不思議だなぁ。

さて、深夜のバラエティで見た三上さんは、意外な素顔だった。
神経質なマエストロ役だったのに、なんと現場ではいつもニコニコおだやか、
何をしても怒らないキャラクターに「みかじい」と呼ばれていたそうだ。
最後に『ヘドウィッグ・・』から1曲歌を披露した。はは、わたしはご存知のように
三上博史さんのアルバムをわざわざネット経由で買ったんですよねぇ。
あれって何年前だっけ? 自分のHPに全文検索機能をつけて大正解。調べると
2001年の4月だった。うひゃ、少しも変わっていないみーはーぶり。

さてブロードウェイのほうは最終回で、そちらを録画しながらサッカーコンフェデ杯
「日本対メキシコ」を見たが、、こんなことをしてたら土曜のオールナイトまでに
体力がもたないな。

メキシコのサッカーって面白くないんだが強いね。ボディブローをしつこく打ってくる
ボクサーのように、華麗じゃないんだけれど着実に相手を疲労させてポイントを稼ぐ。
日本は中澤がいないが、想定内のいつものメンバーだから、ベストメンバーだとしても
飛躍的に変化するのは中澤のとこだけだろう。対するメキシコは主要な選手が3人
抜けているらしい。
序盤こそ日本のペースだったが、それも足が動くうちのこと、マラソンレースで最初の
10Kmがトップだった、、と言ってみたところであまり意味がない。
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6月19日
ほったらかしにしていた『Al filo de la lei』のあらすじをまとめて更新。
スペイン語の勉強をこのところ全然していないから、意味不明で悩みに悩んだり。

BSのトニー賞授賞式の放送途中で家を出て、ジョニーデップオールナイトへ行く。
トニー賞司会のヒュー・ジャックマンの歌とダンスが見れたから大満足だわ。。
それにしても日本のスタジオは必要なんだろうか?去年のように字幕がついているだけの
方がいいのになぁ。

ジョニーデップ・ナイトは、ガエルガルシア・ナイトの時より観客が多い。
『ブレイブ』と『妹の恋人』はしっかりと鑑賞したが、『ロストインラマンチャ』は
心もとなし。4つ目の『パイレーツ・オブ・カリビアン』に至っては途中から爆睡して
しまい、気がついたら画面はエンドロールだった。。ありゃま。

映画ネタが続くが、嬉しいことに、京都公開はスキップされたか?と危ぶんでいた
アルゼンチン映画『ある日、突然』が7月に4日間だけ(14,15,18,19)だが公開される。
加えて、関西クィアフィルムフェスティバルが7月23,24日にあり、心惹かれる
映画がいくつも上映される。2日間全部みられるフリーパス券もあるが、さすがにハードか?
『ロバート・イーズ (Southern Comfort)』『誓いますか?誓います(Tying the knot)』
の一回券を買ったが、、うわっ、7月もハードスケジュールだ・・

で、話は突然HQへ飛び、ちょびっと読んだのは、
キャロル・バック サマーシズラー「この夏、花火のように」
 あぁ〜、幸せ・・ 素直で前向きで優しいわン。キャロル・バックは滅多に
 オバカな展開をしないから安心して浸れるわ。
 ガリバー旅行社も全員でてきてほんま、嬉しい。

ジャスティン・デイビス D「嵐に抱かれて」
 あぅっ、最後が・・最後の30ページくらいが、、。
 それまではとっても満足する流れなんだけれど、なぜ、そっちへ行くの?
 作者にききたい気分よ。
 キャロル・バックの上のスジとこれ、似たような展開なんだけど、キャロルの方は
 最後はヒロインが目を覚まして自分から行動するから好きなの。
 これは好みの問題だからどーしよーもないんだけど、ヒーローが説得したり誤解を
 解きにこない限り、自分からはリスクを冒さないヒロインってちょい苦手なのよねぇ。
 それにしてもこんなヒーロー、いないよぉ〜〜、、いやぁん、出来すぎ!
 もうもうっ、ヒロインが贅沢だとしか言いようがない(笑)。

ジャスティン・デイビス D「エンジェル失格」
 これまた最後が・・・最後の30ページくらいが、あぅっ、不満だわん
 これじゃサブキャラの少年の心に負わす重荷が大きすぎると思うけど・・
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6月20日
地味な更新のみです。
ロマンスミニレビューの、ウェンディ・ロズノーとCatherine Andersonとキャロル・バックと
ジャスティン・デイビスとベサニー・キャンベルとリズ・フィールディングと
アネット・ブロードリックとジャネット・デイリーを少しだけ更新しました。

それとRTレビュアチョイス、キャスリーン・イーグルが90年にヒストリカルで
受賞してたので追加。クリスマス・ストーリー89で彼女の掌編を読み、ずきんと
きました。。他の作品について探してみたら、ありゃりゃん、けっこう沢山書いて
いるじゃないですか。ネイティブヒーローものの評価が高く、受賞作品もそれ。
ペーパーバックに移ってからもネイティブものを書いていて、それも評価が高い。
いつもどおり、翻訳されてないよ〜・・・しくしく。
またぞろ、むずむずと欲しがり虫が騒ぎ出したのでした。
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6月21日
録画ビデオやらなにやら見るのに忙しい。。
まずはBSで放送した劇団☆新感線『野獣郎見参!』2001年版
これは4年前見たかったんだけど、シアタードラマシティのチケットが取れなかったのダ。。
何年もたってテレビで見ることになるとは思いもしなかった。
感想はというと、う〜ん、期待しすぎたかなぁ。舞台の魅力がテレビで半減するからかな。
こんな事を今頃言うと、ファンの人に叱られそうだが、古田新太さんの舞台を初めてみた。
すごいっ、ほれぼれ! ごめん、わたしこれまでトーク番組でしか彼を見たことが
なくて、「白ムチ」なおっさんなのに、なんで人気があるんだろー?と思ってたんだけど
納得だわ、ほんま格好いいわ。
古田さんに比べると堤真一さんはちょいと振幅が小さくて一本調子かな。

マイケル・パレ「ストリート・オブ・ファイア」はぁ〜、懐かしかった。
額にかかるサラサラの毛、レインコート、いかにもいかにもなんだが、うっひっひ。
しかし映画はB級だった(笑)。

「小説家をみつけたら」
好きだわ〜。むっちゃお約束でわかりやすいストーリーだけど、こういうの好きなんだ。
「Over the Rainbow」の歌といい、最後の余韻がとても良い。

この映画を見たことがある息子が、BSで放送予定だと知った時、是非見るべき!と
言ったことから録画したのだが、こういう映画に感動するウチの子はなんと素直な
性格なんだろうと、しみじみ(はは、親バカ)。

