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更新記録 2006年 10月1日から2006年11月30日まで


10月 1日

どうも新しいパソコンのキーボードとマウスがなじまず、肩が凝ってしまって、 更新も途絶えがち。。

まずはサッカー。
ガーナ戦、フタがまた選ばれましたぁ〜!
今度はもしかしたらバンちゃんとセットで出場するかも?! うう、見に行きたい。
水曜の横国なんてあんまりだわ。

今回はガーナの主力が来日してくれるから大問題にはならなかったけれど、 日本サッカー協会は、ちゃんと親善試合の日程を国際マッチデーに設定すべき!
Jリーグの合間につっこめばよし、なんてことをこれからもやるようだと、2軍3軍の 選手しか来てくれないことになっちゃうよね。

Jリーグは、というと、ガンバはアウェイの甲府に負けちゃったんですねぇ・・・orz
雨降るなか、ガンバが試合をやっている頃、わたしは日本スコットランド協会の催し、 「ゲール語とウイスキーとスコットランド旅行」のお話を拝聴してました。 ゲール語由来の地名の話や、ちょっと知っておくと便利なゲール語など、語りの 面白さにひきこまれた2時間でした。

ちょろちょろと読んだHQは、
ディクシー・ブラウニング D「潮風のウエディング」(1996)
 安心できる上手さねぇ。カエルの王子さまが2分割(笑)。
 王子とフロッグがでてくるとは。
 ブラウニングのDをもうちょっと読んでみようっと。

ヘザー・マカリスター T「デザートはいかが?」(1996)
 彼女の味。観念的人間のロマンスですけど、いいわ、好きやし(笑)。
 彼のズボンの前部分と彼女の上着のバスト部分にトナーの手痕には笑った。
 
リズ・フィールディング I「いつかかなう夢」(2005)
 ちょいブラックなトコもあるけど、あぁ、リズのヒーローさまは完璧で
 疲れたおばさんは癒されまする・・ 

読み始めたのは、Vickie Taylor 「CARVED in STONE」(2005)

実を言うと、ざっと飛ばし読みで最後まで読んでしまったんだが、予想以上に 面白かったので、、いかん!これでは勿体無さ過ぎる、と、もう一度最初からちゃんと 読み直しているところ。

ヒーローは、ガーゴイルなんである。
あまたいるヴァンパイヤや人狼、宇宙人、タイムトラベラーとは一味もフタ味も 違う呪いや苦悩を背負っていて、これが、予想以上にスリリングで一筋縄ではいかず、 シリアスで面白いんである。

よく思うんだが、超能力や変身も、主人公が単独の存在だとただのスーパーマンで、 そりゃ苦悩もするけど、種族とか集団のなかでの対立や方向や責任といった苦悩とは 無縁でいられる。 単独行動のスーパーヒーローは孤独かもしれないけど、気楽だ。

その点、このガーゴイルの物語は厳しくてつらい。
偉大なる魔術が生きていた中世、異教神との戦いのさなか、呪いを受けてガーゴイルと なった男たちがいる。彼らは、爬虫類の翼と緑色の目と猪の牙と鷲の爪と獅子の胴体、、、う〜ん、見た目は化けものなんだな、で、人間の守護神として生きる運命を背負わされる。

そして、約1000年の時が流れ、かつては魔ものと戦う存在として人間に崇め奉られ、建物の装飾にも 魔よけとして飾られた彼らも、時代とともに葬り去られようとしている。
魔術は嘘やまやかしの代名詞となり、ガーゴイルは人間にとっては、単なる醜悪なモンスター、古びたアンティークでしかなくなっていた。

主人公ネイサンはガーゴイルとしての存在に終止符を打ちたいと考えている。
「現代社会にスーパーヒーローは必要無いんだ。今や法律があり警察機構があり、
我々の居場所は無いんだ」

なにか恐ろしい敵が我々を破壊しようとしている、長老テリンは大いなる危険を 感じている。彼はネイサンを心から信頼していたが、ガーゴイル社会を守るために、 性急な変革を求めるネイサンを追放せざる得なかった。

ネイサン、テリンの危惧をよそに、ガーゴイル集団は少しずつ昔の規律を失ってきている。

さて、シカゴを訪れたフランス高官を狙ったテロリスト対策にかかわるのが インターポールのヒロイン、レイチェル。
彼女はその高官が来賓の美術展で、美術史教授のネイサンにただならぬものを感じ、不審者としてマークする。

ネイサンはレイチェルの追求をかわすが、美術館の外でかつての友ライやコナーと出会い、 ガーゴイル集団に対する裏切りを責められる。そんななか暗殺者の気配を察知し、追いかけるも、、 親友は殺され、若いひとりのガーゴイル、ヴォンが暗殺者を殺してしまう。
そんななか、血の匂いを感じて急行すると、警備の者を射殺した暗殺者を発見する。
犯罪者を追いつめ、殺そうとしてはやる無鉄砲なヴァンは変身しかけるが、
「これがおまえたちの言う”道”なのか・・・これでは我々はもはやガーディアンではなく、 スカベンジャーじゃないかっ」
「殺すんじゃない!ヴァン、奴から銃を取り上げるんだ!」

ガーゴイルたちの不協和は命取りになった。

銃を取り上げようとしたヴァンは暗殺者ともみ合いになり、ヴァンを守ろうとした ライが撃たれてしまう。
「あー!」「ライ!!」「き、きさまぁ・・」
怒りのあまり変身するヴァン、「なんなんだっ!こいつらは!」「やめろ!ヴァン!」

ヴァンに向けられた銃もろとも暗殺者を鋭い鉤爪で払い落とすコナー、あー! 暗殺者はビルの4階の非常階段から落ちてしまう、、いかん、警察だ、ここから早く立ち去るんだ。。

ライの死体と、ヴァンの指紋がついた銃を残していかねばならなかった・・・

ヴォンの行方を追うレイチェル、同胞も守りたいがレンチェルも守りたいネイサン、
裏で働く悪しき力を探るテリン、親友の残した息子パトリック、、
あぁ、まだ3分の1、、この先どーなるんでしょー。。

ガーゴイルは男のみという設定なので、子孫を増やすには 人間の女を娶らなきゃならない。いったん息子が生まれると、ガーゴイルの 秘密を守るために 父親(ガーゴイル)は赤ん坊の息子(ガーゴイル)を連れて消え去る。
大昔は、それでなんとかやってこれたけれど、 現代社会だと、息子連れて蒸発しちゃうなんて、、結婚に向かない男たちなんだよねぇ(爆)。

しかもこのガーゴイルたちは「不死」ではなく、事故や病気、老いなどで死ぬ。
ただし、息子ができた場合だけ、死んだのちいつか「転生」できる。
つまり子孫を増やした者だけがもう一回生まれ変われるってわけだが、 赤ん坊から成長しなきゃならないので、ガーゴイルの大人たちは、ガーゴイルの秘密を 守りつつ、ガーゴイルの子供を育てなきゃならなくて、、結婚問題、子孫問題、教育問題、、 いやはや、現代社会で生きることを真面目に考えると、大変どころじゃない。

( ちなみにネイサンはこれが14回目の転生だ・・・ )

ヴィッキー・テイラーは、魔法世界と現代社会をシリアスに融合させて ぐいぐいとひっぱる。レイチェルとネイサンのホットなロマンスもナイスだが、 テリンやヴォンをとりまく物語など、ロマンスの外周がじっくりと 描かれていてちょいと切ないのだ。

彼女はHQ社でSIMをずっと書いていた人なんだが、翻訳は されていないよね。で、この本はBERKLEY SENSATION で、これの次の2冊目も 好評のようだ。 ( to be continued )

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10月 2日

昨晩のBSのヨーロッパ情報だったか、最新のキルト情報、面白かったですねぇ。 伝統的なキルトではなくて、迷彩色や銀ラメのキルトを作っているんだけれど、 エジンバラにあんな店があったのか、、

今日もガーゴイルヒーローを続けて読む。
あぁ、種の繁殖が本能として強くインプリントされている彼ら。
絶対にmateしないぞっ!自分は今度は絶対に子供を作らないし、生まれ変わらないんだっ! と決心しているヒーローも、ヒロインと精神呼応しちゃって、耳の中で 血がごうごうと流れる音が聞こえるくらいarouseしてしまう。

必死に理性にしがみつき、ヒロインの部屋の扉をしめ、エレベーターに乗り込むが、 煮えたぎる血を静められず、手が鉤爪に変形し始め、顔もまた形を変えそうに、、
「くそっ! 防犯カメラがっ」
カメラに背を向け、腕で顔を隠すヒーロー。。
現代社会の至る所に、命取りになりかねない落とし穴がある。

ヒロインは6歳のときに両親を殺されている。
銃声、悲鳴、炎、、母親が倒れ、父親が倒れたあと、煙の向こうでコウモリのつばさの ようなものを広げたモンスターが立ち上がり、緑色の目で戸棚の中のヒロインを見つめた。

彼女はそれが忘れられない。だが周囲の大人に訴えても相手にされず、かえって 精神の不安定を疑われた経験から、今では絶対にそれを口にしない。
だがモルグで不審な死体を見かけると、密かに調査し、幼い頃にみたモンスターの正体を追っている。

をっと、ちょっと待て。両親が殺されたとき、ヒロインには弟が生まれていた。
そうなんだ、そうなんですよ。
で、その弟とヒロインは福祉施設に収容されるが、弟はすぐに養子に もらわれていった。。
やばいねぇ、その弟はどうなったんでしょーねー。。( to be continued )

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10月 3日

この4年間のジーコ時代、代表戦にはまったく興味を失ってしまったわたしだったが、 オシム体制での親善試合、明日のガーナ戦の選手の背番号を見て、、、、
うそっ、フタが10番?!

あぅっ! 

こんなことは2度とないかもしれんぞ。最初で最後? いや、確かアジアカップ予選のインド戦(11日)もガーナ戦と同じメンバーで戦うと言ってたから、 2度はあるけど3度はないかもしれんぞ。
10番なんて大層な番号を割り当ててくれたのなら、90分ベンチって事も ないんじゃない? ちょっとは使ってくれるんじゃない?

