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更新記録 2007年 10月1日から2007年11月30日まで

10月 1日

Nalini Singh 「Caressed by Ice」(2007)
ナリーニ・シンのPsy&チェンジリングシリーズ第3弾を読み始めた。

うをっ。ナリーニってこんなに創作の才能があった作家だったの?
1作目「Slave to Sensation」よりも腕が上がったというか、更に渋くなってるじゃん。

前よりも奥が深く、複雑でシリアスになっている。
多くの登場人物が、「顔」を持つようになった。

これって、シリーズを続けて読む読者にとっては、とても嬉しいことだけれど、 初めてこの本を手にした読者にとっては、ハードルが高いかも。。

かく言うわたしも、1作目は読んだが、2作目をスキップしているので、 Protocol I や Ghost や Arrow や神父が、前作に登場したのかどうか、よくわかっていない(爆)。
2作目を読まないと本当はまずいかもしれないが、最低ラインとして1作目を 読んでおけばOK。って言うか、1作目を読んでないと、全然ダメなんじゃない?

よくある(ロマンスパターンが違うってだけの)スピンオフ系シリーズとは違うので注意が必要。

さて、1作目で曖昧だった世界の全容がだんだん見えてきて、1作目の 事件が単なる暴走シリアルキラーではなく、もっと重いテーマとなる。 1作目のまとめ方に不満があったのだけれど、「をを、そうだったのか。。」 こう来たか、、ちょいと感心してしまった。

かつては Councilor の私的秘密警察 Arrow に属し一級の暗殺者だったJudd。
感情を持たない、超強力なテレキネシス能力者。
彼にとって Silence は救いだった。
Silence 以前の社会では、彼と同じ能力をもつ T-K Psy が妻や子どもを 殺した事件が多く起こっていた。
彼自身も、幼い頃、力をコントロールできずにかっとなった結果、 一緒に訓練していた少年を殺してしまった。。

Psyネットを抜け、SnowDancer Pac(狼チェンジリング)と暮らす彼は、 自分のコントロールにひびが入りだしていることを意識する。

1作目でPsyシリアルキラーに肉体&精神を切り刻まれたBrennaは、DarkRiver Pac( 豹チェンジリング)とSnowDancer の協力で救出されたが、 肉体の傷が癒えた後も、心的外傷に苦しんでいる。

連日の悪夢、憎しみ・暴力の衝動、自分が自分でない感じ、、 Psyシリアルキラーは、獲物を何かの実験台にしていたようなのだ。 そして、彼女の脳も、何かをされたようなのだ。

彼女はJuddにだけは苦しみを打ち明けられる。Juddがそばにいると 安心できる。。だが、JuddはSilenceの強い条件付けで、感情が湧き上がりそうになると、頭に刺すような痛みを感じちゃうのだ。

それに、自分に感情を許すと、恐ろしい事になると信じている。

一方、Psyの世界では、Councilorたちは絶対的な権力を求めて、 より強力な脳のコントロールを研究させているんだが、それぞれに 思惑がある。。

そして、SnowDancerの居留地で惨殺死体が見つかり、あちこちで きなくさい臭いがしてきて、、、う〜むむ、、、

Brennaの心的ダメージは、Protocol I (脳のインプラント計画)と関係してるの?
Judd は、ほんまに核爆弾を抱えているような人間なの?
DarkRiverやSnowdancerを襲う色々な事件は、Psyのしかけた罠なの?
Faith が予知した「SnowDancer の血まみれの死」はBrennaやJuddを どう巻き込むの?

まだ半分なんで、どれも謎、謎、謎。

後半になって、肩透かしを食らいたくないぞー。頼むよ〜>作者さま。
それにしても、悶々ともだえ苦しんでいる Judd が素敵っす(^m^)

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10月 2日

夕飯の支度をバタバタと取り掛かる前に、ちょっとだけほっこりタイムを 持つのだけれど、たいていは安ワインとチーズとおせんべい、の プチキッチンドランカーもとい食前酒。
ここに最近「イカの塩辛」が加わった。
 
なぜか突然、イカの塩辛が食べたくてたまらなくなったんだが、、 おかしい、それほど好きな食べ物じゃなかったはずなのに、どーしてワタシは イカの塩辛がこれほど食べたいんだろ? これも更年期の症状?(爆)

塩辛を食べるのはわたし一人だし、ちょっとつまむ程度なので、なかなか無くならない。
そこで、今日は残っていた分をバターで炒めてみた。。やばい、意外とおいしい。
夕飯を作る前に一体なにをやってんだか・・

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10月 4日

2週間前に訪ねた耳鼻咽喉科の診察予約が今日の11時だったので、 10時20分頃に病院に行ったところ、、延々と待たされた。

患者が異常に多いというわけではなく、何か非常に長い診察・治療が 中で行われているよう? 診察室から「次の人」と患者の名前を呼ぶ声が 一向にしない。

どーなってんだろーーー・・
スタッフが慌しい様子を見せるって感じでもないから、緊急事態が 起きてるわけではなさそうだが、、、
、、ようやく名前を呼ばれたのが12時50分だった。

どうでしたか? はい、すっかり良くなりました。(鼻やら喉を覗いて、、) まぁ、薬ももう要らないでしょう。具合がまた悪くなったら月曜にでも きてくだされば結構ですよ。
(って今度の月曜日はお休みですけど・・)

診察1分? 「大変お待たせしました」の一言も無いもんなぁ。

ま、ひと月近く悩んだことが何事もなく済んでよかったんですけどね〜。

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10月 6日

最近のお気に入り、NEAL'S YARD REMEDIESのREMEDIES TO ROLL。
携帯タイプのアロマオイルで、先端がアンメルツのようなローラーになっているので、 すごく使いやすい。
ころころと首筋や鎖骨あたりを転がして、凝りをほぐしては本を読む?!

やぼ用があり四条に出かけたついでに大丸あたりをウロウロし、 衝動買いをやってしまった。  ふと手に取ったストールがとても素敵なデザインで、、
店員さんに説得されるまで値札を見ていなかったが、え?!なんでこんなに高いの?  しまった、GIORGIO ARMANIだったのね。。
う〜、、わたしはこんな美しいストールを巻く機会があるんだろうか?

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10月 8日

Nalini Singh の3巻「Caressed be Ice」を読み終えた後、やはりそれまでの展開が気になって、 2巻「Visions of Heat」(2007)を買ってしまった。

主人公は前作のヒーローLucasの警護、ジャガーチェンジリングの Vaughn と F-Psy(予知能力者)の Faith。
前作と同じネコ系チェンジリングヒーローと Psy ヒロインの組み合わせのうえ、 「mateに出会うとすべて無問題」なロマンスなので、インパクトが少し弱い。

Psy のなかでも貴重な予知能力者であるFaithは、3才からSilenceの条件付け訓練を 受け、隔絶した暮らしを続けている。
予知能力者にとって感情を消す Silence は安全弁だと言われてきた。
災害や不幸にみちた未来を予知することは、予知能力者の感情をいたぶり、かき乱す。
これまで多くの予知能力者が正気を失ったという。

Faithは、自由を制限され監視されてはいるが静かで安全な家に暮らす。
世の中から切り離された人生を生きていて、経済活動に関する予知だけをしているわけだ。
そんな彼女の予知は、Psy経済に多大な富をもたらしてきた。

ところが最近になって彼女は血にまみれた予知夢に毎晩襲われ、不安に慄いて いたところ、妹が殺害されたことを知らされる・・・

この巻は次の3巻につながる架け橋のような、Psy&Changeling ワールドの展開にとっては、大変興味深いものになっている。
(3巻を読んだあとで2巻を読んだから、余計そう思うのかもしれないが)

作中に多くの種が蒔かれるのだけれど、それはこの作品のなかで 花咲くものもあれば、次の巻で、いや次の次の巻で芽を出すものもあるみたいで、 とにかく色んなところに種が蒔かれている。

Faith が見る夢のひとつのシーンは、次の3巻で少し明かされるとある男の過去だし、他にも、Silence 以前に存在したカルト集団 Marcury や、存在が噂される秘密警察 Arrow 、 またJudd の秘密活動について、ちらっと言及される。

Faith と Sascha(1巻のヒロイン)が何気なく会話するシーンでは、 一年前 Psy-Med Journal に載った論文のことを話しているが、

「Silence でさえPsy の不適合者が発生するのを防げないけれど、この新たなProtocol は、 Silence を施す前の幼児に適用して、ミツバチのような社会、すべてのPsy が無駄のない思念で行動する社会を作ることができるらしいわ」
「なんて恐ろしいことを」
「理論上可能ってだけで、まだ研究段階なのよ」
「いいえ、Silence も、かつては理論上可能というだけだったのよ」

これが3巻で登場するProtocol I なのである。

次の巻で説明されるんだったら、読者もまぁ落ち着けるんだけれど、次でも説明 されないものもあるんだよねぇ。

たとえば、Jax(Psy用のドラッグ)によって死んだ山猫チェンジリング。これって 一体何につながるの? 
Faithの妹 Marine は、Council の何の秘密を知ってしまったの?