読んだHQは、これ
シャーロット・ラム R「瑠璃色の光の中で」
 うわっ。好みだ〜。
 ヒーロー、ヒロインともにそれほどオバカな事はしないし、穏やかな美しい日常と
 ちょっぴり切なさがほどよいバランス。
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6月22日
キャサリン・シェイの S「嵐の中の虹」を読む。
うううっ、泣けた・・
真面目なテーマで、真面目な主人公たち(46と35)だけど、とてもロマンティックで
切なくていい、好きだなぁ。で、この本のヒロインの恩師セスが主人公のロマンスが
あって、さらに、ヒーローの兄のNYの赤ひげ、カートと、ヒロインの親友ゾーイの
ロマンスが次にあるんだけれど、翻訳されて無い(涙)。
スーパーロマンスシリーズ、日本では出版をやめちゃったからなぁ。

ウェンディ・ロズノーの「THE LONG HOT SUMMER」にちょっとだけあらすじをつけた。
6月23日
サッカー、コンフェデレーションカップ。『日本対ブラジル』
けっこうがんばりましたよね。海外組はさすがだったし。それでも結果だけみれば大方の
予想どおり、グループリーグ敗退。決勝トーナメントには進出できない。ここから上ってのが
大変な壁なんだ。日本ってJリーグでいう所のガンバみたいなチームでサ、中よりは上の
力はあって、けっこう上手いんだけど、番狂わせやら大物食いができずに、順当負けする。
こういうとこはセレッソ型になるといいんだけどねぇ。

3月に買った洋書古本8冊がようやく届いた。
6月に入っても届かなかったので、これは少しヤバイかも、と心配になり、メールを
出したところ、JAPANと書き忘れて戻ってきたから再送したという。
問い合わせメールを出してから今日で10日、あらま、本が届いた。。
2ヶ月以上届かなかったのに、、問い合わせしなかったら再送してくれなかった、
ってことなのかな? ぐずぐず待っていたわたしがアホやったかなぁ。

届いたのはJ・デイビス、W・ロズノー、R・ウインド、K・コーベル、J・ハドソン
I・ウィーヴァー、J・ダンカン、といったところだが、このところTVに時間が
取られて停滞気味だから、せっせと読まねば。。まとまった時間が取れないと、つい
日本語の方に手を伸ばしてしまう。
読んだのは
カレン・ヤング S「八月のプロポーズ」
 南部の旧家、過去の事件、真相を知っている身内、、という定番ジャンルだが
 ヒーローがくっくっくいいわ〜。ヒロインも少し強情だけれど道理がわかってるし。
 主人公の年齢42と34、、これくらいが一番心地良く感じてしまう(爆)。
 
ベサニー・キャンベル I「あこがれの街」「誰も来ないクリスマス」
 うわっ、どちらも切ない。。
 どちらも非常に良く似た設定のヒロインで、少し頑固で痛々しいほどの
 生真面目さを秘め、人生でのあるべき居場所を求めている。
 ヒーローとのロマンスはどこかプロテスタントらしい敬虔な雰囲気をもっていて、
 まるでおごそかに祝福された気分になる。以前から淡々として突き放している
 ような作風だと思っていたが、突き放してるというより神の視点というか、
 宗教的っていうほうが近いのかもしれない。
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6月26日
これは京都だけなのかもしれないが、道路脇の植栽にやたらと「クチナシ」が目立つ。
これまで「つつじ」が定番だったが、なにか「クチナシ」に品種改良とか排気ガス浄化作用とか
そういうものが発見されたんだろうか?
自宅から職場までの交差点のいたるところにクチナシが植栽された。

クチナシは香りは良いが、すぐに白い花が痛んで茶色くなるし、芋虫と毛虫がひどい。
ぼろぼろの葉になったクチナシの生垣をよく見かけたものだ。
道路脇がそうなったら嫌だなぁ・・

そして毛虫といえば、このところ怖くて怖くて困っていることがある。
我が家のベランダのプランターのひとつ、ツタがつるをのばしているのだが、
1,2週間ほど前にツタの茂みの下に黒いフンが落ちているのに気づいた。
かなり大きくてハムスターといっても通るくらいの大きさだ。
朝掃除をしても、翌朝またポロポロと落ちている。こりゃ絶対に毛虫だと思い、こわごわと
生い茂る葉をめくってみても見つからない。
薬を撒いてみたが、まだ落ちている。不思議だがそれほどツタの葉が食い荒らされていない。
まさか、ネズミが住んでいるとかいうことは無いよなぁ・・どきどき・・なんてしているうちに
おとといから、フンが落ちていなくなった。
。。。
さなぎになったのか。
。。。
虫や蝶、ガのたぐいがとても苦手なので、羽化した姿を想像するだけで戦々恐々としている。

週末に読んだHQは
ジャン・フリード S「マイ・フェア・ジェントルマン」
 はっはっは〜、幸せ。ヒロインの父親が戯画調でひとり暗黒大魔王であり
 勧善懲悪的な単純さ。深みがあるとは言えないかもしれないが、心地よく楽しめた。

ロマンスミニレビューは、シャーロット・ラムとベサニー・キャンベルを少し更新した。

シネマ更新。「ウイスキー」「ビフォア・サンセット」
いずれの映画も、見る者に結末の解釈を委ねているよね。
何かが変わると見るか、何も変わらないと見るか、、
見るべし!見るべし!映画なのだが、好みが分かれるかもしれないね。

WYサッカー「アルゼンチン対スペイン」3−1
見ごたえがあったが、まさかこういう結果になるとは、という試合だった。
あれほど押していたスペインだったが、得点だけみるとアルゼンチンの完勝みたいだ。
セスクやメッシなど、ビッグクラブで活躍している選手たちがいるってのが凄いなぁ。
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6月27日
先週ちょっと書きかけて、確認することがあったためアップするのをやめたのだが、
クレジットカードとキャッシュカードについて再度書いてみた。

「メキシコーアルゼンチン」気持ちの勝負だったかなぁ。見ているこちらまで
力が入ってしまった。
WYとコンフェデ、はよ終ってくれないとテレビばかり見てしまって困るわ。

ようやく読み終えたのはビリー・グリーン「The Count From Wisconsin」
(Loveswept)。惜しいことに事件の真相やらなにやらはどうにも肩透かしだったが、
ロマンティックでセクシーでいながら、とぼけた笑いもあり、機知に富んだ会話も
見事で、ほんま、B・グリーンは男と女を描くのが上手い。
男らしくて実行力もあり肝も据わっているのに、メロメロ!っちゅうヒーローさまも
ハナマルだが、ヒロインが秀逸。読んでいて幸せになる。
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6月28日
シネマ更新。『No one writes to the colonel (大佐に手紙は来ない)』
ガルシア・マルケス原作、アルトゥーロ・リプステイン監督のメキシコ映画。
これがねぇ。なんと5月28日にNHK−BSで放送されたんだそうだ。
そ、そんな、、、気付かなかった!!大ショック。

過去(1999年)に東京国際映画祭で上映されたのみだと思っていたが、
こんな風にNHKはひょろっと放映する。ちくしょー、英語字幕で見ちゃったよぉ。

で、DVDを見てから、ネットでこの映画に関して検索してみると、いくつかの場所で
まことしやかにあらすじが紹介されているのだが、『貧しいながらも愛情にあふれた』とか
『細やかな愛情』とか、『人間の尊厳』とか、、ほんま、この映画を見たんか??と、
どうにも信じられないような事が書いてある。