もし使ってくれなかったとしても、来日したのはガーナだぜ。
4年前のワールドユース準優勝メンバーで、ドイツWCではあのチェコをやっつけてしまったガーナが主力を連れてやってきたんだぜ。
チケットが余ってると言ってオシムさんを貶める五月蝿いマスゴミを黙らすためにも、ほらほらほら〜・・・
オツムのなかで囁く声。

ええいっ、平日の横浜の夜がなんだってんだっ オンラインのチケットぴあで、ポチッ

というわけで、唐突ですが、明日は午後から仕事を休んでガーナ戦を見に行くことにしました。(夜行バスで朝帰り〜)

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10月 5日

いやぁ〜、無鉄砲な行動でしたが、終わってしまえばただの水曜日。
ちゃんと木曜日は朝から働いておりまする(笑)。

心配していた雨にも出あわず、最後の5分くらいとはいえフタも初出場を果たし、 とりあえずは行った甲斐がありました。
キリンチャレンジ「日本ーガーナ」0−1

ガンバの10番ユニを着て、メインの4列目で観戦しました。
前3列は不使用なので、実質一番前。日産スタジアムは見にくさの点で ワースト1って感じなので、試合の流れは掴みにくいんですけど、選手は よく見えます。
30分前に登場した選手たちのビブスを見て、あ、シロ組は控えだな、と 分かると、ひたすらフタのアップの様子を見ていました。

いやぁ〜ん、幸せ。ケンゴーとパスするフタ、ハユマとパスするフタ、そういう ところが、なんていうか、親バカ丸出しなんだけど、嬉しい。
最後のパス相手は誰なんだろ? 青山くんなのかな、すらっと背が高かったし、 けっこうきついロングパスも、ふわりと手前に落とす。あぁ、フタのトラップは一級品だなぁ〜。

これ、これなんだなぁ。 テレビではスタメンのアップを映すばかりで、控え組は ほとんど映らないからねぇ。

それにしても、今まで見た代表戦やリーグ戦とはずいぶんアップの仕方が違う。

普通、試合前のアップはもっと単純だ。ミニゲームも分かりやすい。
軽いパス交換のあとは、たいていスタメン組と、控え組は別の場所で練習する。
ところが、このアップは、、一体、どこがゴールで、誰が誰にパスしてるのか、ぱっと 見ただけではちっとも分からないミニゲーム、スタメンと控えが別の場所で練習することも そんなに無いし、なんていうんだろう、召集された全員に、できるだけ多くの ことを学ばせようとしているみたいなんだ。

試合の感想は、、言いたいことを、ケットシーさんが上手くまとめてくれている。
相手の方がチームになっているし(4年前からのガーナ黄金世代だし)、1枚も2枚も 上手だったけれど、日本は拙いながらも、動き出した感じだった。
他の人はどうか分からないけれど、わたし個人的には、これからがちょっと楽しみでわくわくしている。

親ばか視点では、控え組のチャレンジが爽快だったわ〜。
できれば最初の交代を、山岸くん→フタにしてほしかったけれど、ま、そこは 我慢するとして、ケンゴー、長谷部、バンちゃん、彼らの気持ちがとても 伝わってきたし、、たぶんテレビではそんなに映らなかったと 思うけれど、フタもものすごくアグレッシブに動いていた。

フタが左サイドを駆け上がったとき、あそこでパスが来たら、、くそっ、 パスが右サイドに偏ってしまい、それがどんなに悔しかったか・・・
ボールを引き出す動きに対して、まだ息があっていないので思ったところに パスはこなかったけれど、親ばかなわたしには、ちゃ〜んとわかりましたよ〜。

さて、持参した本は読んでる途中のガーゴイルだが、車中で寝てばっかりだったので あまり進まなかった。ただし、間違ったことを前に書いたので、訂正しときます

それと、これもちょっと間違ってましたが、ガーゴイル君たちは、みな、それぞれ変身する姿が違う。 城の屋根についてる、こうもり男みたいな姿だとばかり思ったけれど、そうじゃなかった。

古えの魔術によって動物たちのソウルが混ざって取り込まれた、という設定で、各人に 主となる動物があるみたいで、 例えばネイサンは「ライオンと鷹」 これは一般的にグリフィンとも言えますな。
死んだ親友のライは「雄羊」 賢者テリルは「梟」 つっぱり少年ヴァンは「猪」
そしてネイサンに対する処分が甘い!と思っている2番手コナーは、ドラゴンみたいだわ。

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10月 6日

読み終えてしまった「Caved in Stone」
ひや〜、日本アニメの影響を受けてるようなコマ割り感、スピーディーでダイナミックな雰囲気、 ストーリーもしっかりしてるし、しっとりとした切ない情感もある。しかも謎、謎、謎、これは続きを読まねば気が済まん。(作者の思う壺〜)

父親の暴力におびえる娘を助けたヴァン、娘の父親は仲間を引き連れて早朝の駅でヴァンを袋叩きにする、ヴァンのCalling(人の耳にはきこえない長音波の鳴き声)にネイサン、テリルが急いで救出に向かうが、彼らよりも先にレイチェルが駅に向かっていた。

頭の中で聞こえる声に導かれるようにやってきたレイチェルは、殴打されるヴァンを みて一瞬逡巡するも、なんとか助けようとするが、男たちに殴られて線路に落ちてしまう。近づく急行。。
男たちを追い払ってレイチェルの姿を探すネイサン、、はっ、 変身しなければレイチェルを救う事はできないっ!

すべての物事が避けようのない沸騰点に向かって、加速してゆく。。。

娘の父親は、近隣の人間を扇動してセントマイケル寄宿学校(ガーゴイルの少年たちのための 学校兼ガーゴイルのホームとなっている)に詰め掛け、バットで窓ガラスを割り、 カーテンに火を放つ。
正体不明の闇ガーゴイルが現れる。

いやいやいやいや、ふぅ〜・・・
レイチェル、ネイサン、コナーにテリルらが、ああなってこうなって、、怒涛の山場を 一気に読ませる。
モンスターを憎んで追い続けていたレイチェルが、あるがままのガーゴイルを受け入れるまでのお話に、現代社会に直面するガーゴイルたちの変革期の混乱を重ねて、 多彩な登場人物、切ないサブストーリー、いや〜、ほんま上手いわ、この作家さん。

さてさて、 レイチェルの父さんは今どこに?
レイチェルの弟Leviは今どこに?
ガーゴイル少年たちを襲ってきた闇のガーゴイル(まるでマトリックスのように 黒いトレンチコートを着てる 笑)は、一体誰の命令で動いているの?

人間の心に疑惑や怖れ、憎しみの種を植えつけ、パニックを起こし、暴徒とさせる。 一体なんのために? 誰が? 

お次のヒーローは、ちょいとヒネた2番手コナー(笑)。
彼がこの謎にどんな風に立ち向かうのか、楽しみだなぁ♪

をっと、 注文といえば、Kresley Cole の新作が出るので、これも注文せねば!

「Hunger like no other」は面白かったねぇ。
わたしの読むパラノーマルものは、どちらかというと暗い感じが多いのだが、 これは、セクシャルでオバカで、センス良くて切なくて、ちゃんとヒロインの 成長というテーマもあり、パラノーマル版「そのドアの向こうで」なんだ。

パリのカタコルムの地下牢で何度も焼かれては再生するという拷問の繰り返しに耐え続けていたヒーローが、 mateの匂いにハッとして、足をつないでいる鎖はちぎれないが、自分の足はひきちぎれる!ってんで、足をひきちぎって逃亡し、ヒロインの元に現れる。。

父親探しのためにパリを訪れたヒロインは、実は生まれてから一度もニューオリンズを 離れたことがなかった。女戦士の集まりであるヴァルキリのなかで育ち、 いつも自分は弱虫だと感じていたヒロインの前に、気が狂ったような男が現れて、、

「うがーっ! 1000年以上も捜し求めていたというのに、ま、まさか、おまえはヴァイパイアなのか!」

いやぁ〜ん、殺さないで〜、一体、なんなの?どうしたっていうの?

く、くそぉ、こんなに美しくて頼りなげなのに、死ぬほど憎い邪悪なヴァンパイアだなんて、、
なんとかして、この狂ったアニマル男のもとから逃げ出さなくっちゃ。。
うっ、でも、なんてかわいらしいんだ、、すりすり、、
あぁん、わたしったらどうしちゃったのかしら。

疑うヒロインを説得しながら、スコットランドに連れていこうとするヒーロー。
ふたりの珍道中がおかしいったらない。

その間に、汚らわしい犬っころに大事な姪を攫われた!ってんで、ヴァルキリたちは 怒りまくるし、ヒロインを探しているヴァンパイアたちが襲い掛かるし、

ヒロインがヒーローの言葉で、どんどん自信をつけてゆく様子が、とっても 気持ちよくて、、キングだというのに、骨を投げられたらワンワンと飛んで いきそうなヒーローだからね(笑)。

一転してヒロインの父親探しはシリアスで切なくて、、おお、、

閉じ込められていた部屋の天井を壊して、ヒロインのもとにかけつけるヒーロー、 あんたの代わりに、その天井を支える二人組。ほんま、笑えるオチだった。

一作目のメロメロ発情人狼ヒーローと、かぷっとあそこにも歯をたててしまう お茶目なヴァンパイヤ/ヴァルキリのハーフヒロインに続くのは、どうやら 感情を失ったヴァルキリヒロインとライバルのヴァンパイヤヒーローみたいで、 ユーモア路線から一転してシリアス調になるんだろうか??