とにかく、ナリーニの描くこのシリーズは、ひとつの巻を読んだだけでは 消化不良というか欲求不満に陥ってしまいそうな物語なんである。
読者は、連載ものを読んでいるんだ、と心得て読まないといけないんである。
この点がうざったいと思う人には、あまり向いていないシリーズなんである。

で、1,2,3と読んでみて、わたしとしてはますます気になってくるPsy社会。

Changeling にドラッグを蔓延させようという狙いがあるのかしら?
 Jax と Rush(Changeling 用のドラッグ)はどう関係するの?
プロトコール・ワンはこれからどういう展開をみせるのかしら?
 あのPsyサイエンティストはいつ登場するの?
Ghostって一体誰なのさ?
Walkerの星はなんで揺れているの?

ナリーニ・シンは、Psy&Changeling シリーズ全7巻を出版社と契約したそうなので、 あと4つ、、4巻はClayがヒーローなので、あと3つ。
Dorianと、SnowDancerのHawkeはヒーロー確実だとして、あと一人は誰?
う〜む、謎。

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10月10日

やったぁ、やった〜。
Kresley Cole の the Immortals After Dark シリーズ、待望の第4弾「Wicked Deeds on a Winter's Night」がやっと読める。

ハロウィン発売ということで、それまで我慢と思っていたが、E-Bookの形態だと 買えるのだ。
というわけで、ポチ!

werewolf にとって mate というものは、この話に限らず「運命の相手、一生の相手」という約束で、普通、連れ合いが死ぬともう一方も死んでしまう、それほど切っても切れない結びつきである。
ライカンのBowenは、「A Hunger..」でヒーローのイトコとして登場したのだが、 その時から、読者の興味をあおってきた。

というのも、ボウエンは180年前に彼から逃げようとしたmateを追いかけて、事故でmateを死なせてしまった過去を持ち、気が狂うほどの孤独のなかで生き続けているからだ。

本来は不死で怪我をしてもすぐに再生するウルバリンみたいな奴なのに(なんせ、ボウエンは1200歳である)、前作「 No Rest for the Wicked 」のなかで魔女マリケータから「怪我が治らない呪い」を受け、その後、片腕は切られるわ、片目は失うわ、頭半分は吹っ飛ばされるわ、、もう、ボロボロ になっちゃったんである。

Haeの大会最終ステージ、ドラゴンが待ち受ける火口の淵に取り残され、「なぜおのれはこの火口に身を投げないのだ。 mateを蘇らせる望みも失い、なぜ、往生際悪く生きようとするのだ・・」と寸前まで行くんだが、、 イトコ君が助けにやってくる、、、

「恐るべき魔力を持つ」と生まれる前から予言された魔女 Mariketa the Awaited 。
魔女族のリーダーになると期待されているのだが、これまでのところ自分の力をコントロールできなくて、100回のうち99回は失敗して何かを爆発させている(笑)。

4年前に「お前を我が物にしようとする男が現れ、お前を連れ去り閉じ込めるだろう」と予言され、以来分厚いマント頭巾に身をくるんでいるマリケータは、自分の力を 証明したくて Heiの大会に出場した。

さて、本作の舞台はグアテマラのジャングル。
前作のHaeの大会の途中のところ、Incubi の墓の宝冠探しでボウエンとマリケータが鉢合わせたところから始まる。
トンネルを這うのに邪魔だと、頭巾とマントを引き裂くボウエン。
180年間、どんな女に対しても注意を向けることが無かったというのに、なぜかマリケータの 顔から目をそらすことができない。。
彼女のくちびるを味わわなければ死んでしまう、、熱いものが体を走る。。
Kresleyはちりちりと焦げるように身もだえする官能場面が上手いんだよねぇ〜。

くそ、、俺に邪な魔法をかけたな!
ボウエンは魔女が心底嫌いだった。(もちろんそれには深いわけがある)。

宝冠を先にみつけたボウエンは、宝探し競争に一歩抜きんでようと、墓の入り口を巨石で 閉じてしまった。
ま、マリケータが「わたしの力ならあんな石を動かすのなんて簡単よ」と 見栄を張ったせいもあるんだけどね。。
ライキーのばかやろーっ! 先ほど拒絶された心の痛みも相まって、彼を傷つけて やりたいと願ったマリケータは、最凶の呪いをボウエンにぶつけてしまう。。

墓のなかには、マリケータの他にデイモン族、Fey など5名も閉じ込められちゃったんだが、 協力して脱出しようとあれこれしても、どうにも頭上をふさぐ巨石を動かすことができないし、マリケータは魔力が全然思い通りに使えないし・・・

一向に戻ってこないマリケータらを心配して探し始めた魔女やFeyたちだったが、Incubi の墓は、ステージがクリアされた後は一度行った者以外は見つけられない。
というわけで
「救い出せ〜っ、さもないと本気でライカン族と戦争だっ」と 最後通牒を叩きつけられたLachlain(イトコ君 ライカン族の王)はボウエンを 必死で探し、火口にたどり着いたという わけなんだね。

全員が「ボウエンめ、殺してやるぅ〜」と数週間恨みを募らせているところに、 ボロボロになったボウエンがやってきて、、

この世界、不死の者たちがいっぱいいるんだけれど、人間たちは普通に暮らしていて、 彼らの存在を知らない、知らせないという設定なんだ。
で、グアテマラ。 Haeの大会後、政情不安でゲリラ活動が盛んになり、非常に危険な地帯になってしまった。
さらに、もうすぐ満月というやばい状況。。
(to be continued..)

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10月11日

そう言えば the Immortals After Dark シリーズの長編1作目「A Hunger Like No Other」がRITAを取ったんでしたね。どっちかというとマイナーな人気なのかと思っていたのでびっくり。

「リトル・ミス・サンシャイン」をDVDで鑑賞。
父親役のグレッグ・キニア、、ひゃぁ〜、なんてピッタリなんだ。
あなたのこと、前から変な奴だと気になっていたわたしとしては、とても嬉しい(笑)。
元ヒッピー世代のじいさんも、プルースト研究家の自殺未遂おじさんも、ニーチェにかぶれた無言兄ちゃんも、みんなピッタリ。
一見まともそうに見える母親も、夕食といえばファーストフードのフライドチキン、 デザートといえばアイスバー。

機能不全家族が、旅をして、すべてがいかにも今のアメリカって奴をベタに笑う風刺絵巻。 黄色いミニバスが、情けなくて優しくて哀しくてとぼけていて、、
大笑いしながら泣いた。

一番驚いたのは、リトル・ミス・サンシャインの美少女コンテストに出場 していた女の子と親たちが、本物だったということ。

子供とは思えない化粧とドレスに身を包み、媚を売りまくって、歌って踊る彼女たちは、この映画の中でもっともベタな部分だったが、実はそれが本物のコンテスト参加者だったと知ってショック・・・

ロマンスミニレビュー、ナリーニ・シンロレイン・ヒースパメラ・モルシを 新しく追加しました。

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10月14日

インチキなし、本当に自分で買った本なのに、どうやっても読めないというイライラ。
紙だったらこんな事絶対に起きない、E-Bookを買った人間にだけ起きるトラブルに 見舞われてしまった。

電子ブッには問題が2つあるよね。

ひとつは、E-Bookをコピーしたり違法に読む事がないように、セキュリティが かけられているんだけれど、その解除が信頼できないというか、不安定だってこと。

MSReader形式でダウンロードして、「さぁ読もう」と思ったら、MSReaderを activateしろ、と警告がでて、本が開かない。
しかたないのでMSのサイトに行って、activateしようとしたら、
「あなたは既に6回のアクティベートを超えている」

おかしい。同一マシンは何回アクティベートしても計算に加えられないはずなんだから、このマシン(一度アクティベートしている)はアクティベートできるはずなのに。。

いくらやってもラチがあかない。

アクティベートできないと、MSReaderは電子ブックを開かない。 つまり、これまで買ってあったE-Book すべてが読めないという事態に陥った。。がーん。

1つのIDでアクティベートは6回までというなら、別のIDを作ってアクティベート させたらいいか、と 考えたが、これもダメなのだ。
というのは、E-Bookが購入時のMSReaderのIDを記録しているので、別のIDでは 「あなたは読む権利がない」といって開かないようになっている。