おかしい、わたしの感じ方がずれてるのか?最低気分になっちゃったゾ。

ま、見終わったあと、どんよりと気分が重くなる映画だと断言できる(爆)。
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6月29日
サッカーWYセミファイナル「アルゼンチン対ブラジル」2−1
あぁ、見ごたえありましたねぇ、アルゼンチンの緻密で緊張を切らさない守備!!
守備が出来ているチームって、派手ではないけれどとても好きだわ。
楽しいというより、感心するというか、ほれぼれする。
点は1点差だけれど、内容は圧倒的にアルゼンチン。ブラジルはほとんどサッカーを
させてもらえなかった。
相手への体の寄せ方、パスコースを切るポジショニング、あまりに見事でびっくり。
それにしてもメッシはやっぱり凄いわ〜。

そんなこんなで、全然HQ読書が進んでいない。。
随分前から読み始めているのに、いまだ半分くらいのレイチェル・リー、
SIM「Exile's  End」(1992)。 これ、すごい良いです!胸がきゅううううん。
ヒーローが出色。静かな男です。自分をひけらかさないけれど、かたくなでもない。
本当に大人のヒーロー。ヒロインもヒーローが惚れるだけはあると思う女性だし。
ふたりの愛が深まってゆくのを少しずつ読むのが、なんだか幸せ。

海外SFなどのレビュアをなさっている東茅子さんのホームページで知ったのだが、
レイチェル・リーって、夫(父?弟?息子?)クリスチャン・ブラウンとの
共同作業名らしい。ほんま??
インタビューなどでは、レイチェル・リーとして彼女だけが写真付きで登場して
いたので、まさか合作だとは思ってもいなかった。
「Exile's End」の著作権名はスーザン・シヴィルとなっているので、
これが本名だと思っていた。著者紹介文に夫と子供ふたり、と書いてあったので、
シヴィルが苗字だと思っていた。

ところが、1997年からスー・シヴィル=ブラウンという別ペンネームでユーモア系を
書き出した。
そしてクリスチャン・ブラウン、なんて名前が出てくるところを見ると、
ほんまの苗字はブラウン? 再婚した? それとももともと夫婦別姓だったのかな?

な〜んて、つまらないことを考え込んで、スー・シヴィル・ブラウンの本を
1冊買って、著作権名を確かめたくなってしまった(爆)。
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7月 1日
久しぶりの雨。空梅雨で水不足が心配されたから恵みの雨なのだが
家のなかがとたんに湿気てきた。 庭のなめくじがヒャクニチソウの花を
食べる食べる。。なめくじが寄ってこないと宣伝していた薬品をスプレー
してみたが、雨が降ってしまい、あまり効果が無い。その薬品は唐辛子成分が
主成分だと書いてあったので、台所の乾燥唐辛子をそのまま持ってきて、
2,3本を直接近くに置いてみたところ、偶然か、この数日花の被害が少なくなった。
他に過湿でカビのようなものが生えていたペチュニアの鉢にも、種を取って、
ふたつに割った唐辛子を置いてみたところ、まるでペニシリンの発見のように
唐辛子の周囲にカビは生えない(笑)。ま、水をやり過ぎないようにしないと。

去年の経験から、ダンゴムシとナメクジの一掃は、かぼちゃ作戦で行こうと
思っていたのだが、しばらくは唐辛子作戦を続行してみる。

7月は「ヘドウィッグ・アンド・アングリーインチ」と「We Will Rock You」と
「ザ・プロデューサーズ」の3つ、観劇予定があり、関西クィア映画祭のチケットも
買ってあるしでちょっとハードだが、動けるうちが花かな。
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7月 2日
「バッドマン・ビギンズ」を見にいく予定だったが、そもそもの「バッドマン」が
未見だったので、まずは元ネタからと、ティム・パートン監督の「バッドマン」
「バッドマン・リターンズ」を借りてきた。シネマ更新。
2作目はなんとも言い難いが、1作目は、にゃはは、面白いじゃないか。
なるほど、、よしっ、これで明日の予習はばっちりだ。

少しばかりロマンス本へのモチベーションが落ちていたので、こういう時用に
とっておきの本を解禁してしまった。。
スーザン・ブロックマン LS「孤独を抱いて眠れ」
あぁぁぁんん、読んでしまった・・・。これからどーすりゃいいの・・。
(ちょっとおおげさ)だが、半分くらいは本当。
さすがだ、上手いわ、、もう、ほんま、納得した。満足したわ。。
ちょいと多動気味で、イマイチ魅力に欠けると思っていたヒーローだったが、
なるほど、こうきたか、、こりゃ説得力があるわい。。
しかし、あぁぁん、読んでしまった・・・

取り寄せたHQの未訳原書は読み出すとどれも面白いのだが、気力が低下してる時は
日本語のものを読みたいのよね。それなのに、残っているとっておき本はリンダ・
ハワードの「悲しみにさようなら」だけになってしまった。はぁ。
彼女の新刊の「くちづけは眠りの中で」とシャノン・マッケナの新刊を買って
とっておき本にしなくては。
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7月 3日
「バットマン・ビギンズ」、よかった〜。。大満足!!

とてもしっかりした人間ドラマで、原作や前作と関係なく十分に一本立ちできている。
もちろん、バッドマンを知っていれば、あぁ、あれあれ、などとより面白さが湧くかも
しれないが、かえって、それぞれこだわりがあるために素直に受け入れられない部分も
でてくるだろう。
わたしのように、映画だけしか知らない人間にとっては、これ、最高だね〜。

主役のクリスチャン・ベールが繊細な表情をみせてくれるし、マイケル・ケインがいい〜。
それにゲイリー・オールドマンがこれまた良くって。んでもってモーガン・フリーマンは
いつものお得意役柄で渋いし、をおっと、ルトガー・ハウアーが、ふ、ふけたぁ〜。
でも年をとっても冷たい青い目は健在よ〜。

スターウォーズとイメージが重なるのはリーアム・ニーソンだけじゃない。
キリアン・マーフィーって、ヘイデン・クリステンセンとちょっと似てない?
目がぁ〜、目がぁ〜・・ぞくぞくしましたよ。
って・・うそっ、キリアン・マーフィーって「真珠の耳飾りの少女」のあの肉屋のせがれ?
えーっ、こんなにイケメン君だったっけ?! めがねにだまされているのか?>自分。
真珠の耳飾りといえば、バットマン・ビギンズで悪役ファルコーニを演じた人は、
真珠・・ではパトロンだったおっさんだ。なかなか渋くて上手い役者が脇を固めている。