注文待ちのあいだ、未読の山をせっせと読まねば・・・

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10月 8日

読んだのはラス・スモール「Blindman's Bluff」(1988)

これは、「恋の駆け引き」「こんなにも愛されて」「結婚に向かない男?」へと続くシリーズものの第一番目の作品。
このシリーズは題名が子供の遊びや童話をもじっていて、 『Blindman's Buff』目隠し鬼、のBuffに ”L”を加えて、Bluff ”だまし”とした題名。

その題名のとおり、ヒーローがマッチメイクを警戒して、強度の近眼のフリをして うずまきメガネで登場し、、ヒロインがとっても良い娘なもんだから、途中でわざと メガネを落として踏みつけ、ヒロインに手を引いてもらったり、わざと顔を近づけちゃったりするんだ〜
(^m^)。
ヒロインを大変困らせるバツイチ男がサブキャラで登場し、テイト・ランバートも チョロッと登場する。このバツイチ男は本作ではテイトに目もくれず、ヒロインに未練たっぷりにしつこくつきまとう。ほんまに困った奴でまさかこの男が後に登場するとは。。

2番目は「Goldilocks and the Behr」といって、読んで気がつくと思うが、 『ゴールディロックと三匹の熊』のもじり。
熊たちの家に入り込んで勝手に食事してベッドで寝ちゃう少女の物語を下敷きにしてるようで、 ヒラリー・ランバートとアンガス・ベアが登場する。ベッド間違いものらしい。

3番目は「Hide and Seek」かくれんぼ。あのバツイチ男ビル・ソウヤーと テイト・ランバートの話だ。

4番目は「Red Rover」。レッドローヴァーというゲームは、アメリカ版「はないちもんめ」?
Red Rover, Red Rover, send (〜さん) over!" と鬼が呼ぶ遊びらしい。 〜さんのところは、「4月生まれの人」とか「名前にAがある人」とか言うらしい。
で、これはジョージナ・ランバートとクウィントゥス。

このあと、5,6,7と既訳のものが続く。

お察しの通り、ラスの2番と3番を古本屋でポチしてしまった。他にも、
Vickie Taylor の ガーゴイルの続きと、Klesley Cole のLoreの三つ巴の続きと、 飛ばし読みしたAngela Knight のMageverseワールド「Master Of Moon」のヒロインの兄ちゃんが主役になる「Master Of Wolves」をポチ。

Angela Knight「Master Of Moon」はエロチックコメディとシリアスアクションの 混ざったなんちゃってワールドで、けっこう楽しい。市の行政官(人狼ヒロイン)と FBIを装う妖精王ヒーローの話で、このヒーローが自分の都合で魔法を使う不埒な 奴なんだ(笑)。

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10月 9日

先週金曜日の夜に「京都サンガー大宮アルディージャ」を観戦に行ったのだが、 仕事が終わってから慌てて駆けつけたのには理由があった。 大学の応援団吹奏楽部に入った息子が「大だいこ」を叩くというので、晴れ姿をビデオカメラに納めようと思ったんである(爆)。

急いで行ったにもかかわらず、スタジアムに到着した時すでに演奏は終わっていた。 なんやねんなぁ。。
ひとりビールを飲みながら、角田くんのヘディングゴールや、小林大悟の超華麗なオーバーヘッド(残念ながらスカッ)などを見ていた。

日曜日、今度は下京区の小学校で行われるスポーツフェスティバルに参加して演奏するというので、再びビデオカメラを持って朝早くから出かけた。
地域の人たちの運動会を延々と見て、ようやく大学マーチングバンドの登場。
カメラを構えると、ありゃりゃ、正面はこっちじゃないっ。
「すみません、すみません」と大勢の人をかきわけて演奏の正面へ移動し、ビデオカメラを構えて撮影すること10分。ははは、親ばか炸裂だ。

月曜日は秋晴れ、人に誘われて高野山まで出かけた。
高野山に行くのは初めてだったので、てっきり木立深い山道を歩くとばかり 思っていたら、電車、ケーブルカーでついた極楽橋駅は、銀行やNTTまである町 じゃないか、びっくり。
奥の院までぶらぶらと、有名な歴史上の人物の墓や供養塔を見て歩いた。

高野槇の葉は、松葉が2本くっついたような形をしてるんだね。真ん中に 通っているのは葉脈かと思ったら、融合痕なんだ。 葉を指でつぶすととてもかぐわしい香りがする。

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10月12日

またもや更新さぼりがち。。
古い作品ばかりだが、ひたすら未読の山を読む読む。

モーラ・シーガー IM「初恋の海」(1985)
べサニー・キャンベル I「千本の白い薔薇」(1986)
レイ・マイケルズ「結婚して、ドクター」(1988)「この子誰の子?」(1994)
ラス・スモール L「妖精がみる夢」(1986) SCaL「無邪気な誘惑」(1983)
          D「スペシャルゲスト」(1990)「恋の瞬間」(1997)
アン・マリー・デュケット I「砂漠の恋泥棒」(1993)
エリザベス・ローウェル「珊瑚の海に抱かれて」(1988)

う〜、べサニーはピューリタニズムっていうのか、独特の潔癖性があって、 可愛らしい話でも妙に緊張して息が詰まる。  ヒーローやヒロインが最後に掴む愛というのが、なんていうか、 神様の前に頭(こうべ)を垂れるって感じじゃない?
すごく素敵な話なのに反発したくなる。この気持ちはちょうど、植民地覇権主義に一役かった敬虔な宣教師たちに対して感じるものと似てる。
その熱意が恐いんだ、感動しているうちに征服されてしまうんだ、、と、素直に喜べないのだ。。困った。。
逆にいうと、反発を感じるほどよく出来ている。
「まことの愛こそが人生において一番貴重な宝物である」というクリスマスのメッセージが 清冽で純粋で魂にまで響く。

レイ・マイケルズの切ないメロドラマ調の物語は、、すまん、ちょいと苦手かも。
理解できるキャラで上手なストーリーでしっとり切ないんだけれど、 わたしはこの作家さんに、飄々としたおかしみを求めているからなぁ。。

そういえばデュケットのヒロインは、いつも父親が引き起こした重いトラウマを抱えているねぇ。 自己を確立するためには、今はもう居ない父親の影を乗り越えないとだめなのよね。
その「乗り越える」って部分が、実に生真面目なストーリー展開で、 この薄さにこんなに詰め込んで、、と、おなか一杯になるんだけど、好きですワ。
人生のパートナーとなりうる全き女性にならんとす、ってのが一種のテーマなんだな。


モーラ・シーガーのSIM、日本版表紙はほんまなんと言ってよいやら。とほほ。
うへ〜、こいつはロマンスヒロインじゃねぇですだ・・
お話は素直でナイス。ヒーロー、ヒロインとも回りくどくないので嬉しいわ。


ローウェルのSIM、最近の文庫本表紙はどれもがみんな若い外人女性の顔プラス風景で、 おんなじ感じすぎるよねぇ〜。
さて、話がとても素直なんでびっくりローウェル。

おやまぁ、シャロン・サラのSIM「WHEN YOU CALL MY NAME」(1996) が翻訳 されたんですね〜。「きみの声が聞こえる」今月の新刊なんだ、知らなかったわ。 ラストのエピローグがいいんだ、これ。

おや、ハヤカワからは「ヴァンパイアはご機嫌ななめ」メアリジャニス・デヴィッドスンが出るんですねぇ。
これは Berkley Sensation で人気のBetsy the Vampire Queen シリーズだけど、 このあいだのランダムハウスのレベッカ・ヨーク人狼といい、今度のハヤカワといい、 ばーくれいせんせーしょん はこれからも翻訳があるのかな?
ガーゴイル君が陽の目を見る日はくるんだろーか??

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10月14日

「ガンバーFマリノス」1−1
ひぃぃ。同点に追いつきました。。もうダメかと思ってました。

ヤット君がいないと(肝機能低下)こうも単調になってしまうのか。
イマジネーションが無いというか、変化がないというか、盛んにフタが ポジションチェンジをしていたが、それに付随する動きが周囲に見られない。
フターヤットの代わりに家長ーフタのコンビになったわけだが、家長くんは 左サイド以外に行こうとしない(もしかしたら西野さんから『勝手に行くな』と 言われてるのかもしれないが)。
それじゃ明神、橋本の両ボランチがもうちょっと前後に動くか?というと それもあまり無い。

フタ、ヤット以外に変化をつけられる奴はいないのか・・ 今日負けたら3連敗、 痛すぎるぅ、、と思っていたら、いました、いました、それは シジクレイ(爆)。
いやぁ、今日のシジクレイは、普段だったら胃が痛くなるシーンでも ボールを奪われず、普段だったら頭を抱えるシーンでもボールを止め、まこと頼もしい限りでやんした。

今日の同点は、とっても価値のある同点で、最後のおもいきった西野采配も当たり、 ほんとに嬉しかったです。(優勝戦線を考えると喜んでる場合じゃないんだけど、でも、 負けを覚悟してたからねぇ・・)

さて、先日書いたシャロン・サラの新刊「きみの声が聞こえる」(1996)、
本屋でちらっと見てきたんですけど、
あれまぁ〜・・・・日本HQ社は、何考えてんでしょうねぇ・・・・
そりゃね、元が1996年の作品だし、いまさらその表紙絵を使うわけには いかないでしょう。今時の雰囲気じゃないし。

でも、だからといって、空軍ヒーローの表紙絵を使う?
本を手に取ると、ヒーローの上着の背に、US AIR FORCE と書いてあるよ〜。
このお話のヒーローって、元海軍だよ〜〜(爆)。

しかも、この表紙、キャスリーン・クレイトン
SIM「The Top Gun's Return」
2004年にRITAを取った作品なんだよねぇ。
湾岸戦争後、長いこと捕虜生活を強いられたトップガンのヒーローが故郷に 戻ってくる話なんだけど、かなり辛くて、とても考えさせられる話なんだわ。
ま、日本HQでは翻訳しないようなシビアな話ではあるけれど、それでも 敬意を払ってほしいわ〜・・・(T−T)
翻訳もしない上に、表紙絵を海軍ヒーローへ横流し、、それってちょっとあんまりの扱いじゃない?