一生の間にマシンは故障したり買い換えたり、色々あるというのに、買ったE-Bookを 読もうと思ったら、ずっと おなじIDでアクティベートしなくてはならない。
6デバイス以上のアクティベートをしたい場合は、追加のお願いを 180日間ごとにしないといけない、というのも、さらにクソ。

ネットで MSReaderトラブル関連を検索すると、困り果てて怒った同類がいる、いる。

問題は2つと書いたとおり、もうひとつ問題がある。

それは、電子ブックのフォーマットが統一されていないことだ。

MSReaderがアクティベートできないから、どうしようもなく、それなら 別のソフトで本を読もうと思っても、それは叶わない。

MobiPocket形式で読みたいと思ったら、再度MobiPocket形式になっているものを 買いなおさないといけないのだ。
同じ本を2度買わなきゃならないなんて、、ありえへん。

今回のことで懲りて、電子ブックのReaderについて調べてみたが、選択肢は少ない。
とりあえず今後は MSReader 形式はやめて、MobiPocket 形式を買おうと 思っている。 MobiPocketなら絶対大丈夫、というわけではないが、MSReaderよりはマシだろう。

MobiPocketの場合は、親元のサイトでおまかせアクティベートするのと 違って、買った本屋のサイトに、インストールしたMobiPocketソフトのシリアル番号を 登録するという手順でダウンロードした本を読むことができるようになる。

これが大抵どこでもデバイス4つまで、ということになっているが、マイクロソフトの アクティベートとは違い、マシンを買い替えたりしたら、前のを削除して新たに登録 しなおせばよい。同時使用は4つまで、なので、日常にはほとんど困らない。

さて、2日間ほどイライラして、Readerをアンインストールしたり、MSにメールを送ったりして、 なぜか突然アクティベートができるようになり、無事本を読むことができた。
でも、いつまた、突然読めなくなるか、と思うとねぇ〜、落ち着かないよねぇ。

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10月15日

「Wicked Deeds on a Winter's Night」読了。
評価としては星4つってトコだけれど、相変わらず楽しく読めた。
そうそう、近頃ではこれが大事だわ。

Krelrey Cole の物語は、ちょっとレトロなスタイルで、キラメク才気という 感じではないけれど、キャラクターが生き生きとしていて、昔の紙芝居を みているような温かさがある。

オバカな下半身ヒーローがネアンデルタール論理を振りかざして、地雷を踏みながらもめげずに前進。。スーパー強いヒロインは、フェロモンには素直に反応するも、しっかりとヒーローをたしなめる。。意外にもだんだん切ない純愛に燃え上がり、、最後はくすくすユーモアで包みこむ、あぁ、幸せっていいわ〜なロマンスなんである。

今作のいいところは、安易な「mate」ネタを使わなかったトコでしょう。

パラノーマルにつきものの「mate」って、目新しかった頃はドキドキと興奮したけれど、たくさん読むうちに飽きがくる。 運命の相手と決まってるから、論理思考なしで「彼女は俺のものだ」と 話が進んでしまうもの。

ところが、Kresleyは今回それを逆手にとった。

180年前にmateを失ったライカンヒーロー Bowen は、ピチピチギャルの魔女ヒロイン Mariketa に惹かれてしまう自分に悩みまくる。

俺に魔法をかけたのか? それとも、お前は死んだマリアの生まれ変わりなのか?
そうだ、生まれ変わりに違いない。。
ちゃうっ!! わたしはわたしよ、誰の生まれ代わりでもないわっ!!

本物の「mate」ならば妊娠する、というライカンの法則があるので(笑)、 マリケータとの間に子供ができるのかどうか確かめたいボウエンだったが、 マリケータは避妊パッチを貼っている現代っ娘。

ムッツリ暗いボウエンに惹かれる気持ちはあるんだけれど、他の女の身代わりだなんて 耐えられない。  だいいち、愛してるかどうか根拠がなければ確信できないような相手なんて、こっちが願い下げよ。

これは単なる欲望なんだ、と思いながらも、だんだんマリケータがそばにいる事に 満足を覚え、マリケータとじゃれあう事が楽しくてたまらなくなってくるボウエン。。
自分のこれまでの人生(人間じゃないですが)に抜けていたものが、初めて身にしみて分かってくる、、初めて明日が楽しみになる、、これが泣かせるっす。

グアテマラを脱出しようと旅する一行に、黒い影が襲い、マリケータの命をつけ狙う。。降りかかる災難に身を投げ出して 彼女を守るライカンヒーローは、いやはや、彼女の呪いが消えたから、体は 再生するというものの、災難の連続パンチで、満身創痍でござんす。
それでも、マリケータを守るためなら、火の中水の中、、泣かせます(笑)。

もしも、過去に戻る鍵 (前作に出た、過去に戻って過去を変えられる鍵 )が手に入ったとしても、今はもう過去に戻るつもりはない、、マリケータに そう告げるボウエンだったが、まさかの人物が登場する・・・・

けっこう「愛」って奴を考えさせられるお話でしたねぇ。
ま、ボウエンとマリケータが最後に幸せを手にするのが素直に嬉しかったわ〜。
だって、、雪は君に似合う、とか、あのボウエンが言うかと思えば、マリケータもボウエンに会えないでいる間、毎日魔法で雪を降らしちゃうメルヘンぶりでしたからね(笑)。

さて、the Immortals After Dark シリーズは、背景の集団が楽しくてねぇ。
相変わらずヴァルキリの集団がいい味だしていて、怒りまくっていたReginが 最後にはボウエンに同情してくれたり、Nixがボウエンのことを 「マイ ペット」とワンちゃん扱いで可愛がったり、、
ま、ライカンも大人になったと言いましょうか、素直に好意を受け取ってます(笑)。

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10月16日

JavaスクリプトをOFFにしている人には、味わってもらえないんで、 もしOFFにしてたら、今だけONにしてください。
(IEだと、上のほうにセキュリティ保護のためうんぬんとか言ってるトコを許可)

という前置きで、かきっぱなしの部屋のページに行って、スクロールしてみて ください。

以前は、縦に長いページの左側に、メニューを繰り返し書いていたのだけれど、よそさまの ページで左メニューが動くのをみて、そのページのソースを戴きました。
(通称パクリ 爆)。

単純だけど面白いわ〜。

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10月18日

以前からロマンス原書を持ち歩くときは(ちょーかっちょ悪いので)包装紙などをブックカバーにしていたのだが、 最近つけているのが、コレ。

はやりのスクラップブックやブックカバー用の和紙や千代紙。
つけだすと楽しくて、同時に読まないくせにあれこれつけてしまう(笑)。

横じまのものはスクラップブック台紙だけれど、緑色の部分が浮き上がっているので、触感が良いの。

竹笹堂の和紙は、2種類のタイプで、北斎漫画のほうはざらっとした和紙、 格子柄のほうは、つるっとした和紙。
ざらっとしたほうが好きなんだけれど、1デザインに1タイプ、格子柄のざらっとしたのがないので仕方なし。 実際手にとってみると、ざらっとしたものでも柄によって厚さが微妙に違う。

文庫本用に既に折られているものはお店に柄が全種類置いてあるけれど、折り目のついて いない和紙は、やや数が少なくて、原書サイズに合わせて自分で折りたいのに 欲しい柄が売り切れだったりする。。売り切れてしまう柄もあるのか、と思うと、つい見つけた時に買っておこうと、買いすぎてしまうのが難点(爆)。

派手な千代紙は普通のファンシーグッズのお店で購入したが、自宅で読むときに つける。これが、妙に非日常な雰囲気を醸し出し、ちょい嬉しかったりする(笑)。

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10月19日

久しぶりに明日は映画館に行こう! 「パンズラビリンス」を見るんだ!
そう考えて、京都シネマのHPを見に行ったら、あらま、驚いた。

「サルバトールの朝」が11/3から上映予定だって。

レオナルド・スバラグリアを映画館の画面で見ることは、もう無いだろうと 思いこんでいたが、こりゃ、がんばってこちらも見に行かなくては。
スバラグリアは、最近公開されたスパニッシュホラー「El Ray de la montaña」( King of the Hill ) が結構好評のようで、ほっとした。
かつてのお熱が冷めたとはいえ、一度は好きになった人だもの、がんばってほしいわ(爆)。

「サルバトールの朝」を見た人の感想で、スペインが独裁政権だったことを知らなかった、という感想が結構あるのでショック。。
っていうか、これってジェネレーションギャップなんだねぇ。