ほんま、ストーリー良し。役者良し。オススメ映画ですぞ。
ただし、原作は知らなくても映画の「バットマン」は予習しといた方が面白いね。

で、昨日見たバットマン予習で、クリストファー・ウォーケンが素敵だぁ〜と
シネマのページで叫んだ私だが、またもや起こりましたよ、シンクロニシティが。

スカパー!で「Al filo de la lay」の後、ふとAXNにチャンネルをまわすと
やっていたのが「デッドゾーン」クリストファー・ウォーケン主役でした。
思わず見てしまいました。すごく切ない話で、ウォーケンの微笑みがぁぁ・・
見れて感激だったけど、いつもながら気味が悪いにゃ〜。
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7月 5日
サッカーWY決勝、「アルゼンチンーナイジェリア」2−1
この試合が見たかったから、今月はシーズンオフだというのにプレミアセットを
解約しなかったんだ。ほんま、この試合だけのための1500円だ。

ナイジェリアが押してアルゼンチンが守って、という展開だった。
アルゼンチンの2トップ、オベルマンとメッシは小柄なのでGKからのロングパスも
ほとんどナイジェリアに取られてしまう。両サイドの選手がイエローカード累積で
決勝に出られず、そのあたりも準決勝までと違ってぎこちない。
アルゼンチン不利かなぁ・・

録画放送を楽しむために、ネットや新聞、TVなどで勝敗を見ないようにしたので、
ハラハラしながらの観戦。ナイジェリア、上手いなぁ。ちょっとショックなほど
上手い。個人は優れているが組織は杜撰、という昔のアフリカのイメージ、は全く無い。
素早いパスまわしに驚いてしまう。

勝負の分かれ目は、「ミスをしない」というところだった。
アルゼンチンの守備は、ここでミスっては絶対にダメというところで決してミスらない。
恐ろしいほどの集中力。対するナイジェリアは、自陣ゴール前でミスをした。
我慢が出来なかった。

PKを2本、落ち着いて決めたメッシだが、ユニフォームをまくって中のTシャツを
みせると、名前が書いてあった。急逝したGKの名前か?と思ったが違った。
一体誰だったんだろう?と思い、あとからネットで調べると、
姉妹といとこと甥、とのこと。こんな所は、まだ子供っぽかったのだった。

HQ読書。
コニー・ベネット S「女刑事がんばる」
 邦題がダサくない? せっかくいい話なのに。
 ヒーロー、ヒロインがいいねぇ。あれこれ言ってもどこかに知性と理性があって
 安心して読めるわ。
 むかついた本部長でさえ、ラストには味のあるセリフを言うしなぁ。
 気に入ったので他の作品も買おうと思い、調べていると、見慣れた表紙絵が。
「Somewhere Out There」の表紙がスーザン・フロイドの「悲しみはブルーの空に」の
 それだった。
 あれ?コニー・ベネットがオリジナルなのかな? UKではキャロライン・アンダーソンの
「An Unexpected Bonus」の表紙絵がこれなのだが、それほど気に入られる絵だとは(爆)。

職場で大宣伝をしたため、約2名が明日のレディスデイに「バットマン・ビギンズ」を
見に行ってくれる。はははは。
だって、誰か見てくれないと、話が通じないんだもん。。
わたしの明日は、ヘドウィッグ&アングリーインチだ。へへ、ナマ三上、楽しみだな。

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7月 6日
やばい。
もし好印象を期待している方がいたら、まず最初にごめんなさいっ!
「ヘドウィッグ・アンド・アングリーインチ」by 三上博史 
どうにもがっかりして帰ってきました。。

これから見る人はご安心を。わたしはすごい少数派。いや少数派どころか、
たぶんわたし一人でしょう、スタンディング・オベーションで拍手している会場を
そそくさと出てきたのは。。
とほほ感想はこちら
往復にはいつものようにHQ。
レイチェル・リーのSIM-449「EXILE'S END」を読んでしまったので、続けて
SIM-482「MISS EMMALINE AND THE ARCHANGEL」を読み始める。
あぅっ。こりゃ、わたしのツボだ。。ヒロインもヒーローも過去に恐ろしい
事件を体験し、心身ともに手ひどく傷ついている。

ヒロインは10年ほど前、大学生だった頃、路上で襲われ切り刻まれ、
ゴミ捨て場に捨て置かれた。彼女には事件の記憶が無い。彼女の心は思い出す
ことを拒否しているのだ。法律家を目指して勉強をしていたが、都会で生活を
続けることがどうしてもできず、故郷に戻り、今は図書館司書をしている。
 ヒーローは、連邦麻薬捜査局(DEA)の覆面捜査官だった、だが2年前
クリスマスの買い物に出かけようと、妻と子供たちを車に乗せたところ、
ドラッグディーラーが仕掛けた爆弾が爆発し車は炎上。忘れ物を取りに戻ろうと
した彼だけ一命をとりとめたが、大火傷と大怪我を負った。

ワイオミングConard Country で保安官の仕事を手伝っているヒーローは
何者かがヒロインを脅していることを知り、なんとか守ってやりたいと思うが。。

辛いわ〜。思い出したくないのに、思い出さないと正体不明の卑劣な相手を
探し出す事ができない。思い出すことは、イコール、治っていくことなんだが、
口で言うのは簡単でも実際は苦痛に満ちている。
 そして、ヒーローは誰よりもその苦しみが分かっている。彼もまた、体の
痛みと罪悪感にたえずさいなまれているから。

最初のうちは、ヒロインを癒すヒーロー、って感じだけれど、だんだんと
ヒロインに地母神のような力がわいてきて、次第に立場が逆転していく。
ボロボロの心と体を抱えたヒーローを何も言わずに抱きしめている。くっく(^m^)

しかし、なんで今になって?というのが謎だ。殺人未遂事件は10年も前のことだ。
Conard Country で頻発している牛殺害事件と、何か関係があるのだろうか・・
(後半を待て)
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7月 7日
今日は雑多ネタ。

まず、イギリス、セラフィールドの核燃料再処理施設で、オリンピックプールの
半分くらいの量の
ウラン・プルトニウム20トンを含んだ濃硝酸溶液が流出したらしい。
そんな大ニュース、全然知らなかったわ、わたし。
配管の亀裂から放射性溶液が流出したわけだが、実は、去年の8月から漏れていて、
今年の4月18日まで気付かなかった、というわけなんだ。で、この間に
half an Olympic swimming pool 量がプラント内に流れ出た。

記事を読む限りは、地面や川、海に流れた形跡は無いみたいなんだが、
プールの半分の量が無くなっていて、それを約9ヶ月も気付かなかったって?
プラント内ってどうなってんだろ? それに濃硝酸だよ。。なんだかなぁ。

生体認証のグミ指はかなり有名な話だが、大根指にはちょっと感動した。
大根って、ヒトの体の光の透過率と似てるんだ。。って、なんで大根を試したのかなぁ。
やっぱり大根足から連想?
生体認証偽装はグミや大根ならば笑っていられるが、こうなるとブラックすぎて笑えない5秒ルールってみんなの常識なの?
実はわたしは今日初めて知った言葉なのだ。そうだったのか。
それでさっそく息子に訊いてみると、「知ってる」と言う。
わたしはクッキーやキャンディは自分が落としたのが確かなら、1時間くらい平気だ、
と思ったのだが、
そうなの?たいていの人は5秒なの?(どきっ)
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7月 9日
金曜の夜から音楽三昧。

