ヒストリカルやリージェンシーがそれほど好きじゃない私が、なぜ「カーラ・ケリー」とめぐり合えたのか、、 なぜ「The Lady's Companion」をポチっとしたのか、今でもって不思議だ。 この幸運な偶然に感謝したい。 「彼女の本を読んでいる間だけ、人間嫌いな自分を抑えられる」と書いている人がいる。 宝石のようだと書いている人がいる。 彼女の本から、困難な時代に勇気と誇りと共感をもって歩む人々が、静かに語りかけてくる。 よくある設定でありながら、決して、よくある内容じゃない。 幾層にも重なった物語世界のなかで、多くの登場人物がくっきりとした輪郭をもって生きている。 すべてが満点作品だとは言わないが、たとえロマンスに不満が残っても、深い味わいを残すシーンが満載なんである。 あまたいるロマンス作家のなかで、別格だと思う作家である。 SIGNETで書いたものは、1815年ワーテルローの戦いをはさんだ時代設定で、この時代を彼女は書きたかったそうだが、 今後はアメリカ西部開拓とインディアンとの衝突の時代を書きたいそうだ。 ハーレクイン社が、リージェンシーを書かないなら契約しない、と言ったそうで、 彼女の本当に書きたいものは、どこか別の出版社から将来出るらしい。。 彼女なら、誰も真似できない、これまでになかったアメリカンヒストリカルが書けると信じている。
カテゴリー | 題名 | 過去 | 出版 | ジャンル | ヒロイン、ヒーローの名前 | 感想 | 一言 |
Daughter of Fortune | Jun-85 | 買ってしまったが、まだ。 舞台はニューメキシコ | |||||
SIGNET | Summer Campaign | ヒロイン(双子の兄も)は捨て子、教区牧師の元で育てられる | Mar-89 | リージェンシー 捨て子ヒロイン 自分の価値を信じる 看病 | Onyx Hamilton(23)、 少佐Jack Berersford(30?) | Badajozの悪夢をみるジャック、義父母の言うままに教区牧師と婚約したオニックス、、互いの気持ちが深く通じるところまでが実に巧みで上手いんだよねぇ。ジャックの兄の看病なんて迫力だ。しかも、自分の人生は自分で切り開けるという事に目覚めるのが気持ちいいんだ。。ふたりには幸せになってほしいなあ・・ | じーん |
SIGNET | Miss Chartley's Guided Tour | ヒロインは8年前、祭壇の前にひとり残された。 父はその後自殺。 | Jun-89 | リージェンシー 過去の殺人事件 子連れロードムービー | プライベートスクールの英語教師Omega Chartley(26)、 Byworth子爵Matthew Bering(34) | はっきり言ってヒーローが一番魅力が無い。 オメガとジェイミーの旅、平民ボウ・ストリート・ランナーのセリフ、どれもがいい味出しているが、マシューがラストに至ってもすっきりしない・・・。オメガあってのマシュー。(ヒロインの名前は最後までNGだねぇ) | |
SIGNET | Marian's Christmas Wish | ヒーローは船上で事故に遭い、左顔や体に火傷や大怪我 | Dec-89 | 傷ヒーロー お金が無くなった一家のクリスマス前のどたばた | Marian Wynswich(17)、 外交官Lord Gilbert Ingraham(28) | クリスマスプディング・ファンタジー。 ヒロインの弟のいたずらは、やや鼻白むが、ヒロインはトラブルメイカーからちゃんと成長してゆくからマシかな。007のようなヒーローがヒロインにメロメロなのに、ヒロインは才女で明るいとは言え幼すぎて。。もうちょっと成熟したヒロインの方がいいなぁ。 | |
SIGNET | Mrs. McVinnie's London Season | ヒロインは1年前に夫を戦争で失った | Jun-90 | リージェンシー ひょんなことから一家を世話するヒロイン | Jeannie McVinnie(24)、 英国海軍船長William Summers(36) | 実にロマンスとしては微妙。キャプテンと甥、姪たちが変わってゆく様はしみじみとするが、ヒロインとキャプテンのロマンスはあったような無いような・・・。ロンドンの結婚市場、それが「シーズン」。夫探しが女の生きる道だったことを痛烈に皮肉るが、悲しい現実だ。 | |