子供のわたしにとって、スペインって言ったら「フランコ」という感じで、 半ば東欧諸国と似たような印象の国だったのになぁ。 なんちゅうか、年齢を感じてしまった。

そういえば最近はシネマのページを全然更新しない「体たらく」で、 先日見た「ミス・リトル・サンシャイン」と「ホリディ」の感想を書いてないし、 買ったまま放置のDVDもあるし、熱意が下降していて、、やっぱ、年だわ・・(爆)

さて、読んだ本は Lorraine Heath 「PARTING GIFTS」(1994)
アメリカン・ヒストリカル
1881年のテキサス、というロレインおなじみの舞台。

これでもか、これでもか、と、とことん深い愛情をヒロインに捧げるヒーロー。
それがサマになるというのが凄いわ。
下手な作家だったら、しつこい味付けになりそうなのに、優しくて温かいからなぁ。  悲劇さえも温かく包み込む作風。人の優しさを描いたらぴか一。

弟の妻を愛し続ける兄なんだけど、これがねぇ〜、色々あってねぇ〜。
彼女は「兄弟もの」のドラマが抜群に上手い。

牛を買いつけに行ったはずが、女性を一人連れて帰ってきたチャールズ。
町で結婚をした、というチャールズを、ジェシー(チャールズの兄)が強く 問いただすと、娼婦館で初売り(というか、なんというか)のセリにかけられて いた女性(マディ)を、千ポンドで身請けしたという。

ジェシーはマディを激しく嫌悪して、口汚くののしるが、マディの凛とした 姿、チャールズと彼の子供達に注ぐ温かい愛情、誠実で知的な人柄に、次第に 惹かれてゆく。。

チャールズは、激しい頭痛(恐らく脳腫瘍)に苦しんでおり、長くて一年の命だと 覚悟していた。彼は子供たちに母の愛を残してやりたかった。そして、兄ジェシー に「愛」を残してやりたかった。。

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10月21日

ガンバーヴァンフォーレ甲府「5−0」

試合は点差ほどの圧勝ではなく、けっこう冷や冷やしながらの観戦だった。

寺田くんの鮮やかなゴールで始まり、マグノ、フタ、と前半は快調。 ところが、後半は甲府の猛攻に、ボールが足につかないガンバ。

なんちゃってゴールのような、意表をつくゴールで2点を加え、相手を 完封したものの、正直言って守備が不安だなぁ。
ホームゲームはあと2試合。毎年思うことだが、一年が早いっ。。

土曜は「パンズ・ラビリンス」を見た。

スペインのフランコ独裁下における人民戦線派弾圧を、少女の目を通して描いた寓話的な映画なんだけれど、 なんていうか、スペイン映画というよりメキシコ映画みたいな気がした。

いや、「こういう映画がスペイン風だ」とか、「メキシコ風ってのはこうだ」と 言えるわけじゃないんだけれど、なんていうんだろ、私の中で、メキシコ映画 っていうと、「血」の匂いがするんだよね。

ハリウッド映画の「血」じゃなくて、もっと生暖かくて体温のある、経血のような「血」。
生命の誕生と骸の死が、メキシコ映画のなかには、いつも生々しくあるような気がするんだよね。
で、帰宅してから調べてみたら、なんと、この監督さん、メキシコ人だったわ。。。 我ながら驚き。

映画は。。。切ないほど美しくて不気味で、どんより重苦しい。

いろいろ言いたいことはあるけれど、ここではひとつ。
映画のなかで、ラジオが伝えるノルマンディー上陸作戦に希望を託すゲリラ軍の 様子が写る。 ここはほんの小さなシーンだけれど、はっとさせられた。
そう、フランコ総統による軍事独裁に抵抗するゲリラ軍は、1944年の このとき、希望を持ったんだ。

だがわたしたちはその後の現実を知っている。

連合国側は決して人民の擁護者というわけではない。パリを開放 したからといって、スペインの軍事独裁には介入してこなかった。反共産主義、反コミュニストというフランコの立場を支持した。

この映画は、人民戦線残党狩りを行う政府軍の熾烈さを描くことによって、 限りなくゲリラに同情を寄せる流れをつくり、 大人たちの事情にまきこまれる少女の運命をそこに絡ませ、 クライマックスへ持ってゆく。
虚実の交叉したクライマックス・・・少女は観る者の胸に弾丸を撃ち込む。
ラストの痛みにうずくまっている間に、映画はもうひとつ、弾丸を撃つ。
なぜなら、人権や平和を求める願いは、ゲリラの局地的勝利を描く映画の なかでは満たされたとしても、現実にはこのあと打ち砕かれるのであり、 それを監督自身も知っているからだ。

レジスタントは勝利したの?
プリンセスはプリンスを守ったの?
「無垢な者の死」と「血」は「希望」を生んだけれど、、生きている人々が よほど強い気持ちを持ち続けなければ「希望」を育てることはできないんだ。

今も、無垢な人の血が毎日どこかで流れ続けているし、全然ファンタジーなんかじゃない。ひきがえるが根っこを食い、飽食した目無しの化け物が子どもを食らっている。
みんな、どこを見てるの? まわりを見てごらんよ、ほら、いちじくの花が咲いているんだよ、、 そう映画に言われたような気がした。

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10月24日

シネマのページをひさびさに更新。

パンズ・ラビリンス、 ホリディ、 リトル・ミス・サンシャイン、 ペイルライダー それにジェーン・エア(2006年BBC) などを書き入れた。

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10月27日

風邪からようやく脱出しました。

喉の痛みや鼻水よりも何が辛いって、節々がきしむように痛むこと。
これって、風邪のせいではあるけれど、なんか土台がダメになってるから こんなに痛むんじゃないかしら、、、(しょぼん)。

高校生のときは( 何十年前だ? )何時間でも寝ていられたのに、 今では長く寝ると「痛たたた、、」
腰はいたいし、肩や首、腕はこわばるし、寝てるのが苦痛になる。いやぁねぇ。。

録り溜めていたプレミアリーグをまとめて観戦。
「アーセナル 対 ボルトン」 「マンチェスターU 対 アストンヴィラ」
いやぁ、どちらの試合も、下位のチームが必死にがんばるもやがては 圧倒的な実力の前に力尽きる展開。

ボルトンは凄い闘志と粘りで60分ぐらいまではアーセナルを封じ込めていて、 こりゃ、もしかすると0−0?と思ったんだが、代わって入ってきたウォルコットと ロシツキが活躍する。相手をねじふせるような怒涛の攻撃だった。2−0

アストンヴィラは、予想外の先制点をとったけれど、マンUに焦り無し。
ナニのクロスにルーニーがするっと柔らかく入ってきて1点。テベスの華麗な技ありパスに ルーニーはしっかり2点目、この二人息が合ってきましたねぇ〜。
ものすごいビューティフルゴールだったわ。
冴えないアンデルソン、ブラウンという心配要因はあるものの、2点追加して 4−1。
お見事。

Green e Books にて、洋書古本を1冊100円で購入。
前に覗いた時はそれほど古本の種類が多くなくて、それっきりだったんだけれど、 久しぶりに覗いてみると、けっこう多くなってました。
状態の悪い古本はタダ箱に入っていて、それをごそごそと覗くのも楽しいです。
ロマンスもけっこうあります。
今回買ったのは、Teresa Medeiros 「The Bride and The Beast」(2000)
1760年のスコットランドを舞台にした物語で、チャーミングで温かいという評価。 ヒロインがとても気持ちよいらしい。

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10月28日

快晴で日中は暑いくらいのお天気。

新刊で買った洋書など、状態の良い本を選んでコロコロトランクに詰めて Green e Booksに 持って行き、売却。
21冊で210円(笑)。
ま、燃えるゴミに出すよりか、誰かに読んでもらえたら嬉しいし、現金を 選択したら210円だけれど、店内の本を買う金券を選択すると420円券になるしね。

ロマンス系洋書をもっと他の人も持ち込んでくれたら、一種の交換会ができる ってわけなんだけれど、今のところお店にはミステリーやファンタジーの方が多くて残念。。

だらだらと読んでいた Carla Kelly「Mrs.McVinnie's London Season」(1990)  と Lass Small「Goldilocks and the Behr」(1988) 読了。

amazonの読者評でも書かれているが、この本はカーラの中ではいまひとつ冴えない。  ウイットに富んだ会話やしみじみさせるやりとりなど、並みではないのだけれど、 何かが足りない。

戦士した夫の父とスコットランドでひっそり暮らしていたヒロインは、同姓同名の間違い手紙が 発端となりロンドンに出向く。
間違い手紙の差出人は海軍・船長ウィリアム・サマーズ。
彼は兄(公爵)の遺児17才の姪の社交界デビューのシャペロンを求めていた。
社交にあけくれるロンドンを嫌悪し、陸の生活にうんざりしているヒーロー、 地位でしか人を判断できないヒステリックなヒーローの姉、わがままな姪、家から逃げ出そうとする甥、さらには、スペインの地で酒場女がヒーローに押し付けた孤児の少女までいる、、そんな一家に巻き込まれたヒロイン。