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10月16日

黒豆枝豆の夕飯。

友人が農協直販で送ってくれたのだが、60cmはあろうかという枝から豆を切り取るのにも予想以上に 時間がかかる。スーパーで袋に入っているときは気にしなかったが、枝豆って ほんとに枝にしっかりとついている。

軍手をはめて、塩でもむ。けばけばがなくなるくらいもんで、そのまま30分 以上放置。友人が言うには、これが旨さの秘訣という。
その後はぐらぐらの熱湯で12分ゆで、氷水にとる。

どれどれ? うーむ、ちょっと塩気が物足りない、ぱらぱら・・
おぉ、ほくほくして美味、、やはり鮮度がいいのかな?
この手のものに弱いんだ。手が止まらなくなる。
結局、苦しくなるまで食べてしまい、あとのおかずは冷凍餃子(手抜き?!)。

読んだのはシャノン・ウェイバリー
I「タキシードを着た天使」(1993) I「愛の値段」(1994)

「タキシード、、」は、なんか、最後までちぐはぐな感情を抱いた本で、どちらかというと苦手な部類にはいる話なんだが、ヒーロー&ヒロイン両方にイライラしたのに、捨てがたい切なさがあったり、胸が苦しくなる描写があったり、とても悩ましい。。

で、ウェイバリーの他の本を古本屋さんで買ってみた。 I「愛の値段」
これはもどかしさが無くてストレート。てらいがない。
はいはい、わかってます。わたしは甘ちゃんなんです。
だから、これ、好きです。
本当に信じられないほど優しいわ。思い切り癒されました。。 普通ならああでしょ、こうでしょ、、それがまさか、そうとはね。

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10月15日

晴天。シーツや布団カバーの洗濯日和。

先日のガーナ戦のことだが、
フタが試合後ガーナの選手とユニフォームを交換した。以前ハンガリーと試合したときは、前半だけで交代させられたのでフタはユニ交換ができなかった。
今回はわずか5,6分とは言え、終了の笛が鳴ったときピッチの上にいたわけで、
はは、相手の選手と握手をしたりユニ交換する姿がとても嬉しかったわたしは、望遠で 必死に写真を撮ってしまった。

フタとユニを交換して振り回しているのはラーイェア・キングストン選手。
なんと、背丈にあまり差がないっ!
( 顔の大きさはかなり違う感じだが・・

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10月17日

庭の片隅に大きな巣を張ってしまった蜘蛛。
あまりに綺麗なので、こわごわと近づいて(笑)写真を撮る。

長黄金蜘蛛(ナガコガネ)だと思うが、女郎蜘蛛かもしれない。 小さいオスがそばにいるから(爆)。

シネマ更新。『日本以外全部沈没』『キンキーブーツ』
日本以外、、は、期待しすぎたか。。
今の状況を考えると、北のあの方(まるでヴォルデモートのように 名前を言えない人になってきた!!)の頭をガツンとビール瓶で ぶっ叩くくらいの下品な笑いが欲しかった(爆)。
期待していたモノよりお上品。

キンキーブーツは、展開が読める安堵感が心地よい。
ドラッグクィーンのローラ(キウェテル・イジョフォー)が良くてねぇ、、
あれま、『インサイド・マン』にも『Children of Men』にも出てるのね。 へへ、キウェテルにクライブかぁ、楽しみだな〜。

映画館をでて、地下鉄の駅のベンチで本を読みながら電車を待っていた。 到着した地下鉄に本を読みながら何も考えずに乗ってしまった、、が、やばっ、
逆方向の電車だった・・・。
あわてて次の駅で降りたが、降りたホームではちょうど 反対行きの地下鉄が出発したところだった。あぁ〜・・行ってしまったぁ〜
前の駅で待っていたらそのまま乗れたのに。。。

一心不乱に読んでいたのはTess Gerritsen 「Vanish」(2005)
やっと半分だが、ひひひ、わくわく面白い。首のことがあるから 徹夜とかできないし、一気に読めないのが辛いな〜。

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10月18日

をー!嬉しいー! むちゃくちゃ評判いいやんけ!

「The Last King of Scotland」

私のお気に入り、ジェイムズ・マカヴォイの新作がちょうど海の向こうでは 公開されているんだが、アミン大統領を演じるフォレスト・ウィテカーにオスカーを、という声が あるだけじゃなく、映画そのものも、そしてもちろんマカヴォイ君も、とても 高く評価されている。
「Inside I'm Dancing」は結局日本では公開されなかったが、今度はどうだろうか。
頼むよ〜

若いスコットランド人医師が、貧しい人々のために尽くそうと、清い志でアフリカに 渡るが、いかなる運命か、ウガンダののちの大統領アミンと知り合い、そのカリスマに 惹かれ、熱狂と破壊の日々を経験する。単なる告発ものでもなく、ヴァイオレンスに重きを 置いたものでもなく、スリリングで圧倒するドラマになっているそうだ。

とにもかくにも、目をかけていた人が立派になるのって嬉しいですねぇ。うるうる。

そういえばヴィンセント・ドノフリオも「Law & Order: Criminal Intent」で シャーロック・ホームズのようなNY市警刑事役が好評だし、フタちゃんも一皮むけたし、 みーはーあげまんと呼んでください(大馬鹿)。

こほん、、えーと、Law & Order: Criminal Intent をポチしてしまった。
( 知的なドノフリオが観たいんだー! )
シーズン1は、字幕はスペイン語フランス語と書いてあったけれど、日本アマゾンを みたら、英語字幕がある、とレビュアが書いていたもので。
クローズドキャプションあり、なので、もしかしたら、 (車のタイヤのきしむ音)なんてのが英語で出る奴なのかもしれない。
(出なかったらどうすべ。。お顔だけ拝むか・・)

あとは、レオナルド・スバラグリアに一発良作がでれば、言うことなしなんだがなぁ。。

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10月19日

昨日書いたことのちょこっとつけたしですが、
The Last King of Scotland のオフィシャルサイトはこちら

最近のフラッシュムービーはほんとによく出来ている。
トレーラーやヴィデオの所をみているだけでも十分に熱気が伝わってくる。

絵をみただけだとマカヴォイ?どこがいいの?って言われそうだなぁ。
初めてデューン2(Children of Dune)で、レトII世をみたとき、彼の立ち振る舞い、 視線がとても美しくて、他の人とは違うオーラを感じたんですよねぇ。
ハンサムじゃないし、どちらかというと傲慢で嫌味な奴を演じる顔をしてるけれど、 いざストーリーが進行すると、憎まれ役でありながらも相手の心を一番よくわかっている、そんなキャラをしっかり感じさせるんですよねぇ。
(ま、ファンのひいき目だが 笑)

夜に見に行った映画は「もしも昨日が選べたら」

期待していなかったが、これがけっこう良くて、ハートフル。
アダムサンドラーのオバカ映画を見に行ったつもりで、涙を流しそうになる なんて、、いやいや、お約束な話ながらもリアルな共感を呼ぶコメディだった。
やば、、シリアスなアダムって、アル・パチーノに似てるじゃん!

そして、クリストファー・ウォーケン、恐るべし!
アダムだけではこの味は出なかっただろうなあ。まこと不可思議なムードを 醸し出せる人だ。

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10月20日

10月も下旬だというのにスカパーのシネフィルを契約する。
ウォルター・サレス監督の「midnight」が『リオ、ミレニアム』という邦題で 放送されていることに気づいたから。
英語字幕のDVDは持っているが、やはり日本語字幕のものが見れるなら それはとても嬉しい。

同様に英語字幕版を持っている「Terra Estrangeira (Foreign Land)」も 1998年に「異境の果てに」と題して放送したそうだ。
えっ、そうなのか、、シネフィル直輸入映画のリストをみてビックリ。
アルゼンチン映画もずいぶん放送されたんだ、、あぅ、ベロニカ・クルスや、オータム・サンも放映されてる、、今ごろ知っても遅いし。。orz

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10月21日

Tess Gerritsen 「VANISH」読了。

はぁ〜。これもよく出来てる。テスはほんと上手くなってるなぁ。
ペーパーバックになったのは今年だけれど出版は去年だから、まさにタイムリーな 話題、戦争のアウトソーシング、民間警備会社をストーリーの核に置いている。

前作「Body Double」はモーラが中心のストーリーだったが、今回はリゾーリと ガブリエルが中心なので、医療ミステリではなく、女の怒り&産後一ヶ月を 乗り切ろう!物語だ。

正直言ってこの本は男の人には面白くないかもしれない(爆)。

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10月24日

週末はクラシックコンサート(ジークフリード牧歌、大地の歌)とハイランド・ゲーム見学。
ガンバがFC東京に負けてしまって、、あぁ、このままずるずると落ちてゆかないことを
祈るのみ。

山ほどHQを読む。
アン・マリー・デュケット I「砂漠の恋泥棒」I「砂漠のミュージシャン」
邦題がダサいけれど、スピンオフなので無理やりなんだろうな。
「勇敢すぎる恋人」や「自分の翼ではばたいて」ほどツボではなかったんだけれど この作家さんらしい生真面目でシビアなストーリー。
子ども時代の農場生活の厳しさが胸に迫るし、親との関係を引きずる様が、もうもう、厳しくて切ないわ。

ジャネット・デイリー R「燃える氷花」(1982) I「冷ややかな貴婦人」(1984)
どちらも激ツボ。
進入禁止の立て札にかまわず、ヒロインの感情に踏み込み、ぐいぐいと揺さぶりをかけてくるヒーローさま。好きなパターンは同じなんだなぁ、と自分が笑えてくる。

同「遥かなるルイジアナ」(1984) はねあがった柔らかい茶色のショートカット、 淡い茶色の瞳、いっぱいのそばかす、21才のキラキラした娘さんにやられちゃう 38才ヒーローは元船乗りの百戦練磨の色男。はぁ〜、乙女の夢ですねぇ。

ベティ・ニールズ R「運命の鎖」(1989)
うひひ、定番なのにツボだ。天涯孤独・貧しい・けなげながんばり屋ヒロインに これでもか、と襲い掛かるドツボな運命。彼女を放っておけない裕福で家柄もよい 脳外科くらげ教授ヒーロー。助けても助けてもまだなお暮らしは楽にならず、、
いい加減にしろっ!というくらい苦難に見舞われ、そのたびにヒーローはかけつける、 ってのに、わたしを哀れんでくれてるだけなのね、、(んなことあるわけないやろっ! 笑)

クリスティ・ゴールド D「傷を負った天使」
初出勤前夜に、ねちゃった相手が上司! 
どこかで聞いたことがあるような、ないような(笑)。 アメリカのドクターはみんなセクシーアニマルイケメンばかりな気がしてきたわたし(笑)。

ラス・スモール L「妖精がみる夢」(1986) 再読。
読めば読むほど面白く感じるようになってきた。
最初はヒロインが変かと思ったが、ちゃうわ〜、ヒーローが とんでもなく変だわ。変すぎっ。
へびを渡したり、10ドルやって他の男に彼女のダンスの相手をさせたり、 オオカミマスクをかぶったり、新婚初夜にアメフト&ポップコーンだったり、

人情の機微に鈍感なヒロインではあるが、ヒーローの気持ちに気づかないのは ヒロインのせいとばかり言えない。
ヒーローがせっせと送る愛情電波があさっての方向すぎるんだ〜(笑)。
へんてこロマンスなのに、切なさ満点なとこがすごいわ。

ロマンスミニレビューちょっと更新。
エマ・ダーシー、エリザベス・ローウェル、ジャネット・デイリー、スーザン・ネーピア、デビー・マッコーマー、ヘザー・マカリスター、ベサニー・キャンベル、 ラス・スモール、リアン・バンクス、リズ・フィールディング、レイ・マイケルズ