SIGNET | Libby's London Merchant | ヒロインの父は2年前に病死。 ドクターの母は出産時に死亡。 | Apr-91 | リージェンシー 持参金のないヒロイン 障害者の弟 差別と偏見 戦争の傷 真の愛をみつける | Elizabeth Ames (リビー 20)、 医者Anthony Cook (31)、 第7代Knaresborough公爵 Benedict Nesbitt (チョコレート商人ネアズビット・デューク 30) | はぁ、、うますぎる。ジャンルを決められないほど豊かな内容で、、大きな体をもてあまし、物をひっくり返してばかりのドクター、働く必要のない身分なのに、寝る間もないほど人を助けて、、快活で賢く初々しいリビーも気持ちがいいし、公爵の再生も気持ちがいいし、、 | じーん |
The Light Within | ヒーローはウォーターローで撃たれて負傷。 ヒロインの夫と義父は3年前に船事故で死亡 | Jan-92 | リージェンシー 1816年 人生再出発 ヴァレンタインもの | 侯爵の次男 Lord Thomas Waggoner、 船会社経営、未亡人Blessing Whittier | 貧乏紳士ヒーローと明るく強いヒロインの再出発ものだけれど、ヒーロー兄があまりに類型的で、ヒロインもなんだか優等生で、上手いんだけれど微妙。義母の名前はPatienceだし、、命名が相変わらず・・ | ||
SIGNET | Miss Grimsley's Oxford Career | Mar-92 | リージェンシー 女性と学問 現実と折り合いをつけること | Ellen Grimsley(18)、 公爵 | 不満だぁ〜。あれこれもがいても、結局結婚しか道が無い、というところが味気ない。 ヒロインのオックスフォード物語は実に面白いのだが、「あしながおじさん」を読んでいるようで、ロマンス香が薄い。プロポーズされたあとの逡巡もくどくて、読後感があまり良くない。 | ||
SIGNET | Miss Whittier Makes a List | Jul-94 | リージェンシー 戦時下の愛とは | Hannah Whittier(18)、 英国戦艦船長Daniel Spark(35) | 思いがけない船の生活、ふたりが素直に惹かれてゆく様子、高潔で男らしいヒーロー、ロマンスというよりもわくわくする物語を読んでいるかのよう。ほんま、上手いなぁ。。 悲しみも喜びもストレートで、かつ優しいユーモアに包まれていて、、ふたりが幸せに暮らせるといいなぁ・・・ | うひ | |
SIGNET | Mrs. Drew Plays Her Hand | Dec-94 | リージェンシー もう一度人を愛すること | 教区牧師の未亡人Roxanna Drew (27)、 Winn侯爵Fletcher Winfrey Rand (38) | 結婚することしかヒロインに選択肢が無いことが不満だが、物語は笑いと勇気と涙に溢れている。たぶんヒロインはどんな困難な状況になってもやってゆけるんだろうなぁ。 ヒーローが、なんて自分はばかだったんだぁと駆けつける所がいいんだよねぇ。拒絶されることも恐れてプライド守ってちゃダメなんだ。 それにしてもこの優しさときたら。義兄をXXできるなんてねぇ。 | うふ | |
SIGNET | Reforming Lord Ragsdale | ヒーローは10年前に父親を戦場で失った。 ヒロインは5年前に家族と引き裂かれた | Oct-95 | 1809年 自分を赦すこと。人生を取り戻す アイルランド暴動 オーストラリア流刑 | Emma Costello (26)、 Lord Ragsdale John Staples(30) | とっておいた最期のカーラ本で、しぶしぶ読んだ。 ヒーローの心に隠れた鉱山を掘り起こすヒロイン。カーラ節が冴えて、泣かされて笑わされて。。 後半ヒロインが助けられてばかりになるのが少し物足りないし、ラスト直前もちょっとすっきりしなかったが、最期に貰った勇気と希望の大きさがもう別格。。絶対幸せになるんだよー! | うふ |
SIGNET | The Lady's Companion | ヒーローは私生児。 ヒロインの母は12才?で死亡 | Jun-96 | リージェンシー 階級 人を赦すということ | コンパニオン Susan Hampton (25) 農場管理人David Wiggins (33) | コッツワースの伯爵夫人の元で、静かに擬似家族が作られる。元Sargentヒーローのワーテルロー小麦にかける思いが、、いいんだよねぇ、、素直な愛情に癒されるんだわ、、伯爵夫人の苦しみに心から泣けるけれど、Susanもいつか父親を赦すことができるのかしら。 最後のせりふが本当に素晴らしい。 | 大好き! |