わずか2週間のあいだに色々な騒動が起こり、一家の面々が変わってゆくドラマは 相変わらずの上手さなんだが、ヒーローが精彩を欠いたか。。
ヒロインは素敵なんだけれどね。

ラスの物語は、ランバートシリーズの2番目。
これが、ワケわからん物語で、いいのか〜っ!こんなのを出版して(^o^;;

ランバート姉妹の末っ子、ヒラリーの元にテイト(長女)から、 「10日たってもワタシと連絡が取れない場合は、警察に知らせて」というぶっそうな手紙が届き、あわててシカゴの姉のもとに行ってみるヒラリー。

姉と同じアパートに暮らすヒーローと知り合い、一緒に行方不明になった姉を探す 物語なんだが、、あれこれ手がかりを求めて、病院や死体置き場までかけまわり、 家の中のビデオテープや、コンピュータのディスクに暗号が残されてないか、 調べたり、、まじに大風呂敷を広げたってのに、最後の10章でテイトは無事に見つかる。

だが、誰に誘拐されたのかも分からないし、誘拐された理由も分からない。
そ、そんなぁ・・・これってアリ?! ラスだったらOK?! 

ヒラリーとアンガス(ヒーロー)のロマンスは、オバカな笑いと切ない優しさと、 不思議な英知で、 天才的に上手いんだけれど、でも、ストーリーがこれじゃ、、
いや、、、もしかして真面目に読んだわたしが悪い?

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10月30日

とうとう買ってしまった。ソニーのMZ-RH1

カセットテープのオーディオブックや、昔ダビングした曲など、CDが無い・探せない ものが結構あるが、やっぱりこれをいまどきのmp3にしたかったんだよね。
USBオーディオ・インターフェースみたいなモノも検討してみたけれど、 移したいのはテープとMDだけだから、転送の早いMZ-RH1が希望にぴったりなんだ。
定価で買うには高すぎるので、オークションでゲット。

さっそく、WAVファイルをmp3にする「午後のこーだ」や、ID3タグを編集する「Super Tag Editor」 などをダウンロードして、へっへ、まずはリンダの「青い瞳の狼」(All The Queen's Men)を移すとしよう。 これは既に我が家のミニコンポでカセットからMDにダビング済みなので楽にできるわん。

プレミアリーグを見るのに大忙し。一週間に3試合みるので限界だなぁ。
「チェルシー 対 マンチェスター・シティ」 6−0
 いやはや、チェルシー大爆発。。だんだんまとまってきたようで、上位争いが
 面白くなってくる。
「マンU 対 ミドルスブラ」 4−1
 きゃぁ〜、、これは年間ベストってくらいのファンタスティックゴール!
 スタジアムの観客がスタンディングオベーションだったもんねぇ。
 ルーニーとテベスは、ますます息が合ってきた(意外だよねぇ。。)
 ミドルスブラにかき回されて途中まで全くちぐはぐなマンUだったけれど、
 終わってみればこの差。
「リバプール 対 アーセナル」 1−1
 両チームとも気合が入りまくり。TVで見ているだけなのに、妙に疲れた(爆)。
 ジェラードのフリーキックは素晴らしかったけれど、総体的にはアーセナルの方が
 力が上という感じ。
 アウェイだと言うのに、アーセナルの攻撃サッカーときたら・・ベンゲルさん強気です。
 それにしてもアーセナルの呆れるほど早いパスは、一見の価値ありだわ。
 
来週は大一番、「アーセナル 対 マンU」がある。
こんな試合が続くと、まったく本が読めない・・

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11月 1日

川端通の並木が紅葉し始めた。
ここ数日、日中は秋とも思えない暑さだったが、今日は朝から 冷たい雨と鉛色の空。 11月って一番「陰鬱」な空が似合う月だなあ。

音楽リソースの整理・デジタル化に加えて、紙も思い切って整理しようか、 いろいろ情報を集め始めた。

灰色の雨降りの日って、やたら部屋を整理したくなるというか、 目につくあれこれを、全部さっぱりさせたくなる(笑)。

最近、新刊の洋書はできるだけ E-Book の形態で買うように心がけているけれど、 昔の本は、たいてい紙媒体。
ほとんどが安い古本だから、それほど綺麗ではなくて、身近に引き取り手が 見つからない。 ほんま、本の山が高くなる一方なんだ。

読み終えたら、手元に残しておきたい本だけ厳選して、それ以外は捨てよう、と 思いつつも、なんだか勿体無い気がして、なかなか捨てられない。

そんな時、ドキュメントスキャナーなるものが目についた。
あらま、もう大分前からこういうものが世にでていたのね。。知らなかった。
それほど高い値段じゃないし、コンパクト設計で置き場にも困らない感じ。

一度に何十枚も給紙ラックに差し込めて、両面をスキャンしてくれる。
300ページの本だったら15分くらいで完了?
透明テキスト付きのpdfを出力する、OCRの精度はそれほど高く ないらしい、なるほど、pdfを読むのには困らないし、そこそこ検索が できれば十分だから、わたしの目的には十分だわ。

洋書を捨てるつもりなら、裁断してもいいかなぁ。

お気に入りの本は紙の形で置いておきたい気がするけれど、手元に残すか どうか決断できないような本は、ずばっと背を裁断してスキャナーにかけてpdf にしちゃおうかなぁ。

人気を二分する Canon 2050-CII にするか、Scansnap S510 にするか、、って、 をいをい、買う気満々?!

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11月 4日

ガンバ大阪 ナビスコカップ初優勝!

国立には行かずテレビ応援。
川崎の攻撃になると胃が痛くて。。。
試合後の感想で、ヤット君が「点を取られる気が全くしなかった」なんて 言っているけど、「そ、そーなのかっ?!」 ひぃひぃ言いながら見ていた私。

あそこでフタが空振りしなければ、ヒーローだったのにぃ〜。。
ま、あの空振りがフロンターレ守備陣の意表を衝いたとも言える(爆)。

さて、ここのところMZ-RH1漬けの毎日なんである。

カセットテープのオーディオブック 「Tears of the Renegade (ダンシング・ラブ)」 「Mackenzie's Mountain (マッケンジーの山)」「Loving Evangeline (誘惑の湖)」 「Above and Beyond (27通のラブレター)」などをせっせとMDにダビングして、 それを今度はパソコンに移して、mp3にして。。

転送は驚くほど速いのだけれど、ID3タグを直すことまで含めると、けっこう手間が かかる。 ま、一回だけの辛抱だ。

歌謡曲やポップスなどは、近所のレンタルショップにCDが置いてあるなら、 MZ-RH1を使わずに、CDを借りてきて直接パソコンでmp3にする方がずっと早くて 利口だ。

ところが、昔々有線から録音したヒットソングメドレーや、クリスマス特集など、 歌手も曲名も分からなくて、二度と自分では見つけられないと思うような曲が 結構あって、そのために夜遅くまで延々とmp3化作業をしてしまった。

放送から録音しちゃったものってのは厄介ね。。。

ソニーの転送ソフトは、曲名が無いものには転送後 20071104_1 みたいな名前をつけるが、 「情報を取得」を選ぶと、音楽データの波形と、CDDBに登録された曲の波形とを照合し て、曲名や歌手名を自動取得してくれる。( MusicIDっていうのね )
曲名が自動的に付くなんて、超便利! なんだけれど、録音レベルの低いものや、 放送から録音したような音楽はお手上げみたいなんだなぁ。

そうなると、歌詞以外なんの手がかりもない。

まずぐぐってみる。 先頭の歌詞、さびの部分や印象的な歌詞の部分など、 あれこれ工夫してぐぐる。
全詞を書くと著作権に触れるからか、歌詞の一部分だけを載せているブログが 多くて、なかなかヒットしないんだ。 いくらやってもダメな場合、次の手段 「歌詞で歌が調べられる」と銘打っているサイトに 行く。
しかし、歌詞のDBはそれほど充実していない。 複数の曲名検索サイトを 回ってみたが、どうしてもタイトル・歌手が見つけられないものが残る。

「goo」や「はてな」など、色々な所で「教えて」コーナーを作っているので、 その辺の過去の質問を眺めたりしたが、見つからない。 あぁ、自分から質問しないとダメかなぁ。。
クリスマス関連の歌などは、youtubeでChristmas songを検索してみたが、 それもダメ。。