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10月26日

読む、読む。

アリシア・スコット36hours 「甘すぎた罠」(1997)
どっしゃー! なんて上手いのよ。。読み始めたら止まらない。
迫る危険、サスペンス、洒落た会話、キャラ立ち。いやはや、こんなワケの わからんシリーズでも、頭ひとつ抜き出ている・・・さすがだわ。
彼女の昔のSIM が翻訳されなかったのは、ほんま、残念だねぇ。

シャノン・ウェイバリー I「ダイアナの恋」(1991)。 
ヒーローの過去は辛く醜いもので、強い人間不信という設定にもかかわらず、 あれれ?と思う間もなくヒロインにメロメロに。 う〜む、もうちょっと 変化に納得ができればよかったんだが。。 5人の兄をもつヒロインだった。

バーバラ・ハネイ I「南十字星に抱かれて」(2000)
秘書モノとサバイバルと蛇女と。
ヒロインの、聞く耳もたない思い込みがちょっとうっとうしいんだが、 ヒーローがもうもうもう、出来すぎ君。

アン・マリー・デュケットのS「カスティロの花嫁」(2001)を読み終えたとたん、
衝動的に、ウガーッとロマンス古本を「買い物カゴへ」ポチポチ連打してしまった。
つい先日、友人に「少々HQにも飽きてきた」と言ったばかりなのに(爆)。

だってサ、カスティロ、、あまりにヘヴィでハードで剛球一本やりなんだもん。
デュケットは、ストーリー構成が緻密で重層的、とてもしっかりした物語に感心するんだけれど、官能性とかユーモアが激貧なんだよねぇ。
同じ生真面目派でも、たとえばシェリル・レビスだったらもっとフェロモンが 漂うのになぁ、この本のロマンス度は低すぎるにゃ〜。。
読み終わると、シビアすぎてぐったり。

巻末のプロフィールをみて、この人の経歴にこれ以上ぴったりくるものは無いと 思うほど、納得した。
「ロッキー山脈の鉱夫を祖父に持ち、ネイティブアメリカンの血を引く男性の妻。 夫は海軍に在籍。トルコ石と銀細工のアクセサリー作りが趣味」

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10月28日

雨が降るかと思ったが、曇りのまま。

立ち読みをして中身をチェックしたにも関わらず、読んだことがある本だと思わず、買って帰ってしまったのがディクシィ・ブラウニング N「愛の裁き」(1984)。
読み終えても気付かず、自分のミニ記録を見て初めて既読だと知った。
つまり、すっかり忘れていたということ(笑)。

不思議なことに、今回とてもこの話がツボだったのだ。ところが以前の感想をみると、呆れるくらい気乗り薄、てんで評価していない。
ふ〜む、なんで前はこの痛(いた)気持ちよさが分からなかったんだろー。
金目当てのあばずれと決め付け、侮蔑を投げつけながらも、離れられない、放っておけない、生涯で初めての恋に憑かれたヒーロー、胸きゅんざんす、よござんす。

ロマンス小説にあるまじき言葉、ヒーローさま「毛むくじゃら」だそうで、シリアスなメロドラマだというのに、訳者さん、もうちょっと気を遣ってぇ(笑)。

がしがしと読む。

デビー・マッコーマー I「あなたはヒーロー」(1992)
はぁ〜、いいなぁ〜。うっとり。
くすっと笑えてほろ苦くて、粋で賢く切なくて、、、
夢物語だとわかっていてもこれを読むと、「いい男」を尾行すれば人生がひらける気がしてくる。(するなっ!)

ラス・スモール D「ジプシーのウインク」(1990)
なんてラスは人の心がよくわかっているんだろう。不思議な魔法を見せられた。
人と距離を置く、一歩退いた場所から他人を見るヒロインはさしずめ、 天の岩戸にこもった天照大神といったところか。 頑固な扉をすこしずつ開けて ゆく様子がとっても切ないねぇ〜。 読んでいて、ヒロインの変化がまるで自分の 妹のように嬉しくなる(妹なんていないんだけど 笑)。

シャノン・ウェイバリー S「永遠に忘れない」(1998)
偶然にも、同じく人と距離を置く、心に壁をつくっているヒロインもの。
ヒロインの出来は普通だと思うが、ヒーローが良すぎだ〜っ。
思いやり深く、気配り抜群、公明正大な男で、ヒロインの養父とのエピソードもしみじみする。こんな男のプロポーズをことわるなんて血迷うにもほどがあるぅ。

シャノン・ウエイバリー I「愛の記憶をたどる旅」(1997)
いやぁん、好きだわ〜。よくある記憶喪失ものだけれど、ヒロインが強くて優しくて、 ほんま気持ちいい。これで最後の一章が無ければ、完璧なんだがなぁ。。

ロイス・フエイ・ダイアー N「初めての誘惑」(2003)
深みはそれほどないが、とても素直で安心して読める。
某所でも書かれているとおり、裏書がひどく間違っている。これじゃまるでヒーローが 嫌な奴みたいだ。実際は、姿を消したヒロインを必死で探しまわった一途なメロメロヒーローの物語。

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10月30日

「ガンバ大阪ー清水エスパルス」 3−0

いやぁ〜、こんな風に快勝できるとは思ってもいなかった。
遠藤くんが肝炎で入院、戦線離脱している状況で、ガンバはほんま苦しい。

試合開始の3時間前に着いたというのに、長蛇の列。。
駅で缶ビールを買っておいたので、開門を待つ間に一本飲んで、開門後、もう1本。 あらま、試合が始まる前に2本も飲んでしまいました・・・。

なんだかのんびりと穏やかな心地よさ。お天気もほどよい曇り空だし。
(簡単にいうと、酔っているわけね 笑)

チョチェジンのシュートがポストに当たった。あれがもしゴールに入っていたら、、 試合はどうなったか分からんなぁ。
後半はガンバペース。
以前だったら流れを変えるために、後半に交代させられることも多かったフタだが、 今はフタくらいしかボールの落ち着きどころが無い。これが苦しい試合が続いている 原因だと思っていたが、ようやく明神や橋本選手から意思を感じるパスがでるようになった。 ヤットの代わりをみんなでしなくちゃね。

万博への行きに読み始めたのが
Paula Detmer Riggs ポーラ・デトマー・リグスSIM「Tender Offer」(1989)

この年のRTレビュアチョイスに選ばれているし、RT400冊にも選ばれているが、 いやぁ〜ん、ほんまに悶々として、切なくて、官能的で、、泣ける。

大雑把に言えば、6年前に離婚した夫婦のより戻しものだが、もちろんそれだけじゃない。 ヒーローがヒロインの元を去った理由が、 ドラマの最初から最後まで、ずっとあれこれと関係するんだ。これが上手いんだなぁ。

苦悩するヒーローさまのダークな魅力と言ったら、もうもう。
彼の祖先のネイティブアメリカンの伝説がまた上手い具合に重なって、もうもう。

ヒロインはとある企業のCEOで、とても強くて魅力的な女性。ヒーローは 誰からも恐れられた投資家で財界でその名を知らぬ者はないカリスマだった。  ふたりは出会い、恋に落ち、結婚し、幸せな日々をおくっていたが、、ある日を境に ヒーローは変わってしまう。
心を閉ざし、感情を見せず、一切の説明もなく離婚を申し出る。

おおいに傷つき苦しんだヒロインだったが、プライドを支えにその後は仕事一本にうちこんだ。

それから6年、とある悪名高い投資家が彼女の会社の株の買占めを図る。。うずまく陰謀と因縁。
ヒロインは、かつて負け知らずの男と恐れられたヒーローを探して、彼の助けを借りようと決心するが、彼女がようやく見つけた彼は、なんと、メキシコ近くの貧しい村はずれに暮らし、ネイティブアメリカンの子らのための学校で 教師をしていた。。

ふたりの辛くて切ないロマンス部分と、乗っ取りドラマが上手く絡み合い、 6年前の真相、、乗っ取り屋との一戦、憎しみの連鎖、今も続くヒーローの苦悩、、
いやはや、わたしの予想していたものよりもずっと深い感動でした。。

はぁぁ、リグスの本はなんていうか、地獄の炎に焼かれ、魂まで苦しむけれど、赦しあうことで浄化されて 愛で清められる、って感じなんだよなぁ。
ものすごくストイックで美しい。

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11月 1日

いつも持ち歩いていたフラッシュメモリを落としてしまった。
というか、無い!と気づいてからは青くなって職場や自宅を探していた。
実は、種々のパスワードをメモっていたファイルをそのフラッシュメモリに入れて あった。 慌ててアマゾンやらヤフーやら、とにかく全てのパスワードを変更した のだが、これがまたたくさんあるのなんのって。。

5日ほどたったある日、「フラッシュメモリを拾った」という電話を職場にいただいた。

なんとタクシーの運転手さんのお嬢さんからの電話で、
「父が落し物に気づいたのですが、コンピュータの事がわからないのでわたしのところも持ってきまして、それで少しご連絡が遅くなりました。申し訳ないですが、ちょっと中身を拝見させていただき、○○さんにお電話をいたしました」という。

そうか、タクシーでお財布を取り出した時に落としたんだ・・・
あひぃ〜、わたしの名前と職場の電話番号が、あのフラッシュメモリのなかには 入っていたんかい。。

パスワードのメモ以外はたいしたものは入っていないと思っていたが、身元が割れる ものが入っていた、という慄(おのの)き。
やば〜、ちゃんとした人が拾ってくれて、本当に良かった・・・・

そんな騒動があってからまだ一週間もたっていないというのに、今度はバスの座席に 手荷物を忘れた。

バスから降りて20歩も歩かないうちに気づいたのだが、時すでに遅し!!
バスはとうに行ってしまった。
「あのバスを追いかけてぇ〜」と、タクシーで追跡劇をするかしないか 迷ってるうちに、時間がたち、とりあえず事業所に電話をかけるも、通話中で なかなかつながらない。
あぁぁ、焦るっっ。

バスの系統、降りた時間、手荷物の詳細を告げると、当該バスは九条車庫に○時○分に着くと思うから、その頃にもう一度電話をくれ、と あっさりしたもの。
事業所からバスの運転手さんに無線連絡をしてくれるのか、それともただ忘れ物連絡を 受け付けているだけなのか、よくわからない。1時間ほど不安に苛まれて電話をすると、わたしの手荷物はちゃんと届いているとのことで、ようやくホッとした。