SIGNET | With This Ring | Sep-97 | リージェンシー 便宜結婚 自分に自信をもつこと | Lydia Perkins(22), ノーザンバーランド領主Samuel Reed少佐(31) | ツボがわかってるんだなぁ〜。傷病兵を見舞うヒロイン、ナポレオン戦争後の社会矛盾。 傷が化膿するヒーロー、、必ずちゃんと助けてくれる人たちがいる、生きていて良かったと思えるものがある。 床屋開業の話もよくできてるし、ピクトン将軍や舞踏会での大演説や、背中のひっかき傷や、、とにかく、上手い | うふ | |
SIGNET | Make a Joyful Noise | ヒーローは6年前インドに従軍(Assayeの戦い) 妻は第2子出産で死亡 | Nov-97 | リージェンシー クリスマス 1809年 真面目で誠実なヒーロー | 半島戦争未亡人Rosie Wetherhy、Lord Wythe Peter Chard( 息子10才、娘6才) | よき父親である大人の男、周囲に勧められるまま結婚し、失望し、戦争に行き、妻は亡くなり、何年にもなる、、自分の寂しさに気付いているが生活を変える一大決心ができない、、これが上手いんですよねぇ。 ヒロインが受身一方なのが唯一の不満。 | ヒーローは素敵なんだけど・・ |
SIGNET | Miss Milton Speaks Her Mind | ヒロイン5才で父死亡、12才で母死亡、親戚のもとで厄介になる。アンドリュー(従兄弟の息子)が生まれて以来、ずっと(12年)世話をしている | Nov-98 | リージェンシ 階級 愛のない暮らし 秘密 | Jane Milton(29)、 紡績工場主Scipio Butterworth(40) | 孤独と悲しみに満ちていて読んでいると胸に穴があいた気分になる。Scipioはヒーローって感じじゃなく、近くて遠い人なんだよねぇ。。ヒロインは宝物のような人だと思うね。Scipioは絶対に彼女を大事にしないと!! | 暗い |
SIGNET | The Christmas Ornament | Nov-98 | リージェンシー 女性と学問 無意識の高慢 | Olivia Hannaford(18) James Enders(28) | うまいなぁ〜・・「Miss Grimsley's Oxford Career」と同じ設定だけれど、こちらの方が気持ちが明るくなる。優秀な女性を尊重してくれる男性がいつの時代でも必要なんだわ。。双方の父親が素敵!! | うふ | |
SIGNET | An Object of Charity | ヒーローは14歳のときに家を出て以来、22年間イギリス海軍に。 | Oct-99 | 人を赦すこと。 | Sally Partlow(25)、 戦艦Admirable船長 Michael Lynch(36) | 長い時間に溜まった澱のような怒り、憤り。 相手を罰するつもりが結局自分の人生を味気ないものにしてしまう。 言葉でうまく伝えられない事をなんでカーラはこんなに上手く伝えられるのかなぁ。ささやかなユーモアが憎い。 | うふ |
SIGNET | One Good Turn | ヒロインは6年前に父と妹を失った。 ヒーローの母は半年前に死亡。 | Dec-01 | リージェンシー 戦争の傷からの癒し 自分を赦すこと | ハウスキーパーLiria Varencia(20)、 第7代Knaresborough公爵 Benedict Nesbitt(31) | 宝石の原石のような人なんだ、ヒーローは。 男気があって、いたずらっ子で、でも、ちゃんと人を思いやるハートを持っている。 執事のLuster、絵を描くJuan、朝のコップ係り、ロンドンの執事見習い、元部下、誰もが生き生きとしていて、、ヒロインが最後にやっと娘らしくなるのが嬉しい。 ワーテルロー小麦も登場し、うるっときた。 姉夫婦がやってきたシーンだけは違和感が残る、残念。 | うふ |