まだ試していないのは「midomi」だが、いい年してパソコンに向かって 歌うのはなぁ。。第一、歌詞で引けないようなマイナーな曲みたいやし。。

そう、オーディオブックテープをmp3にする作業よりも、昔録音した歌の 題名を調べることに、やったら時間を使ってしまった・・(はぁ〜)。

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11月 5日

何でも困って苦労してみて初めて知識って増えるわねぇ。

曲の題名を知りたい、ということが出発点となり、録音レベルが低いのが原因ならば、音圧を上げることが出来れば、検索ができるようになるのかもしれないと考え、 wavやmp3 ファイルの音量を調節できるソフトを探してみた。

音量を正規化するってことで、そういうのを「ノーマライズ」と呼ぶんだそうで、 フリーのノーマライズソフトがちゃんとある。

そうそう、わたしも思ってたんだぁ。
いくつかのmp3を組み合わせたプレイリストを聴いていると、突然音が大きくなって 慌ててボリュームを下げるとかさ。
アルバムによって曲の音量レベルが違って不便だなぁ、と思っていたが、世の中には、ちゃんと そういう悩みを解決してくれるソフトがあった。わはは。
mp3の音量レベルを揃えてくれるソフト、mp3Gain をさっそくダウンロード してみるとしよう。

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11月 6日

大いに期待された mp3Gain の結果は、、
もちろん、各曲の音は大きくなり、勇んで CDDB に検索をかけたん だけれど、相変わらず「候補なし」のお返事。
残念無念・・・

さて、原書古本もちゃんと読んでいるんだけれど、感想を書くのは また今度ということで、話はドキュメントスキャナーである。

Scansnap S-510を買ってしまった、職場で。( 職権濫用?! )

いやぁ〜・・、こんな小さいのに、スキャンは早くてとても綺麗! 驚いたわ。
その上、すごく使いやすい。 スキャンボタンひとつなんだもんね。

心配していた紙づまりや重ねスキャンなどもほとんど起こらない。
Fujitsuの機種は、キャノンのと比べて、紙送りに問題があり、つるっとした紙が 複数枚重ねて送られたり、ジャムったりする弱点を持つと知っていたので、 まとめて文書用紙を置くときは、よくさばいて空気をいれる ようにしたからね。 それにローラーの掃除もポイントだわ。

机の上に積まれた文書が、あれよあれよと消えて、 すいすいとpdfになってゆくのが無性に心地よい(笑)。

で、自宅用に買うのをどうするか判断するために、就業時間が過ぎてから こっそりと洋書古本をスキャンしてみた。
職場には巨大裁断機があるから、それで本の背中をバッサリ。
洋書のペーパーバックはわら半紙のような紙なので、ツルっとした紙に弱いS510に 向いている。
350ページほどの洋書が、なんと、20分弱で、pdfになってしまった。
はやっ・・

ファイルの中を見てみると、おぉ、くっきりと綺麗だわ。
あの早さでこの出来なら十分だなぁ。
職場は富士通、自宅用にはキャノンを買おうと思っていたけれど、やっぱ富士通に しようかなぁ。。

さて、洋書を電子ブックで読むのは、意外に都合が良いのである。

なぜなら、Microsoft Reader の場合は、 英英辞書が無料でマイクロソフトのサイトからダウンロードできて、 E-book を読みながら、分からない単語をクリックすれば辞書が連動して 開く仕組みになってる。
とっても楽ちんなんだ。

でも、普通のテキストをマイクロソフトリーダーで読む lit 形式に変換する方法を 知らないから、購入したE-Bookしかこの方法が使えなかった。

ところが、最近書いたように Mobipocket フォーマットの E-Book を買うようになって、 Mobipocket Reader で電子ブックを読んでいるんだけれど、これはテキストや  html や  pdf ファイルを読み込むことができる。
そうなの、富士通のスキャンスナップでpdf にした洋書ファイルも読み込めるのよ。

モビポケットの辞書は有料なので、一番安い英英辞書を買ってダウンロードして 使っているんだけれど、単語クリックだけで辞書が引けるのは、ほんとに便利なんだ〜。

う〜む、、一日1冊処理をするとして、一年間で365冊、、これなら自宅にある洋書をすべて pdf 化できるかも(をいをい。。)

職場の裁断機をこそこそ使う日々が続きそうである。

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11月 8日

このところ、ずっと読んでいたのが、Lass Small の Lambert 姉妹シリーズ。

いやぁ、、まさか、ラス・スモールを読んで泣きそうになるなんてねぇ・・ じわっと目が熱くなって、涙がこぼれそうになった。

このランバート姉妹シリーズは、ちょっとキャリー・ヒューズが入っている感じで、 とぼけたラス調と、大人の雰囲気の切ないヒューズ調がいい具合に混ざってる。 5人姉妹と関係者たち、全部で8冊のシリーズなんだけれど、最初の4冊が未訳で、中3冊翻訳されて、最後の1冊が未訳という構成。

ざっと紹介しようと書きだしたら、とても長くなったので、別ページへ

「サルバドールの朝」を映画館で鑑賞。
スバラグリアの顔をスクリーン大画面で見るのはかなり久しぶり。
オープニングタイトルの出演者順では、最後に「そして、レオナルド・スバラグリア」 と表示されていた。

女優が、とても好みの二人。
レオナール・ワトリング、彼女ってなんていうか、気持ちよい健康さがあって、 その強さが好きだわ。
イングリッド・ルビオ、大好きなんだなぁ、彼女。
「El Faro」とか「アル・シエロ、空へ」のヒロイン。
少しハスキーな声、少女のようなあどけなさと、神経質でもろそうな雰囲気。 中森明菜によく似てるんだ。

で、映画は?というと、、妙に淡々としたドキュメンタリーみたいな 映像だった。 とても生真面目なテーマで、国家による不当な判決、 不要な苦痛を受ける個人 の問題を描いている。

主人公たちは、ロビンフッド的行動と称して銀行強盗を繰り返し、逮捕され、 死刑判決を受ける。
なんちゅうか、愚かな行動と内省的で知性の高い言葉、アンバランスだけれど 一途な普通の若者が、逮捕劇のなかで、正当防衛?偶発的?警官を銃殺してしまう。

悪い事して甘えたこと言うな、と怒る人間もいる。当然だ。
ほんま、前半の、労働者運動を助けるための資金作りという大義名分で 銀行強盗をゲーム感覚で行っている間、 こんな映画を見に来たわたしって、、と思ったりもした(爆)。

スバラグリアは看守役で、「お前は罰せられて当然だ!」と いう態度をとるが、確かにわたしもそう思った。(もちろん、わたしも スバラグリアも変わってゆくわけだが)

映画は、サルバドールのことを反政府のヒーローという感じで描いていない。
フランコ体制下で、もがいた等身大の若者を描いている。

後半、監獄のなかの彼、家族、弁護士、看守たちのドラマがどんどんと 盛り上がってゆく。
警官殺しとして告訴されるが、死体の検死もないし、反証も弁護側の証人も 裁判で取り上げてもらえずに死刑宣告され、再審もない。
信じられる?「ガローテ」・・・・鉄輪を首にかけ、それを締め上げる 極刑。

等身大の若者の死と、その時代が描かれているが、監督は、 1970年代に限ったことではなく、今も世界のあちこちに、と 訴えていた。

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11月11日

毎朝、「望郷の道」を読むのがささやかな楽しみ。あの博多弁が心地良くてねぇ。。

相変わらず、本を pdf にするのと、カセットテープやMDを mp3に する作業をひたすらやっていて・・・
作業しながらこまぎれに本を読み、Carla Kelly の「Marian's Christmas Wish」(1989) を読了。 でも、時間がなくて、きちんと紹介できないぃ・・(汗)。

ガンバージェフ千葉 2−0
相手の良さを消すサッカー、、という事らしいが、わたしのようなシロウトに とっては、なんだかつまんないなぁ、、というサッカー。  勝って文句を言っちゃいけないけどね。
穏やかな晴天で、試合前にビール2杯飲んじゃって、もったりと観戦。

浦和が引き分け・・・う〜む あと清水と鹿島ががんばってくれたら・・・

「ドニー・ダーコ」DVD で鑑賞。ジェイク・ギレンホール、、いいなぁ。

たまたまつけたテレビで「30代後半 英国女性たちの選択〜」を見た。 
子供が欲しい独身女性たちの子作りをドキュメントしていたが、ロマンス本読者に とっては、とても見慣れた行動の、精子バンクや友人やツテ、広告などを通して、提供者を探す彼女たち。
女友達としゃべる会話がまさに小説のまんま。