最初はムーディーなジャズの夕べ。コントラバスとドラム、ピアノにヴォーカルというシンプルなジャズ生演奏をバックに職場の食事会。
リッチな気分にワインも進む。こんな優雅な食事会のおあとは、、カラオケ。

わたしは聞く専門で付いていくと、ありゃまぁ、演歌か昭和歌謡懐メロのオンパレード。
さっきまでのハイセンスな雰囲気はいずこへ? マジで知らない曲ばかりで驚いた。
う〜ん、、NHKのど自慢でさえ、もう少し新しい曲を歌っているかも(爆)。

今日は朝からのんびりと。まずは来週の予習にと、「Recording the Producers」
(ザ・プロデューサーズのCDの録音風景DVD)を見直してみると、以前に比べて
メル・ブルックスやらがしゃべっている事が少しわかる気がした。
HQ原書やら英語字幕映画を見てるだけでも、英語の「聞く力」がついてくるのか?
いや、大いなる勘違いかなぁ〜(笑)。
 どの曲も美しくて優しいメロディで、何度聞いても飽きないわ。
ネイサン・レインのアクの強さとマシューのシャイな優しさがぴったりでね、
ラストの「彼に会うまで」が泣かせるんだわ。
 上に書いたように怪しい英語聞き取りなんだけど、オリジナルの映画を
ミュージカルにして、メルが曲を作る事をアン・バンクロフトはずっと励まして
くれたそうだ。彼女のお気に入りの曲は「That Face」。ロマンティックな恋の歌だ。

で、続けてマシュー主演のミュージカル映画「ザ・ミュージックマン」を見る。
これはWOWOWの放送で、見せてもらえて感激。
お話はたわいもないんだけれど、曲がいいのよねぇ〜。出だしも圧倒されるけれど
ロマンティックな「Till There Was You」なんて、えー、この曲ってこのミュージカル
の曲だったの?!という感じで、何度も耳にしたことがあった名曲。
それに、ヒロインは、あの「ウィキッド」で、良い魔女グリンダを演った人なのね。
ぜーんぜんわかっていなかった。美声だなぁと感心していたわたし。
マシューの、こ狡いけれどどこか憎めないヒル教授も悪くない。

さらに、夜には「Ray/レイ」と「女王ファナ」を見る。
レイは。。映画としては正直イマイチかなぁ〜・・。なりきり演技が凄いとか、
音楽ファンにはこたえられないとか、いろいろあろうが、脚本としてはしまりが
悪くてダラダラしてないかい? ごめんねー。巨匠への尊敬の念が無い人間には
2時間半を返してくれぇ〜・・だったのだ。

でファナの方も、むむ〜、、ダメだった。。
後から知ったのだが、「カルメン」と同じ監督だった。だから美術セットと
衣装は、ものすごく見事だ。
つまり、「カルメン」がOKだった人はきっとこれもOKだろう。
で、「カルメン」がちとダメだった人は、きっとこれもちとダメだろうな。

さらに合間に、1998年WC期間中のフランス代表を追いかけたドキュメンタリー
「LES YEUX DANS LES BLEUS」(レ・ズュー・ダン・レ・ブルー=ブルーたちへの
視線)を見たんだが、なんとまぁ、これまで何回もこのDVDを見て、今日まで気が
つかなかった、ははは、これって英語字幕がついていた。ようやく何を言っているのか
分かったのよ。

ジダンが「俺ってしゃべらなければいい男」と言ったり、デシャンが「こんな
きついゲームをやるには年をとりすぎたよ」と言ったり、替え歌で「奴らはどこへ行った
奴らはどこへ行った、イタリアへ〜」とイタリア戦に勝利したあとバスの中で歌ったり、
今頃やっとわかって感激。
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7月11日
だらだらとHQ読書。

コニー・ベネット S「哀しみの調べ」
 妊娠を告げようと思っていた矢先に愛する人が乗った飛行機は墜落。
 男の兄が、おなかの子の父親になると言い出す。っと、ありがちな設定だが
 ヒロインは誠実だし、ヒーローは白馬の騎士だし、意外にもすんなりと。。
 もうちょっと悶々と切なくてもよかったかなぁ〜。

同じくコニー・ベネット S「華やかな失踪」
 記憶失踪ヒロインに、夫だと名乗るヒーロー。
 ありゃりゃ、これまた白馬の騎士みたいなんでした。。
 出来すぎヒーローだぁぁ。。羨ましいぞっ>ヒロイン。

キャスリン・シェイ S「きみが眠るまで」
 いやぁ〜、満足。とても真面目なのに、すごくセクシー。ん?これって
 前に書いた「嵐の中の虹」の感想と同じだ。ははは。
 この作家さんは教師だったそうで、子供たちをとりまく環境、家庭の問題や
 心の叫びなどに真正面から向き合っている。それでいて、メッセージが優しくて
 温かい。しかもロマンスはホットでセクシー。大人自身も、自分が求める人生って
 何だろうともがきながらも誠実に心を開くし、素敵だ。

レイチェル・リー SIM「Miss Emmaline and the Archangel」>読了。
 あぁん、ええなぁ〜・・
 君を失ったら、俺はもう生きていけない・・
 ヒロイン救出に向かうぼろぼろヒーローが、ほんま、いいわ〜。
 助かったのち、凄惨な事件に心を閉ざし、うつろな表情を向けるヒロインに
 俺だ、俺がこっちの世界に戻る理由だ。
 誰かを憎みながら過去に生きるんじゃなくて、未来を俺と生きてくれ・・
 犯人像は底が浅くて、本格的なサスペンスにはほど遠いんだけれど、
 ふたりの「癒し癒され」がとても優しくて心が和む。辛い過去を持っていて、
 これからだって大変なふたりだけれど、幸せになって欲しいと本を読みながら
 真剣に願ってしまうほどだ。

これで手持ちのConard Country シリーズ3冊を読んでしまったので、どうしようかと
ネットを検索していたら、ミス・エマリンと地獄の大天使くんの書評があって、
これがどんぴしゃっ。このレビュアの気持ちがよくわかる。作品としては1番目の
「Exile's End」の方がとてもしっかりと出来ているし、このエマとゲイジの方は
ロマンスに偏りすぎだと思うけれど、でもレビュウも認めるとおり、そのロマンスが
ほんま優しくて気遣いがあって温かくて、、やられるんだよねぇ・・
「Involuntary Daddy」で再登場していると書いてあるから、買おうかなぁ。。
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7月12日
シネマ更新。「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」

全部カタカナでも邦題と言うのかな、とにかくこういうのってどうなの?
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン とか ロスト・イン・トランスレーション とか
ドーン・オブ・ザ・デッド とか、もー、なんなのよ、これ、いいかげんにして〜っ
て感じだよねぇ。これならアルファベットのままの方がマシだわ。