SIGNET | The Wedding Journey | Dec-02 | リージェンシー 一種のサバイバル 便宜結婚 静かなる男の成長 | 看護手伝いElinore Mason(Nell 18)、 野戦第8病院、アシスタント外科医Jesse Randall(29?) | ヒーローの勇気と献身がこれほど気持ちよいとね、もうヒロインの少々の物足りなさは許しちゃうわ。 元泥棒稼業のふたり組がいい味だしていたねぇ。父親の改心はややご都合主義だが、最後までストーリーの面白さは減じない。この薄い本にこれほどの物語が入るのが信じがたいわ。 | 好きだわ | |
SIGNET | Let Nothing You Dismay | ヒロインは捨て子のエジプト/イングランドハーフ。 ヒーローは11年前の事件を忘れることができない | Oct-03 | 過去の出来事からの再生 優しいクリスマス物語 1810年 | 教師セシリア(28)、 法廷弁護士トレヴァー・ | アンソロジーの短さでカーラらしい物語。ヒロインの賢さと優しさが気持ちいいんだなぁ〜。 | やっぱ、カーラはいいなぁ |
TCU press | Here's to the Ladies | 2003 | アメリカンヒストリカル 1880年代 | どれもこれも、リージェンシーものより静かで少しシニカルで、ペーソスたっぷりで、心に残る。。もっと、こういう物語が読みたいわ・・ | 好きだ! | ||
A Hasty Marriage | May-04 | リージェンシー 身分違い・国籍違いの一目ぼれ 大人の恋 1807年 | ジェントリーの娘Ann Utley(32)、アメリカ商船会社 Hiram Titus船長(40) | 好きだわ〜。恋にどきどきするヒロインだけれど、大人の女性らしい決断と前向きさが気持ちいいし、家庭的な男らしいヒーローも良いなぁ〜。元ガバネスと船舶商会店主の夫婦がいい味だしてて、ナイスだわ。 | うふふ | ||
HH-839 | Beau Crusoe | ヒーローは5年間無人島で過ごした。 ヒロインは7年前に駆け落ち。夫はコレラで死亡。 | Mar-07 | 過去の出来事からの再生 PTSDヒーロー | Sussannah Park(25)、 James Trevenen(28) | カーラのヒーロー視点本はおしなべてヒロインがリアルに感じられないんだ・・MrsGigglesと正反対なんだなぁ。 すごく上手いけどなんかダルイ、清涼感が減った気がするんだわ〜。 | |
HH-928 | Marrying The Captain | ヒロインの母は出産時に死亡。私生児。父親は子爵。 ヒーローの両親は司祭、 | Jan-09 | Ratliffe子爵の私生児 1808年 自己を尊厳する | ポーツマスのInnを祖母と切り盛りするEleanor Massie(Nana 21)、 英国海軍船長Oliver Whorty(30) | 海軍の男と彼らを待つ妻たち、ポーツマスの生活、ほんと、こういうのを書いたらカーラは上手いわ。。前半のヒロイン像にもう少しピリっとしたものがあったら、良かったんだけどなぁ。 しかし、ラストの落とし所が上手い。 | うふ |
HH-949 | The Surgeon's Lady | ヒロインは私生児、母はしがない女優、父親は子爵。 9年前に結婚、3年間卒中で倒れた夫を看病。1年前に夫死亡。 ヒーロー12歳で海へ、船医助手だった彼をオリバーがエディンバラ大に遣ってくれた | Jul-09 | Ratliffe子爵の私生児 1809年 自己の尊厳をとりもどす 愛と信頼 | 寡婦 Laura Taunton(27)、海軍付きSurgeon Lieutenant Philemon Brittles | これほどリアルな病院描写はカーラの中でも初めてかもしれない。ヒーローが出来すぎ君だが両親がいいんだよねぇ。ナナもキャプテンも相変わらず素敵だ。デイビットも泣ける。。あと一押しのヒロイン、もうちょっと気概をみせてほしかったけれど、でも、人生の決断ってそういうものかもしれないなあ・・ | うる |
A Rigency Christmas | Christmas Promise | ヒーローは海軍入隊22年。 | Nov-09 | 1815年 シラノベルジュラック 再会(22年) | 寡婦Ianthe Mears(35歳 15の娘と10の息子)、 英国海軍船長Jeremiah Faulk (38) | あぁ、子供時代の初恋、主人の息子(戦死したヒロインの夫)と主人のStewardの息子(ヒーロー)。。ナポレオン戦争が終わり陸にあがる、その孤独感がなんと切ないこと。。分相応に生きる人々に幸あれ・・ | ヒーローが素晴らしすぎ! |