夕方、仕事を終えてから九条車庫まで引き取りに行ったが、往復で2時間近く かかってしまった。。orzグッタリ

やだやだ、ほんま、ボケを感じる今日この頃なんである。

そんなわたしを慰めてくれたあませつ。
デビー・マッコーマー I「キスはクッキーより甘く」(1990)
いいにゃ〜(^m^)。
ええ加減な話だけれど、ほんわかと広がる幸せ感いっぱい。
大声と赤ん坊は我慢できるが、君の歌はごめんだね。って(笑)
全財産をはたいたあとで、あぁ、3000ドルに値切れたのに、って、自分を笑えるところがいいんだな。

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11月 5日

10月の16日のところで書いた黒豆枝豆。
たくさん送ってもらったので食べきれず、 残った分を外に放り出していました(あぁぁ、ごめんなさいっ)。

最初はそのうち茹でようと思って、大枝をバケツにいれて水やりしてたんですが、 枯れてきてからは、もう仕方ないと、そのままベランダに置きっぱなしにしてました。
すると・・・
おやまぁ、さやのなかで、立派な黒豆になっとりました。
ほんとに黒豆枝マメって黒豆だったんですねぇ〜(って当たり前 ^o^;;)。
よっしゃ、お正月の黒豆に使ってみようっと。

首がまた少しこわばってるので、連休はのんびりと過ごしました。
(薄い本を山ほど読んでしまったけれど・・)

デビー・マッコーマー 2つ
L 「すばらしい時」(1988)
甘く優しいファンタジー。恥ずかしいほど、まんまの物語なのに「にまぁ〜」と してしまうのはなぜかしら。

I 「ロマンスはだめ」(1989)
ものすごく好きだわん。古きよきハリウッド映画のよう。  11才の娘のセリフが気が利いてて読者の心の声どおり(笑)。幸せツボ。

エリザベス・ハリソン I 「もう一人の婚約者」(1984)
これもツボ。
メディカルロマンス。小児科の部長ヒーローと若い女医ヒロインの物語。
悶々紳士ヒーローと、ちょっと辛いことがあったけどとても凛々しいヒロイン。
うっきっき、わたしはこの手の「いかん、手を出してはいかんっ」悶々ヒーローが 大好きなんである。
ベティさん以外の、英国メディカルロマンスをもっと翻訳してもらいたかったなぁ。

レイ・マイケルズ I 「ライバルがフィアンセ」(1998)
ロマンスも父親の事件もロウソク立てのサブストーリーも、みんな見事にまとまって いて満足♪ しゃくに障るヒーローを描かせるとホントうまいわ〜。

シャノン・ウエイバリー 3つ
 I 「愛と哀しみのダイアリー」(1993)
無理やり同じ屋根の下もの。ヒーローが気持ちいい人で、ヒロインががんばり屋さん、 意地悪な継母という分かりやすい設定だが、ちょっとヒロインが子供っぽいかなぁ。 でも、この作家さんは、山、風、水、自然の風景のなかで二人が過ごすシーンに 独特の詩情があって、とても切なくて美しいんだわ。

 I 「魔法が消えたあとで」(1994)
夫婦の危機、、思い込みや誤解や、苦手な設定なんだけど、 親友たちがすごく出来た人たちで、ヒロインの親友ブロンウィンの名セリフは HQだとわかっていてもジーンときてしまった。現実的な苦しみを優しくまとめたお話。
をっと、これは作家連作なのね。飛び石翻訳だけれど、サラ・ウッド「あの日々をもう一度」とマリサ・キャロル「愛の生まれる夜に」が同じ舞台なんだ。ブロンウィンは「愛の生まれる夜に」のヒロインみたいだな。

 I 「さよなら独身主義」(1995)
うっひ、素直で優しいなぁ。ひどい父親なのかと思ったらそうじゃないんだ、、 悪人がいないんだよねぇ。

ヘザー・マカリスター I 「ヴィーナスの誤算」(1999)
チビでぽっちゃりの会計士ヒロインと、元モデルのヒーロー。
コンプレックスに窒息しそうになって、ヒーローに好かれようと 自分の良さを忘れてダイエットにいそしむあたりから、ユーモア味が 減ってしまって残念だわ。 ヒーローがヒロインに惚れる説得力も弱いかも。
ま、前半はくだらないセリフ満載(そこが好きなんだけど)。

たとえば親友がヒロインをそそのかすセリフ。
(^o^)「男性は積極的な女性が好きなのよ」
(-_-)「あら、どこの星で?」
(^o^)「そうね、エロス星かしら」
(-_-)「でしょう? 異星人の話よね」

わかるよぉ。イケイケな事ができるのは自信のある人だけなんだよねぇ。
(と、こんなことに共感してどうする? 笑)

マリー・フェラレーラL 「ファーザーグース」(1992)
むちゃくちゃ出来すぎ君ヒーロー。こんな人、いるんでしょうか・・ 温かいファンタジー。

ラス・スモールD 「ダイナマイト・キス」(1993)
うはは、ラスの描くヒーローは、ほんま、惚れたら最後、ふぬけと賢人の 間を行ったりきたりで、こんな奇妙さを書けるなんて上手すぎる。
蒸気と熱い灰と鉄と鋼の塊で、胸は革のよう、、それでいてちゃんと ヒロインの仕事をフォローしてくれるし、、ありえないほど幸せなひととき。

ロマンスミニレビューに、アン・マリー・デュケットを新しく加えた。  デビー・マッコーマーと マリー・フェラレーラは少し更新。

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11月 7日

ついてない。職場のノートPCが成仏してしまった。。なんだかなぁ〜(涙)。

冷たい風が終日吹き荒れていた。。そんな日に鴨川でひとりランチという酔狂。
陽がよく当たっているベンチで「ぴーひょろろ」とトンビが鳴く声を 聞きながら、のんびりとパンをかじる。

トンビだから茄子というわけでもないが、BSから録画した「茄子、アンダルシアの夏」をようやく見た。 へぇ〜、自転車レースって奥深いものなんだ、知らなかったなぁ。

ぴりっとまとまったはずの作品をボケた印象にしたのがヒロインの声。
能天気なのか、ドライなのか、アンタあの男のなんなのさっ、だったので 声優は誰かと思ったら小池栄子、、、ま、仕方ないか。。
昔から思うことだが、話題作りのためにタレントを声優に起用するのって 意味あるんでしょーかねー。結果的には損するように思えるんですけどねぇ。

それにしても大泉洋さんの声はいいですねぇ。
ものぐさげで、なんとなく恨みがましくて、ちょっと切なくて、元祖ルパン三世の 山田康雄さんに似てる、、をっと、そういえば骨格が似てるかも?

読んだのは Billie Green 「In Annie's Eyes」(1991)

ヒーローとヒロインの出会いは(10才と5才)。
父は誰とも知れず、娼婦の母親に育児放棄されていたヒロインが、 ワルガキ達に苛められているのを助けて以来、ヒーローはずっと ヒロインを守ってきた。。ヒーローにとってヒロインは愛であり良心だった。
そして、17のヒロインが母親の男に乱暴されそうになったのを救った夜、 ふたりはメキシコで結婚式をあげる。。んだがそれから三月(みつき)が たったある日、ヒロインはヒーローの弟と姿をくらます。。

てなわけで、11年後の再会という物語なんだが、こういう設定、わたしは とっても苦手なんだよねぇ〜。
「純情そうな顔をして、母親と同じ娼婦なんだ!!」
嫌われてしまったの〜、愛する人に〜
「あなたを愛することをやめることなんて出来ないの」
「それじゃ、なぜ11年前に家を出たんだ?理由(ワケ)を聞かせろ!!」
「だめなの、言えないわ」
「なぜだっ!」
「お願い、訊かないで・・」
うっぎゃ〜、そういうのはヘレン・ブルックスさまにお任せしてちょーだいっ(爆)

たとえビリー・グリーンでもこういうのだったら嫌だなぁと思っていたら、 いやいや、さすがビリー、信じて最後まで読んで良かった。
恨みつらみ、怒りの爆発から虚脱、新しい関係の模索、、過去に立ち向かう勇気、 明らかになる真実、激怒、悔恨、、そして真の理解と最後の抱擁までが、 丁寧なふたりの成長物語になる。
幼い愛が大人の愛に成熟したラストの締めが、ほんまに気持ちいいんだなぁ。

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11月 8日

出会うやいなや、ヒロインに「君はぼくの運命だ」とばかりにディープキスをする。
エマ・ゴールドリックヒーローはいつだって、いつのまにやら棲みついて我が物顔(笑)。

I「明日からの家族」(1984)。
うわーーっ、なんてクレイジーな。。どひゃ〜。
大男ヒーローは自分のペースで説明もせずに、ずいずいとヒロインの生活に入り込んでくるし、 赤毛ヒロインは短気で加減てものをしらないし、周りの人間はええ加減だし、、
とうとう行き着くところまで行く、、って、そんな遠くまで行っちゃうんですか〜っ!