ローラ・リニーが見たくて借りた映画。
「ラブ・アクチュアリー」以来、彼女が気になって、それでこの映画は手がかかる弟が
いる、とパッケージに書いてあったので、ますます気になった。
へえ、これって2000年の、ソダーバーグ監督が絶好調で、ジュリア・ロバーツが
「エリン・ブロコビッチ」でオスカーを取った時の対抗馬だったんだ。
ごめんね〜、その頃はローラ・リニーの名前は気に留めていなかったわ。
でも振り返ってみると、ぎょえ〜っ。「デーブ」であの大統領の浮気相手だった秘書なのね?
全く思ってもいなかった(笑)。

マシュー・ブロデリックが、しょーもない上司の役をやっているけど、なんかハマっていて
おかしかった。マシューは可哀相なことに、この映画のあと「ザ・プロデューサーズ」で
とても忙しかったんだが、ブロードウェイを知らない人からすると、売れずに奥さんに
食わせて貰っているのでは?と思われてしまったようだ。役柄が小狡い小心者だったし、
落ち目かなぁ〜っと思われても致し方ないが、かわいそー。ははは。


ほんの端役でちらっと出る男優の瞳の色が凄い。薄い青で、この冷たさがなんとも言えん。
一体誰だ?と調べると、ジョシュ・ルーカスという俳優だった。ウへ、全然知らないわ、と
思って、出演映画を見てみると、なんと、「Around the Bend」(2004)という映画で、
マイケル・ケイン(祖父)ークリストファー・ウォーケン(父)ージョシュ・ルーカス
という関係をやったそうだ。
さすがだっ>自分(笑)。 
瞳の色で、クリストファー・ウォーケンの息子役を見抜いてしまった(^o^;;
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7月13日
あぁ、笑って、泣いて・・・うるうる
「Inside I'm dancing」(2004)を見てしまった。(と言うか取り寄せてしまった 笑)。

ジェイムス・マカヴォイ君(James McAvoy)はほんま、いい役者だわ。
筋ジストロフィー患者の難しい役だった。顔の表情と指先しか動かないというのに、
光っていたよねぇ〜。あの面構え、あの存在感。
砂の惑星2のレトを演じた時に、おみ足と背中のすっきりしたラインにやられた私だが、
今回は首のラインにやられましたよ。微動だにしない美しいラインにほれぼれ。。
知らない人が多いので、なんと説明してよいやら、、皆に知ってほしい役者なんだけどねぇ。
いつもの(?)わたし好みのイケメン路線とはちょっとずれていて、傲慢で酷薄な
雰囲気があって、友達が少なそう。でもほんまは相手の気持ちがよくわかっていて、
損な役回りを引き受けてしまう感じ、あぁ切ない(わたしは判っていてよ)。
そして、体のラインがシャープで、独特の立ち姿を持ってる人なのだ。

ま、ナルニアの次の「The Last King of Scotland」に期待しよう。なんといっても
「運命を分けたザイル」の監督だしね。

もうひとりの、脳性マヒ役のSteven Robertson も凄い。特典映像で普通にしゃべる
ふたりを見ると信じられない思いがするほど。入魂の一作といった感じなのだ。

映画はdisableなふたりの話だけれど、別に障害者に限定した話じゃない。
生きることを真剣に探す青年の話、自分の場所を真剣に探すふたりの友情の物語だ。
舞台はアイルランド。
あぁん、ミニシアターで上映してほしいよぉ・・・


HQはジャスティン・デイビスのSIM「Hunter's Way」を読み始める。
一人息子が行方不明になった富豪ヒーロー(38)、子供の失踪を見つけるエキスパート
と知られる刑事ヒロイン(31)。お互いのこれまでの人生などが、子供を捜す日々の
間にすこしずつ明かされていく。。
あぁん、むちゃくちゃ切ない。抑えた、抑えた気持ちが、よろしおます・・
でも、既に6日がたち、まだ何も情報が無い・・
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7月15日
ロマンスミニレビュー更新。ジャスティン・デイビス、スーザン・ブロックマン、
ビリー・グリーン、レイチェル・リーを少し更新しました。

Justine Davis のSIM「Hunter's Way」(1991) 読了。地味な捜査がとても良かった。
失踪人探しで発見8割という刑事ヒロインは、もしかして超能力系なのかと思ったら
全然そうではなくて、地道な捜査と信頼を得る誠実さと、質問の妙と小さな手がかりを
見つける視点、その描き方がとても丁寧だった。
ヒーローとヒロインはしょっぱなから、乾燥した冬に車やホテルのドアを触ってバチンと
飛び上がるほど、握手しただけで電流が流れてしまうんだが(笑)、お互い、抑えて抑えて
自分はどうなってしまったんだ?! わたしは何をやってるの?!
すんごい引力を否定し、すんごい引力に抵抗しながら、子供を捜しつづける(^m^)。

この子供探しが実に上手くできていて、派手な誘拐事件ではなくて、ありがちな
失踪事件なのだ。ヒーローと息子の関係だけじゃなくて、ヒーローと彼の父親の関係や
その他、脇役の青少年たちの親子関係を解きほぐしながら、悔恨や怒り、心の傷を
受けとめて癒してゆく。生真面目で、アツアツ、というわたし好みの話だった。

さて、明日は東京「We Will Rock You」と「ザ・プロデューサーズ」を見に行く。
こういう時なんの本を持っていくかって、結構悩むんだよねぇ。
重くても困るが、読み終わってしまいそうなのも困る。手ごろな厚さで面白いもの。
本はたいてい忘れないんだが、口紅とかってよく忘れて、ドラッグストアで買ったり
してしまう。
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7月18日
プチ偽海外ツアー、WWRYとプロデューサーズ公演、 堪能して帰ってきました。

行った甲斐ありましたよ〜。「プロデューサーズ」の舞台は見る価値ありですねぇ。
笑った、笑った。面白かった〜。
ブロードウェイの魅力、底力を見せてもらった感じです。
帰宅してからまた「Recording the Producers」のDVDを見て、録音風景だけでは
分からなかった場面の様子や踊りを、みたばかりの舞台と重ねあわせて楽しみました。
字幕のおかげで歌詞の内容もわかったし、歌と歌の合間に入るメル・ブルックスの説明も
ますます意味を成してきました(笑)。

例えば、ヒトラー役じゃないはずの演出家がヒトラーのパートを歌うのを、ずっと
不思議に思っていたのですが、舞台をみて初めて、開演初日にヒトラー役の男が足を
折り、演出家が急遽代役をやるというスジがわかりました。

そうわかってから、DVDのメルの説明を聞いてみると、ちゃんと言ってるんですよね。
「誰々が足を折ったから演出家の誰々が代わりにやることになった」と。
つまり、純粋なヒアリング能力はペケなので、ただ聞いただけでは何を言ってるか
分からないのだけれど、少し予測ができると途端に何をしゃべっているか分かる。