HH-998 | Marrying the Royal Marine | Jun-10 | Ratliffe子爵の私生児 1812年 半島戦争捕虜記 | Polly Brandon(18)、 海兵隊Lieutenant Colonel Hugh Philippe d’Anvers Junot(37) | ロマンスとしては信頼がありすぎて面白みに欠けるが、物語としては上等。最初鬼畜のように描いたフランス兵がだんだん人間味を増してゆく様子など感心する上手さ 筆を折らずに書き続けてほしいわ〜。 | しみじみ | |
HH-1025 | The Admiral's Penniless Bride | ヒロインは5年前、夫と息子を失っている。 | Dec-10 | 1816年 人を赦すこと | 失職中 Sophia Paul Daviess (Sally Paul 32)、 退役したばかりAdmiral Sir Charles Bright(45), | ヒロインの過去があまりに辛くて、この不正義をどうしてくれよう!腹がたって仕方ない。ヒーローも一瞬つまらぬ男に成り下がるし、、。カーラファンでない人には勧めづらい話かもしれない。 | うーん。。 |
HH-1068 | Coming Home for Christmas | Dec-11 | 親子3代の物語。ナポレオン後、クリミア戦争後、西部開拓、 | 3話、どれをとっても、カーラならではの物語。しみじみと優しさに触れる。ヒーロー視点の1,3よりヒロイン視点の2の方が生き生きしていて楽しい。 | |||
Cedar Fort | In Love and
War The Light Within, A Hasty Marriage, Something New, The Background Man |
過去の短編4つのアンソロジー | Jan-12 | 1815年前後 | クリスマスや結婚アンソロジーからカーラ作品ばかりを集めたもの、ファンにとっては嬉しいeBook。 2話と3話がお気に入り。 | ||
HH-1092 | Marriage of Marcy | May-12 | 放置してます(汗) | ||||
HH-1135 | Her Hesitant Heart | ヒロインは1年前に離婚。ヒーローは14年前に大火傷で妻を失った | May-13 | 1876年、 西部開拓前線 ララミー砦 | 新任教師Susanna Hopkins(32)、 軍医Major Joseph Randolph(38) | せっかくカーラの書きたかった時代背景だというのに、ナポレオン後のリージェンシーを書いていた時のほうが鋭かった気がする。 それに、ヒロインもヒーローも too good で、、当たり前だけれど「人生に対する若さ」が無くなったなぁ・・・ | うーん、、 |
Camel Press | Double Cross | ヒロインは11歳の時両親兄弟をコマンチ族の襲撃で失った。 ヒーローは8年前コレラで妻子を失った。 | Aug-13 | 1780年 スペイン領ニューメキシコ | Paloma Vega(18)、juez de campo Marco Mondragon(31) | 焼印の管理、スペイン撤退、コマンチ族の土地、、背景が非常に面白く読んでいてワクワクした。ここ何年かのなかでは一番良いと思う(何様?!)。 でも、善き人はすべてヒロインの味方、ヒロインに敵対するのは愚かで悪い人って感じなのがやっぱねぇ。。続編で夫婦喧嘩が起こる事を希望いたします!(爆) | |
HH-1181 | The Wedding Ring Quest | ヒロインは12年前に両親が死亡、伯父の家で暮らしている。ヒーローは10年前に妻が出産後死亡 | Mar-14 | 1815年 フルーツケーキと自分探し | Mary Rennie(27), イングランド海軍船長Roth Rennie(38)、Rothの息子Nathan(10) | この戦争が終わったら絶対アレを食べよう、、人がしがみつく夢ってこういうもんなんだよねぇ。人生の再出発、、重いテーマをカーラならではの味付けでまとめた渋い一品。戦争と日常のあいだ、軍人ヒーローの不完全さがとてもうまい。。出来過ぎヒロインに不満を感じたが最後のほうで少し頑張ったからまぁOKかな。ロマンス香は無いが、カーラらしい作品。 | 最近のHQの中では一番のヒット |