子供(だけ)が欲しいというのは、昔からあった願いだけれど、女の手管を駆使して良さげな男を戴きっ!するよりは、バンクのほうがずっと正々堂々としている気がする。。

それにしても、女は自分で産めるからある意味ハッピーだ。
ぶっちゃけ、精子バンクは女の容姿をあげつらわないし。
この方向はこれから先も変わらないと思うけれど、30代後半の独身男性たちは どうなるんだろ。 子供が欲しい独身男性、なんて居ないのかな。。
男性側の特集もしてほしいなぁ。

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11月12日

NHK−BS、プレミアシップを買ったんですねぇ〜。

ちょこっと、E−BOOK作りについて書きました。

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11月15日

Teresa Medeiros「THE BRIDE and THE BEAST」(2000) 読了。
古本屋さんにて100円で買ったもの。

舞台は1761年のハイランド。
無残に壊された Weyrcraig 城に数ヶ月前から ドラゴンが棲みついた、と村人たちは怯えている。 夜な夜な城跡から不気味な唸り声が聞こえ、ちらちらと炎が揺れる。 過分な食料、金品を要求する手紙が村人の家に届けられ、 彼らは必死でそれにこたえていた。

この地は MacCullough クランの土地であったが、15年前、 ボニープリンスチャーリーの逃亡に手を貸した廉で、クランチーフとその家族は、 Cumberland公爵率いる英国軍に惨殺され、キャノン砲で破壊された城跡が 残るだけになっていた。

クランチーフとその家族が惨殺された夜、村人は誰一人、彼らの長を 助けに行かなかった。。MacCullough の紋章が ドラゴンであったことから、これは自分たちの罪にかけられた ドラゴンの呪いなんだと、村人は信じている。

さて、新しく届いた手紙には金千ポンドを届けろ、と書いてあった。

村には以前から噂があった。15年前、村人の誰かが、クラン長をCumberland公爵に金千ポンドで売ったのだ、という噂が。

ヒロインGwendolyn Wilderは、やや太めの本好きの娘。
村で文字が読める唯一の人間で、ドラゴンなんてものを信じていなかった。が、彼女が手紙を読むと、折りしも嵐が激しくなり、 パニックに陥った村人によって、千ポンドの代わりの生贄として、縛られて、 城の中庭に置き去りにされてしまう。
年頃で処女なのは、彼女だけだったのだ(爆)。

女が届けられるとは思ってもいなかったドラゴンだったが、ずぶ濡れになっている Gwendolynを放っておくわけにもいかず、、

塔に閉じ込められたGwendolyn、夜の闇の中でしかやってこないドラゴン。
暗闇のなかでのふたりの会話、、少しずつ明かされるドラゴンの過去、、高まる官能、、をぉぉ。。

と、前半は面白いロマンスだったが、、、

正体を明かしてからの展開がイマイチ。
ドラゴンの抱える怒り、復讐、が物語の起点になっているので、それを彼が どう消化するか楽しみにしていたのだが、う〜むむ。。

15年前に一体なにがあったのか、、裏切り者は誰なのか、これは読んでいると すぐに分かるんだが、裏切りを糾弾された時の描きかたも、、、う〜むむ、、

基本がコメディなので、滑稽な部分はとても楽しくてにやっと笑えるんだが。
ロマンティックタイムズは2000年のレビュアチョイス「スコッツもの」にこれを選んで いるけれど、良いのは前半までじゃないかなぁ。。

罪びとは赦しましょう! 昨日の絶望より明日の希望!
というすがすがしいメッセージが、やや滑ったか。。

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11月19日

週末は、自宅のScansnap相手に13冊の古本をpdf化。(やりすぎっ)  ^o^;;
裁断機など持っていないから、カッターで切るだけなのだが、これが拍子抜けするほど 簡単に切れる。
まず、ペーパーバックの背をドライヤーの熱で暖めて、糊をゆるくして、 表紙ー裏表紙の厚紙をはずす。
ざら半紙の塊となった本は、そのあと4〜6個に分けて、カッターで切ってしまう。

もちろん最初はナイフの刃を入れることに躊躇いを覚えたが、切り出すと調子にのって、、、後遺症として、カッターの脇を定規で強く押さえていたため、左肩が痛い・・(爆)

ほかに、去年の年賀状、映画のチラシ、J1マッチデープログラム、、どんどんスキャンして、 棚が一段分片付いてしまったわ。

Less than perfect リストを少し更新。
全然気づいていなかったのですが、Kurland, Lynn「THIS IS ALL I ASK」って 「わたしの黒い騎士」 だったんですねぇ〜。 教えていただけて感謝です!

ついでに、読んだけれど整理していなかったミニレビューを更新しました。
Evelyn VaughnCarla KellyKresley ColeMary BaloghLaura KinsaleLorraine Heath

あと、読んだ本は1冊。
スーザン・ブロックマン「遠い夏の英雄」へへ、今頃。。

若いー真ん中ー老いた 前向きー真ん中ー思い出 同時進行の按配がほんとに上手い。 そして「Bad boy returns」っていうのは、女の夢なんだよねぇ。

主人公カップルも悪くないが、若さがキラキラしているマロリーとディビッドコンビが 良かったね。この新鮮な喜びが人類をここまで繁栄させてきたんだなぁ、、と 素直に感動してしまった(笑)。

若さという勢いを失うと、人はいろんなものを抱えて、ひきずって、「頭」で 考えてばかりで、なかなか前に進めないね。 若い時の不安とどうにか折り合いをつけて年を重ね、固い甲羅をヨロイのように 自分にかぶせちゃう。 柔らかい自分をあれほど無邪気に他人にみせれたのが 嘘みたい。
そんなこんなのやり直しができるタイムリミットが主人公カップルだけれど、 彼らにはまだ有限の時間のはかなさがわからない。
喪失を引きずって生きてきた大叔父たちは、人生の最後にようやく大切な「時間」を 抱きしめるんだねぇ。

心の中で、ケビン・コスナーを思い浮かべるなよ〜!ブルース・ウィルスだっ、 ジャン・レノだぞっ、と、何度も自分に言いました(笑)

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11月21日

とうとうストーブON。 がぜん寒くなりましたねぇ〜。

久しぶりに文庫本、、といってもロマンスだけど。

「純白の似合う季節に」コニー・ブロックウェイ
ウィットに富んでいて可笑しくて切なくて、なかなか。
ヒロインの変化、成長が自然なので、読んでいて気持ちいいわ。
ただ、ストーリーにやや既出感があって、大詰めになってからが ちょっと弱かったかなぁ。。
あの大佐、大受け!(笑) 脇を固める年寄り陣が良いのよねぇ。 群像というか、 大勢の人がいるシーンのほうが旨みがでる感じだから、それが最後に 活かされなかったのが残念ねぇ。

作家の持ち味が気に入ったので、彼女の作品でもお勧めというものを探すことに。
いっぺんに全部買って、積ん読になってもいかんので、とりあえず2冊。
どちらもless than perfect リストにあるものだけど、 「ALL THROUGH THE NIGHT」「AS YOU DESIRE」を注文。

「わたしの黒い騎士」リン・カーランド
にゃはは、いやぁ〜、ほっこりと幸せ気分に。
よくあるようなストーリーなのに、優しさが満ちあふれていて、加減が分かっている。
13世紀のブリテンを舞台にした心温まるフェアリーテールってところね。

こちらも、コリンやジェイソンが気になったので、彼女のほかの作品を 調べてみたが、う〜むむ、、、こちらは、クリストファーだけでやめておくことに。

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11月26日

まず、ガンバ、、
ロスタイムも残り数十秒だというのに、、
涙が出ましたねぇ・・・orz

さて、すっかり更新をさぼってしまいました。
パソコン自体はMDを取り込んだり、本を取り込んだり、大忙しだったんですが。。

All that glitters (バラのざわめき)のオーディオテープを持って いるのだけれど、買ったのはいいけれど全然聴いていなかったのでした。 ところが、mp3にしたので、なんとなしに聴いてみたら、あらやだ、 やたらヒーローがセクシーで、、わはは、つい聞き惚れてしまいました。

テープはダイジェスト版なので、ちゃんと読みたくなり、pdfにした 原書を読み出したところ、、、
あらやだx2、、昔読んだときは「やれやれ」と思ったのに、妙にツボを つくじゃありませんか(笑)

性格も良くてきちんとした女性なのに、なまじ超美人なばっかりに、 お金目当ての計算高い女だと決めつける尊大な男。
彼女から離れられない、彼女を忘れられない、心惹かれる自分に腹をたてて、 侮辱してしまったり、彼女がそばにいると、あっという間に燃え上がるのに、 その後すぐにひどい事を言って心を傷つけたり・・・

これって王道のいたぶりなんですけど、秋にはいたぶりがよく似合う?!