日本語を聞いている時だったら、聞いて-> 理解する と単純なんだけど、
英語を聞いている時は、理解 -> 予測 -> 聞く -> 理解 って感じで、
脳の違う部分を使っているみたいです。この循環が切れないときは良いのだけれど、
一旦切れてしまうと、もう、何を言ってるのか、ちーっとも分からなくなるのでした。

舞台の魅力はこちらに。

プロデューサーズが始まる前に新宿の伊勢丹にちょっと寄って衝動買いを。
当初は探しているものがあったのですが、それが見つからず、日頃デパートなどに
行かない私はうろうろと歩くカモ。あっさりと陥落して、京都でも買えるというのに
オリジンズのボディクリームやらおコメのスクラブやらをごっそり買って帰るはめに。
いまさら磨いてどうなるものでもないのですが・・・
キラキラの入ったボディクリーム、200mlも、どーすんだっ!>自分。
小分けして、お中元としてお送りいたしましょう。爽やか柑橘系「カモの夏の思い出」(笑)。
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7月20日
シネマ更新。「Inside I'm dancing」と「ある日、突然」
「ある日、突然」はアルゼンチン映画で、京都では4回のみの上映。
最終の回、夜の8時50分からに根性で行ってしまった。

ロマンスミニレビュー、ジャスティン・デイビス更新。
東京への往復用に持参したジャスティン・デイビス SIM「Stevie's Chase」読了。
は〜ぅ、そうだったのか・・
このシリーズ3部作は3にあたる「Morning Side of Dawn」から読んだのだが、
3で幸せに暮らしていたチェイスとスティーヴィーにこんな過去があったとは
(うるうる)。
ここで登場するショーンの話(2番目)を読まないわけにはいかないなぁ・・


Kate Hathaway のSIM 「BAD FOR EACH OTHER」も読了。
ケイト・ハサウェイは、ハーレクインデビュー作で、
RTレビュアチョイス新人賞をとったあと、
2冊目のこれで再びRTレビュアチョイスを受賞した人。
そういうわけで読んでみたんだが、ちょいっと苦手なsecret child ものだ。

(妊娠を告げずに姿を消してしまうヒロインって、
たいていヒーローを信じられない性格で、
どうせあっちは私のことなんてなんとも思っていないんだ、という
思い込み系だからちょっと苦手なのよねぇ)

さて、とっても幼い頃からの親友ヒーローとヒロイン(3つ違い)。
親友から恋人になったふたりだけれど、ささいなケンカが元で別れてしまう。
ヒーローはヒロインにフラレたと思っているし、ヒロインはヒーローから捨てられたと
思っている。(ま、お約束だね〜)
もちろん、そこには色々とワケがあるんだけれど、とにかく8年ぶりに、
いまやカントリーミュージシャンとして大成功しているヒーローの元に、ヒロインは
現れる。息子の病気治療のために、骨髄移植を頼みたいと。

衝撃をうけるヒーローとの会話から、ある人物に裏切られたことを知ったヒロイン。
一方、しょーもないプライドと若さのせいで失った年月を、取り戻したいと願う
ヒーローはすぐに彼女に結婚を申し込み、ふたりは生活を共にすることになる。

息子とのやりとり、ヒーローとヒロインの心の揺れなど、とっても上手いし誠実で、
しかもユーモアもたっぷり。息子の合いの手が笑えるんだわ。

お互い、好きあっているんだけれど、過去の影もあり、ぎこちなくなるし、
しかも現実に、じっくり互いを知るには時間が足りないっ!
ミュージシャンのヒーローはツアーのスケジュールがあって長く家にいられないのだ。

ヒロインは、自分に自信がなくて、いまだにヒーローを100%信頼しきれない。
息子への愛情と、責任感から自分と結婚したんだと、思ってしまう。
彼女は不仲の両親のもとで育ち、女癖の悪い父親をずっと見てきたのだ。
人気ミュージシャンのヒーローが長いツアーに出ている間、おだやかではいられないのだ。

わたしは嫉妬系ストーリーが苦手な性格なので、どうなることやらと思ったら、
ラストとエピローグが実に良く出来ていて、こう来たかと感心してしまった。

ってわけで、彼女のデビュー作も読まないわけにはいかないなぁ・・
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7月23日
HEP HALLにて「Touch of Pink」を見ました。
大満足! げらげら、くすくす笑いながらも、しみじみとしてちょっと涙。
 ゲイ映画というくくりで、一般公開されないのがとても残念だわ。
 
ゲイだとカミングアウトする大変さを描いたコメディであるだけじゃなくて、
西洋文化とムスリム文化のハザマにいる世代と、西洋・白人文化にあこがれながらも、
肌の色もスタイルも文化も異質であるとカベを感じる母親世代の切なさが良いのよねぇ。
それに、主人公の恋人のジャイルズ(Kristen Holden-Reid)がぁぁぁ〜。。
ほんまに癒されました。。。
あの天パーの柔らかそうな髪と、シャイな微笑みがなんとも言えません。
あんな素敵な男性が義理の息子(娘?)になってくれるなら、息子がカミングアウト
してもOKよ、わたし(爆)。

閑話休題。
今日22:10〜23:00 NHK BS1 で放送したドキュメンタリー映画
『元PKO司令官が語るルワンダ虐殺』を見た人はどれだけいるでしょう。

我が家がとっている日経新聞では、テレビ欄には「戦場」としか書いていなくて、
たまたまJリーグニュースを見た後つけっぱなしにしていたから見れたものの、
そうでなかったら、絶対に見逃していました。

とんでもないドキュメント。心が捩れて苦しくなるほど重いドキュメントでした。。

原題は「Shake Hands with the Devil; Journey of Romeo Dallaire」といって
2005年カナダ製作、サンダンス映画祭のドキュメンタリー部門で観客賞を受賞
しています。
サンダンスでは、ロバート・レッドフォードが個人的にやってきてこの映画を紹介し、
このようなフィルムのために、自分はサンダンスを創設したのだと言ったそうです。

「1994年、ルワンダで虐殺が起きた当時、国連が撤退を決めたのちも少人数の
国連PKO部隊だけが現地に留まった。そのカナダ人司令官のデレア将軍が10年後の
去年、ルワンダを再訪した」

80万人もの人間が虐殺される生々しい映像、恐怖と罪悪感にいまなお苦しむデレア氏、
当時もいまも彼を支えられなかった国連、デレア氏を糾弾する政治家。
我々は知らなかったんだ、などと言う大国。ほとんどニュースとして扱わない現実。

これで石油資源でもあろうものなら『自由と民主主義のために』などと言って
動くのでしょう。アフガニスタンやイラクのニュースを流しては、悪の巣窟、
テロリストの脅威を声高に叫ぶ人々が、貧しいアフリカの国々で信じられないほどの
数の人間が殺されているのに、沈黙を決め込むのです。