抑えて抑えていた癇癪を爆発させるヒーロー・ブルースの気持ち、ほんま、わかりますよぉ。  ヒロイン・メアリーのお尻をまっかになるまで叩くブルース。
ぼくが君を愛してないって?
ぺしっぺしっぺしっ
あぁ、ごめんなさ〜い、わたしがおばかさんでした〜

そんなマッドなふたりのその後だったとは思いもしなかった I「マティのアフリカ冒険記」(1989)。
これ、すごく好きだわ〜〜。お気に入りに決定。
女なんて足手まといだわいっ、と、尊大ぶっていてもマティが気になって仕方ないリアンと、 当初はカッとしたものの、男性を操縦する術(すべ)を次第に会得する切れ者マティ、ユーモアと 良識がいい具合にスーダンの旅にマッチして、最後まで楽しませてもらいました。

で、読み終わってから、ええぇーーーーっ! これがあのブルースとメアリーなのぉ〜!と 驚いた。明日からの家族のときは、マティは6才だったかな、もう18年ぐらい 経っているってことか。いやはや、ブルースもメアリーもすっかり丸くなって(爆笑)。

ラティモア姉妹全員の物語があるってことなのねぇ。どーしよーかなー。。

他に読んだのは I「子守り歌は愛の調べ」(1992)
ゲール語で悪態をつくヒーロー。またもや棲みついて癇癪持ち(笑)。
I「恋はトラブルから」(1995)
おやおや穏やかになりましたねぇ〜。でも勝手に棲みついて我が物顔(笑)。

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11月11日

朝、鴨川べりを歩くと、イチョウ並木が色づいていた。
雨が降って急に紅葉が進んだ模様。

読み終わったのは、Loveswept の Billie Green「Man From the Mist」(1992)

過労とストレスのダラスを離れ、休暇をとってアイルランドにやってきたイラストレーターのヒロインと、羊酪農業アイリッシュヒーローの物語。

羊の群れに迫られてパニくるヒロイン。
あぁ、もういやっ! なんでこんなところにやってきたんだろーっ!
あっと、そこのあなた、助けて〜っ

すると向こうから近づいてきた男性がヒロインを見つめ、ゆっくりと言う。
「そうか、、君はとうとうやってきたんだね」

ちょ、ちょ、ちょっと、冗談はやめてよ、旅先の恋なんて本物のはずがないってば、
巡り合う運命なんて信じないわよ、
まことの愛なんてありっこないのよ。。。

アイルランドのほら話、フェアリーテールを混ぜながら、最初はふわふわ 甘いロマンスだったものが次第に現実に重心が移って、最後はヒロインの 人間的成長へと通ずる。ほんま、話作りが上手いのよねぇ。。

最近続けて読んでいるエマ・ゴールドリック
いやぁ〜、とぼけたユーモア味でこれも好きだわ〜。 I「秘密の入り江」(1991)

いつもどおり(?)最初の出会いでヒロインを抱きしめて平然とキスをするヒーロー。
「何といっても君は僕の恋人なんだから」、、て、そうなのか?(笑)
ヒーローさまの揺ぎない自信と憎めない厚かましさに、逆らう気すら起きないヒロイン。
なんで私ったらあいつにこんなことを許しちゃうのよ。
ああ、こんなこと習慣にするつもりは全然ないのに。 

スマグラーズ(密輸人の)コーブ(入り江)という原題どおり、密輸捜査が 絡んだロマンチックコメディ。 偽造屋のパッキーじいさんや老犬ベーオウルフもナイスだわ。

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11月13日

10月までに読んだHQやエマ・ゴールドリックをまとめようと思いつつ、時間がなくて放置状態。。 土日の休みがなかった上に今日も9時過ぎまで仕事で、家では本を読むのが精一杯だわ。

読み始めたのは、べサニー・キャンベル Bethany Campbell HI「Child's Play」(1992)。
やだやだ、怖すぎる。まだほんの数ページなのに、もう怖くて仕方ない。
この人の話って、リアルな日常なのに悪夢に彷徨いこんだような、ひりひりする不安感に 満ちているんですよねぇ。 とも綱がほどけて揺れている舟みたいな不確かさ。

6才の娘マーセルのシングルマザーヒロイン(5年前に離婚)と、5才の息子キップの シングルファーザーヒーロー(1年前に妻を精神異常者に殺された)は、とある湖畔の町に避暑で訪れていたが、ふとしたことから深く関わりあうようになる。

子供たちの遊びサークルを運営する女性の甥ソーントンは、俗に言う知恵遅れの青年だった。
彼はおとなしい青年で、いつも子供たちと一緒に遊んでいたが、つむじ風のように 快活なマーセルと一番仲良くなる。だが、マーセルがシャイなキップと仲良くなり、 キップがソーントンを恐がるため、マーセルも彼を遊び仲間に誘わなくなった。
ソーントンは拗ねて、ある日、遊んでくれなきゃ秘密を教えてあげない、と言う。

キップのとこのコテージで人が殺され、マーセルのとこの地下に連れてかれたんだよぉ。
嘘ばっかり! わたし、お母さんに聞いてみるもん。
だめだー! 誰かにしゃべったら恐ろしいことが起きるんだ、死人が目を覚ますんだぞ。
でも、ソーントン、あんたも私たちにしゃべっちゃったじゃないの。
ぼ、ぼくは特別なお守りをもってるから平気なんだ。。でも、お守りをもっていない 人は絶対に誰にもしゃべっちゃだめなんだ。

その夜、キップは寝室で激しく泣きじゃくるが、ヒーローにわけを言おうとしない。
妻が突然の暴力で殺されて以来、ヒーローとキップはぎくしゃくした親子 関係を続けている。  妻を殺した犯人が 精神鑑定の結果、罰も受けずに済んでいるのがいまだに許せないし、もともと 感情をあけっぴろげに表現するタイプではないため、不安定な状態の息子を どう扱ったらいいのか悩み苦しんでいる。
プロのアイスホッケー選手である彼自身も、激しい怒りや罪悪感に苛まれ、一年前妻が死んだ時からプレイをやめている。

一方、マーセルは夢にうなされたあと、ヒロインにソーントンから聞いた話を 伝えたため、ヒロインはヒーローと早速会うことにする。
ヒロインとヒーローが、遊びサークルの責任者に、ソーントンの事を注意して もらうように言いにいくと、彼女は、甥を侮辱されたという以上の強い拒否反応を示し、、つぎにソーントンの母親に会いに行くと、母親はまるで怯えたように おろおろして、「もう二度とこんな事は起きません。ソーントンを連れて町を出ます」 と言う。

ヒーローは嫌な感じを拭い去れず、保安官の所に寄り、この一年ほどで誰か行方不明に なっている者はいないか?と訊くが、そんな者はいないと笑われる。。
ヒロインはヒーローの反応を過剰反応だと思いたいが、ソーントンは あんな嘘を自分で考え付けるのか? もし本当だったらどうする? ヒーローの言葉に 不安はどんどん胸の奥で広がってゆく。

ヒロインは精神科医の博士号のために殺人の心理について論文を書いているところなのだが、一番町はずれに位置するコテージが、昨日までは静かで快適だと 感じていたのに、今はとても寂しい所だと感じてならない。

このコテージは彼女の指導教授の所有するもので、ヒロインは彼と結婚を前提で つきあっている。 32才年上の彼はシリアルキラー研究の第一人者であり、 ソーントンの話が気になって電話をした彼女に、
「死体が埋まっているかもしれないだって?なにを言ってるんだ(笑)。私はそのコテージを一年前に買ったけれど、そんな噂は一度も耳にしなかったよ。
だいいち、犠牲者のことを気にかけてどうする? 殺人者はわれわれの飯の種だよ」 と冗談めかして言う。。
(to be continued..)

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11月14日

へっへっへ〜。『Law & Order: CRIMINAL INTENT』 シーズン1のボックスが届いた。
DVD6枚、全22話。
字幕はスペイン語とフランス語なのだが、耳が不自由な人用のクローズドキャプション(英語)がある。

いやぁ〜、ヴィンセント・ドノフリオが見たくてポチしたわけだが、彼が演ずるGoren刑事、良いですわ〜♪

言うなれば「刑事コロンボ」をもうちょっとチームプレイにした感じか。

いつものドノフリオの持ち味を上手く生かしているねぇ。 半開きの口で、なにか言いたそうな顔をする、奇妙に腰をかがめて人の目を覗き込む、憑かれたようにしゃべり続ける、、何でもよく知っているし、ドイツ語もペラペラしゃべるし、ディテクティブ・ゴラン、あんた一体何者?!
かまをかけたり、冷静に追い詰めたり、、もう一人舞台ですわ。

EBayにサイン入りプロマイドが出品されていた。 え?入札なんかしませんよぉ(爆)。
そうそう、ゴランの良いところは、犯罪捜査の前提に、被害者への思いがある ところなんだよね。現場を見るよりも先に、残された家族に 会って優しい言葉をかけたりするところなんだよねぇ。

読みかけの「Child's Play」がちょうど、そういった事を問いかけるんだ。

妻を殺されたヒーローが、犯罪科学心理を研究するヒロインに向かって苦々しく言う。
「殺人者が興味深い? は! 魅力的だと? そう、いつだって犠牲者は 興味を引かない。殺人者が人々を魅了する。去年妻を殺した男は5年経ったら 病院から出てくる。だが彼が殺したのはたった一人だ。きっとこれくらいじゃ、 君の興味を引くには足らないんだろう?」
「そう、たぶん、君のとこの地下に男の死体がある、いや、女の死体かな。 だが、何を気にすることがある? なんで君が気にかける必要がある? なんで俺が気にかけなくちゃいけない? 誰が気にかけるっていうんだ?」
「そんな、、話がずれてるわ、、」
「そうかな? 君は冷静に振舞おうとしている、だが、これは本当は向き合いたく ないって事なんじゃないか?」
(to be continued..)

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11月16日

ハーレクイン・イントリーグ「Child's Play」、読了。
・・・す、すごく良いです!!

最後の1ページに至るまで、重い悲劇と、薄ら寒いサスペンスと、 湧き上がる熱情と心にしみる温かさ、どれもが完璧にはまって全く読者を失望させない。
こんなによく出来た作品だったとはねぇ・・・

ヒーローと息子が癒されてゆく様子がなんといっても胸にしみるが、 過去の殺人事件に絡んでおこる事件の怖いことといったら。。脇役たちの 誰もがいやらしいくらい生きていて、リアリティがある。

ヒーローとヒロインの求め合う様子は切なさ満点なんだが、 ヒロインの娘マーセルとヒーローの息子キップの描写がまたいいんだわ。
最後のキップのセリフなんて、なんていうか、笑い泣きをしてしまいそうだった。
「あぁ、そうきたか、やられた!」と唸る爽やかな青空だった。

一方で、事件の背景の「家族の秘密」は暗くて醜くくて、同情の手をきっぱりと 拒む墓石のような冷たさがある。
「家族」「親子」のねじれた憎しみが最後まで弱まることなく、ハッピーに ならないのがベサニーらしい。 ヒーローとヒロインのめくるめくロマンスと 同じだけの情熱を、ダークな人間たちの心と体に巣食っている氷のような憎悪にも 向けていて、両者がアンバランスにならないのが凄いわ。

あぁ、「ニューハンプシャーの雪」よりもさらによく出来ているのに、翻訳が なかったのが残念。。

ベサニー・キャンベル、少し更新。その他、エマ・ゴールドリックをロマンス作家別にまとめ、ディクシー・ブラウニングとバーバラ・デリンスキーが10冊を 越えたので、いつしか作家別に移動。

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11月19日

あぁ〜、、嬉しい。。「ガンバ大阪ージェフ千葉」1−0

勝ち星に恵まれないこのところのガンバ。
このままずるずるとレッズに引き離されてしまったら、あまりに悲しいんだけれど、 でも明るい材料が無い気がして弱気になっておりました。