さてさて、
ブロックマンのトラブルシューターシリーズ、突然読み始めたのにはワケがある。 というのは、6番目までまとめていただいてしまったんです(笑)。
1番目を読んだのは19日に書きましたが、2番、3番目を読みました。 す、す、すると、、

やばい、3番目「Over The Edge」がすごくツボに。
1,2では熱中というところまで行かなかったのだけれど、3番は 夢中でページをめくりました。 Stan 超好みですわ・・・

で、みんなが言っているように、SamとLysが気になって気になって、、
(Lysったら、まるで「バラのざわめき」のニコラスじゃありませんか 王道だわ・・)

ごめんなさい、このシリーズをこれまで全然見向きもしてなかったのに、 4,5を抜かして、 6番目「GONE TOO FAR」読んでしまいました。
美味しいドコ取り(汗)。

読み終わって、、、、はぁ〜、大満足。ものすごく幸せ。。
もうすぐ翻訳が出るから、何も書きませんが、もうもう、何度も じわっときて、、あぁん、、Ringo、、、
浪花節なんだよなぁ。。
主役たちも大満足ですが、サブプロットがわたしのツボ直撃で・・・

Max うるる・・・・

このシリーズのトリにふさわしい、、と思ったら、え?!これで終わりじゃないのね。 (驚き)

あらま、Max の話が9番目にあるんじゃないですか。
やだなぁ、、がっかりしたくないなぁ。。でも気になるしなぁ。。

げげ、Jules の話もあるじゃないですか、、えぇと12番目? 出たばかりなのね。
う〜む、どうしよう、、えぇい、まとめてポチだぁ〜

11月28日

「望郷の道」、、このところ、絶好調じゃないですか?
転回点の予感、息詰まる緊迫感、なんという切なさ。。あぁ、どうなるんでしょう。

毎朝、まずはこれを読まないことには始まらない。
今朝なんて杉の木を見上げる正太の思いに、涙が出そうになりました。
朝刊の連載小説を読んで泣きそうになるなんてねぇ、、

知らなかったんですが、これって北方謙三の「ルーツ」なんですね。

さて読んだのは
ジェニファー・クルージー HA-26「危ない恋人」(昔のテンプテーション 1994 の今頃翻訳)
どっはっはっは〜、もう、最高! 冴え渡ってるわ。

そうなんだ、文庫本よりもHQ時代のクルージーの方が好みなのは、 こういうファンタジーが欲しいからなんだ。 本音を包む諧謔、時にはシニカルかもしれないけれど、 でも、アホみたいに素直なロマンスのコンセンサスがあるんだよね〜。

読んでいると、いつしかどんよりした気分も晴れる。 ヒーローが良すぎ。。

「危ない恋人」を読み終えてから、未読箱に入っていた「Anyone But You 」(1996のHQ Love&Laughter )を取り出して、読み始めたところ、、 居心地の良い家、ぱっと見が冴えない犬、アグレッシブな友人を持つバツイチヒロインというクルージー三種の神器が揃った物語で、これまた、当たりの予感。

16年の結婚に終止符をうったヒロイン(40)は、とても居心地のよい アパートメントに移ったものの、静かで寂しくて気が滅入り、可愛い仔犬を 飼おうと決心した。
そうよ、わたしはずっと犬が飼いたかったのよ。

アニマルシェルターで、飼い主を募っている犬たちを見ていくと、、 うぎゃっ。。むちゃくちゃ陰鬱で悲しげで、見ていると気が滅入ってくる 成犬と目が合ってしまう。

あぁ、Fred 、、、Fred大叔父さんそっくり、、

さてさて、Fred (もちろん犬はこの名前になった 笑)が縁で、同じアパートの階下の住人(ヒーロー)と知り合うヒロイン。 彼がとてもハンサムでセクシーで若いので、素敵だわ、と思う自分が嫌になる。
Fred を見に親友のチャリティがやってくる。

へぇ、いい男だった? 声をかけて誘ってみなさいよ。
いやよ、、たぶん15才は年下なのよ、、わたし、プレ更年期なんだわ、そのうちに、 高校の近くをうろうろして若い男の子を物色するようになってしまうんだわ!
いやぁねぇ、プレ更年期なんかじゃないわよ。そんなのどうしてわかるのよ。
pubic hear が薄くなってくるっていう話よ。
で、どうなの?薄くなったの?
分からないわ、これまで注意して見たことなかったんですもの。
ばかばかしい、そんな事気にするの、よしなさいよ
でも、心の準備をしときたいの!わたし。
元旦那なら分かるんじゃない?
やめてよぉ、そんなこと確かめてもらうために彼の家をたずねろって?
ありえないわね。あ、でもさ、階下のハンサム君はあんたの pubic hair を 一度も見たことないんだから、薄くなったかどうかなんてわからないわよ。

もぐもぐ、、プリッツェルを食べながらプレ更年期談義を続けるふたり(笑)。

ヒーローは30才になったところ、ERのドクターなんですが、こちらは家族が複雑で、 父親が3回結婚し、母親違いの姉(生みの母死亡)と母親違いの兄(生みの母健在)がいる。 誕生日に姉、兄、継母、実母、父、それぞれと別々に会食し、ハードスケジュールで 夜にはぐったり、、
ヒロインのところでコーヒーを飲ませてもらおうとノックする。

30の誕生日を迎えたばかりの男、それにひきかえわたしは pubic hear を気にしている40女、、胸のうちでつぶやくヒロイン(笑)

へへ、まだ途中なんですが、、どうなるんでしょうねぇ。 (あすに続く

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11月29日

昨日読み始めたジェニファー・クルージーの「Anyone But You 」、 意外にもしみじみとした味わいで、良いわ〜、上手いわ〜。

ふたりはとても気があう友人として、毎晩のようにオレオと牛乳とオレオを 欲しがるFredと、オールドムービーを見ながらほっこり過ごす仲になるんだけれど、 ニーナ(ヒロイン)は10才という年齢差をどうしても無視できない。

アレックス(ヒーロー)が前に連れていたハタチくらいのGFを思い浮かべて、そうよ、 この垂れてきた体を彼に見せれるはずがないじゃない。向こうもわたしのことを 好きみたいだけど、、でも、だめ、だめ、絶対にだめ、、、

アレックスはニーナに内心めろめろだけれど、デートに誘ったら 笑われるんではないか、ふたりの友情を壊してしまうんではないか、と、我慢して 悶々と。。

そこに登場するのがこれ、「Incredibra」インクレディブラ (爆)。

その眼で見なければ信じられないほど寄せて上げるインクレディブルなブラ!^o^

ニーナはインクレディブラをつけて「あなたが欲しいの!」と部屋に突入し、 もちろん、ふたりとも相思相愛なんだから、一気にラブラブ。。。だけれど、 部屋の明かりを消さないと、絶対にインクレディブラをはずせないニーナ。

一方、アレックスは、心臓専門医の父、神経外科医の実母、胸部外科専門医の継母、 ガン専門医の姉、婦人科医の兄らから、早く専門を決めろ、と言われていて、 専門医になれば収入は飛躍的に上がるし格もつく。ERの仕事が好きだけれど、 ニーナに子供っぽいと思われたくない。と、父親の勧めに従ってしまう。。

ニーナ、アレックス、チャリティ、マックス(アレックスの兄)、彼らの 会話が可笑しくて切なくて、、チャリティがほんま良い味だしててねぇ。
彼女は自分の恋の遍歴を私小説にしようとしてるんだけれど、 破れた恋、ばかげた恋、どつぼの恋から何を学ぶか、はっとするほどストレートな メッセージがこめられていて、ちょっと胸が痛んだり考えさせたりするんですよねぇ。

あるがままの自分を愛してくれている、と相手を信じられるか。
これって難しいよねぇ。
自分をさらけ出すリスクを背負うじゃない? 恥をかくかもしれない。

でも、チャリティが、「どんな相手でも終わるときは自分がバカだったと 恥ずかしく思うんだから、恥ずかしく思う甲斐のある相手に恥をかきなさいよ。 アレックスにはそれだけの価値があるわよ」

勇気をふりしぼってインクレディブラをFredにあげてしまうニーナ(Fred、前にも盗んでるんですよねぇ これがお気に入りで 笑)。何もつけずにトレンチコートをはおって、、

だって、すごく垂れているのよ
君の胸が地面に垂れていたってかまわないんだ (嘘だ〜っ 笑)

ERの医師として働き続けることを決心したアレックスとオレオとFredと、 なんちゅうか、しみじみとしたハッピーエンドで、、いいなぁ、 昔のシリーズロマンスならではの優しさ。

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