なによりも重たく残るのは、このような事が二度と起きないとは言えないことですね。
黙殺して、過去に学ばなければ、また繰り返されてもおかしくないのですから。

それにしても、これほどのドキュメンタリーは、地上波で放送してほしかった。
見逃した人は怒ってもいいと思うのです。
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7月25日
シネマ更新。「タッチ・オブ・ピンク」「ロバート・イーズ」「誓いますか、誓います」
関西クィアフィルムフェスティバル(Queer Film Festival)に土日と行ったわけで、
2日目はドキュメンタリー映画を鑑賞。一般社会、政治家、多数派が「正義」や
「神」の名のもとで抑圧、または黙殺してきた「マイノリティ」を記録したもの。

特にロバート・イーズは、社会の情けなさに悲しいやら悔しいやら、
とても気がふさぎ落ち込んで、暗い気持ちで会場を出て、次の上映までロビーで
待つ間、涙がこみあげてきて仕方なく、目もとがシワシワになってしまった。
「誓いますか、誓います」もガツンときて、映画祭1日目は帰りにショッピングを
楽しむ余力もあったのに、2日目はそそくさと帰宅。。重いっ。

同性婚やトランスジェンダーといったマイノリティを攻撃するエネルギーは、
根っこのところで、先日書いたルワンダの大量虐殺と通じているんだなぁ。

わたしはヘテロセクシャルで、別に女性に対して性衝動を感じないんだけれど、
男性に性的興味を抱けるからそれで良しなのか、それが女性としてのお墨付きを
もらったことになるのか、男性に興味をもてないとなったら、自分はナニモノに
なるんだろう・・・
自分の性に対する違和感というか、女ってどういう事だろうとかよく考えちゃうんですよねぇ。

で、読んだ本はテス・ジェリッツェン(テス・ガリットソン)「外科医」
うぎゃ〜。もっと明るい本を読むべきだった。
途中で止められなくなって一気に読んでしまうほど作品としては面白かったが、
嫌ぁ〜な気分で辛い。。男の暴力性に身がすくむ。力がもたらす恐怖って、本当に
人をがんじがらめにするんだよねぇ・・
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7月27日
つらつらとHQ読書。
ジャン・ハドソンのアメリカンを2冊読む。テキサス・アウトロー・シリーズなんだが
暗い無法者ってわけじゃなくて、単に苗字が「アウトロー」という一家なのだ。
4兄弟1妹のアウトロー家の子供たちは、保安官やらFBIやらテキサスレンジャーやら
全員その手の職業についている。お父ちゃんが元保安官だし、お祖父ちゃんは元判事。
ま、想像するとおり、とぼけたコメディである。
シリーズは「The Sheriff」「The Judge」「The Cop」の3部作で、2と3を読了。

ちょっくらやきもきさせるが、基本は素直でストレート。
彼女の家の前に彼の車が何分停めてあったか、町じゅうの人が翌日には知っていると
いうような町で、しっかり者ヒロイン達が恋に仕事に奮闘する。
ま、気軽に読むのにぴったりの心地よさ。

テス・ジェリッツェン「僕の心臓を盗まないで」飛ばし読み。
なるほど、パターンは外科医と同じだ。
最愛の妻を亡くしている真面目刑事ヒーロー?と、女らしくて有能な女医ヒロイン。
ロマンスという範疇には入らないのだろうが、ラストは胸きゅんロマンス風味で、
「外科医」のラストとも良く似ている。
だが、ここにはリゾーリのような強烈サブキャラがいない。

先日読んだ「外科医」(2001)で、何が気に入ったって、あのリゾーリ。
彼女は最初はとげとげに感じるんだが、だんだんもろツボになってゆく。
優等生なヒロイン&ヒーローはお呼びじゃないよっ!てぐらいキャラがたっていたので
続きがあると著者紹介に書いてあったから楽しみにしてたんだが、
今頃知りましたよ、翻訳されていないのね。とほほ。

「Maura Isles and Jane Rizzoli」はいまのところ全部で4冊あるシリーズで、
8月に5冊目がでる。アマゾンのレビュウをつらつら読むと、2はくそみそに
けなされてるみたいだし、3も2よりはマシか?って感じの感想で、
4冊目はRTのレビュアチョイスになっているけれど、アマゾンでは賛否両論。

ストーリーが目新しくなく陳腐だったり、どきつく猟奇的だったとしても、
困った、リゾーリのその後が知りたいっ。
4ではリゾーリは妊娠してるみたいで、FBIの恋人がいるみたいだが、う〜、
3で出会っているのかな? やっぱ、読まないとだめかなぁ〜・・
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7月28日
やだ、信じられない、徹夜してしまった・・・
スザンヌ・チェイズン「欺く炎」の最後のページを見て、あれ?「ブタが飛ぶ」って
どの場面で出てきたんだったっけ?と思い、最初から読み返してしまったのだ。
アホなことに1回目はその箇所を素通りしてしまい、あれ?無いぞ、それじゃ
前作だったのかな、、と、「火災捜査官」を読み始めて、、もちろん飛ばし読み
なんだが、最後まで読んで、あれ?無いぞ・・・また「欺く炎」に戻り、ようやく
見つけた。やれやれ。。
会話のテンポが異常に心地よくて、読み出すと止まらんのよ。

結局テス・ジェリッツェンのリゾーリ本も2、3、4と注文してしまい
しばらくは本を注文するまいっ!! 固い決心をするわけだが・・
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7月30日
旅行に出る前に本を整理する。
古本チェーン店に電話して150冊くらい引き取ってもらう。

このところだらだらと読んだHQなど。
ジュリー・キストラー A「七月のクリスマス」「脇役にさよなら」
 姉妹もの3部作の1と3。スラップスティックロマンスなんだが、ちょっと
 苦痛だった。ヒロインの家族(母と5姉妹)がクレイジーでねぇ。この家族に
 耐えられるヒーローたちを賞賛するわ(笑)。

キャスリーン・イーグル N「愛のシュプール」。
 邦題がかなり恥ずかしい。とほほ。『'Til There Was You』というのが原題で
 ビートルズの歌にもあるが、愛の決まり文句「君に出会うまで」僕は世界が愛に
 満ちていることを知らなかった・・ってことだね。
 う〜、愛のシュプールにするくらいなら『愛の奇跡』なんてどう?(ティアーモ)
 生真面目で丁寧なオハナシでした。
 
マリーン・ラブレース「真夜中をすぎて」
 中井京子さんの訳だというので買ってしまった・・。
 いやぁ、ほんま、この薄さでこれだけの内容を手堅くテンポよくまとめてるのに
 感心する。軍隊の燃料補給についてこれまで深く考えたことがなかったけれど、
 これって生命線なんだねぇ・・。ここの部分がすごく面白かったな。
 
 そつがない展開、食いつきの早いロマンス(笑)で平均点を越えているとは思うが、
 よく考えると、犯人の意図が全然わからない(爆)。
 被害者1人目は分かるんだが、その後の言動が???
 なんでこんな事を言うんだろ? なんでヒロインを殺そうとするんだろ? と
 読みながら不思議でならなかった。ま、犯人というものはたいてい、言わんでいい
 事をしゃべり、やらんでいい事をやるものだと、思うことにしよう(笑)。

 あんたは「シマスズキ」か?! ここが大ウケ。
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