あぁ、首の皮一枚つながった。。
残る博多の試合、万博の試合、さいたまの試合、、、全部見に行く予定デス。

スカイプを使ってイギリスにいる義妹と顔をみながらのおしゃべり。想像したよりも ずっと鮮明に映るのね。
2年ほど会っていなかったので、一時間以上しゃべってしまった。
日本に帰国する前に一度は遊びに行きたいわ、なんて言ってるうちに、いつしか南フランスやら 南スペインへ行く話になった。
私と違い、拙弟は旅の計画をたてるのが大好きで、交通手段や宿にとても詳しくまめである。イギリス中部にいるだけではツマラナイだろうから 、East Midlands 空港から南仏か南スペインへ飛んで1,2泊の小旅行をしてくればいいよ、 と言い出したのだ。突然降って湧いたような話なんであるが、真冬にイギリスからマデイラ島とかサルデニアに行っちゃうかもしれない (ウィンズピア・ヒロイン? 爆)。

立ち寄った古本屋さんで、あれもこれもと15冊ほどHQを買ってしまった(^-^;;。
エマ・ゴールドリック、エッシー・サマーズ、デビー・マッコーマー、ヘザー・アリソン、キャリー・ヤードリー、ジル・シャルヴィスなどなど。

めっけもんだったのは、ヘレン・ビアンチン R「無口なイタリア人」
これが噂の200ドルね。
罰金二百ドル? あまりに法外な額、くらくらして立ち上がれなく なる、、って、本が書かれたのは84年、大昔というほどじゃなくて、うちの息子は生まれておりましたヨ。う〜むむ、せいぜい4〜5万円ってとこじゃないだろうか?? 謎だわ。。
それにしても、「なまむぎ、なまごめ、なまたまご、、」なんてセリフを言うヒロイン、 初心すぎて赤面してしまいますわ(笑)。 

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11月21日

「トゥモロー・ワールド」を昨晩ふらっと観にいったが、公開して間もないと いうのに観客はパラパラでいと悲し。。

わたしはこういうトーンがかなり好きなんだが、世間全般には人気薄?
まさに今だと感じる映画だったんだが、現実的すぎるから気分も高揚しないし、 現実的すぎるから明快な答えも無いし、クライブ・オーウェンにマイケル・ ケイン、ジュリアン・ムーアじゃ渋すぎて受け入れられないのかな。

テロリズム、原理主義、難民問題、不法移民、環境破壊、、
たった数十年の単位で、恐竜よりも簡単に人間の世界って崩壊するんだ。 静かでクールで、堂々たる描きぶりでキュアロンはすぐそこにある世界を みせてくれた。
わたしは、いくつかの小さな場面で、本当にはっとさせられた。。。

はまり役だったクライブ・オーウェンにぐっときてしまい、帰りにレンタルショップに寄り、 「グリーンフィンガーズ」を借りた。 もちろん前に見たことがあるけれど、 クライブをどーしてももう一回見たかったのヨ。
なぜか昔見たときよりもずっと胸きゅんになった。
あぁ、クライブ・オーウェン、切なくていいなぁ・・

アドレナリンが出ちゃったせいか眠る気になれず、Law&Order:CI の 第4話を見始め、今度はヴィンセント・ドノフリオにうっとりする(笑)。
おかしすぎるっ?! NYPDの捜査ってこんなん?!(んなばかな)
第1話の頃はクールに抑えていたが、4話になるとドノフリオ節は 半端じゃない。
もはや「おいらを邪魔する者は誰一人いないぜっ」ってな刑事ぶりだ。

図体のでかい、奇矯な天才ホームズ君である。
クールな切れ者なのに、まるでイタコのような行動(笑)。
思わずパートナーのエイムズ刑事が「(ポカーン)ものすごく自然だったわ・・」
「練習のたまものさ」

そういうわけで、とんでもなく睡眠不足。。

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11月23日

博多の森スタジアムで、「アビスパーガンバ」を観戦。
ふぇ〜ん。。勝てませんでした。
かなり情けない試合でした。
かばやろーーーっ! こんなサッカー見せられて、笑ってられるかってんだっ!

ムカッと腹たてていたのに、帰りに福岡空港でフタと遭遇したら、つい緩んだ笑顔で しゃべってしまいました。
あぁ、なんて軟弱なミーハーなんだ > 自分。

搭乗口の正面ベンチに腰を下ろして待っている選手の一団のなかにフタを見つけ、 手前に座っている松代さんの頭越しに声をかけたので、松代さんには大変失礼した のだけれど、許してくれ! 面と向かって声をかけるのは3年ぶりなんで、と心の 中で謝りつつ、ここはおばさんの図々しさをフル発揮。

「二川さん・・」
あ、ととと、、思い切って声をかけたのは良いけれど、そのあとが 続かない。
やばぁ〜、なにか気の利いた事を言わなきゃ、どーしよう、周りに座っている選手の 迷惑そうな顔が目に入るとますます上がってしまった、、妙な沈黙が数秒。。
「わ、わ、わたし、ずっと二川さんに葉書を出しているんですけどぉ、あのぉ〜、 読んでくれてます?」

ば、ば、ばかじゃないの?!試合のあとにするような会話じゃないぞっ(>_<)
それに、わたしったら言うに事欠いてなにをバカな事を訊いてるんだ、
たとえ心当たりがなくても「読んでません」なんていう筈がないじゃないか。
あぁ〜ん、こんな事を訊くつもりは全然なかったのに、舞い上がっちゃったのよ。

フタは無表情に 「はい」

( い、いかん、盛り上がらない会話だ、なんとかせねば・・あせあせ )
「あ、、それはどうも・・・じゃあ、こ、これからも出しますから・・・ あっと、で、でも、今日の試合は・・あ、明日は怒りの葉書を書きますからね!(ぷー)、、(あんたは昔の計算マコちゃんか?!)」

出だしはつまずいたものの、なんとか試合後の会話風になったし、フタのニヤッ笑顔までこぎつけました。( 涙ぐましいね 笑)

いつもどおり、近くにいられる時間を長引かせるだけのために、サインのお願いを。
何も持ちあわせていなかったので、おみやげに買った「九州限定ぱっくんちょ(焼いも味)」の 箱にサインを書いてもらいました。 ま、箱は捨てずに取っとこおっと。

この間終始松代さんは頭を下げていてくださり、ほんま、どうもすみませんでした(汗)。
それにしてもわざわざ近寄っていったのに写真も撮らず、握手もせず、お願いした事といえばパックンチョにサイン(^o^)。
変だ〜。

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11月23日 書き忘れ

シネマレビュー 「もしも昨日が選べたら」「トゥモロー・ワールド」「ジャケット」

ロマンスミニレビュー、8月〜11月に読んだのを追加したもの。

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11月26日

「ガンバ大阪ー京都サンガ」3−2

ひぃぃ〜、もうダメかと思いました。
自分のボールは1対1で簡単に盗られるのに、相手のボールはプレスが甘くて全然奪えない、中盤のミスパスも多いし、足元で欲しがってばかりいるから容易くカットされる。
前半なんてホント情けない出来ではあったけれど、今日ばかりは神様のお情けを感じましたねぇ。
ロスタイムに マグノの勝ち越しシュートが入った時は泣きそうになりましたヨ。うるる。

雨足は予想外にきつくなり、もうびちょびちょ。手首から入った水で ポンチョの中のフリースまで濡れちゃって、寒うございました。

フタ、後半はかなりへばってたなぁ。足が痛いのか、ちょっと心配。
それでも80分ぐらいに打ったシュート、残念ながら決まらなかったけれど物凄く気持ちがこもっていました。最後に前線に送ってくれたパスも良かったし。。
あはは、贔屓の引き倒し(^-^;; 

ホーム最終戦だったので選手がトラックを一周するセレモニーがありました。
中に賞品名が書かれた紙が入っているガチャポン(総数300個)を客席に投げるのですが、なんと「寺田選手のサイン色紙」をゲットしました。
テラチン、応援しちゃおうかなぁ〜(って現金な・・)

休みの間に薄いHQをがしがしと読んだ(デスマス調から変更)。
デビー・マッコーマー
I「都会から来た娘」「心の声をきいたなら」(1990) L「一枚の楽譜から」(1986)
 清潔でかわいらしくて品が良くて、好きだわ。
I「隣のパパ」(1991)
 う〜ん、10才の息子くんがちょっとベタで、鼻についたかも。

エマ・ゴールドリック
この作家さんは9〜10才の娘を連れたヒーローってのがホント好きだよねぇ。
I「恋の合言葉」(1990)
 ユーモア度が低くてイライラしちゃう、ごめん、私の路線じゃないのよね。
I「山あいの家」(1991)
 ませた娘と修理魔ヒーローがほんまとぼけてて可笑しい。
 いいなぁ〜、この自信と厚かましさ(笑)。

ヘザー・アリソン
I「夢の香りにときめいて」(1991)
 げげっ、全然ダメだ〜、ヒロインもヒーローもぴんとこなかった〜
ヘザー・マカリスター
T「青い瞳にご用心」(1997)
 途中までは結構好きだったのに、終盤のまとめがピリッとせず、がっかり。。

キャシー・ヤードリー
I「シンデレラの賭」(2000)
 定番の変身ヒロインものだけれど、上手いわ。ラストなんて幸せ感いっぱい。
 しかも、ヒーローの苗字が『ドノフリオ』だったからポイントアップ(笑)。
T「さよならまでの半年」(2001)
 へぇ〜、これまた定番の「ヴァージンを捨てる司書もの」だけれど、意外な進行と切なさで、話作りが上手い人なのねぇ。

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11月27日

う〜むむ、、、悩みまくり。。 ポーラ・D・リグズ 36H「名だけの永遠」

あまり新刊を買わないし、ましてやシリーズものは避けて通る私だけれど、 リグズだからと新刊購入。
とはいえ、もっと良作が一杯あるのにそれが翻訳されずに、 これでみんなに評価されるのかと思うと、辛いんですよねぇ(T-T)

彼女の話は、苦しみ続けるヒーローに手を差し伸べる凛々しいヒロイン、ってのが よくあるパターンだから、この話もそのパターン通りではあるけれど・・・。

彼女はロマンチックサスペンスな人じゃなくて、トラウマやタブー(レイプや ドラッグや暴力など)を取り上げて、生真面目にとことん読者に問う人だから、 こういうシリーズ物にはそもそも合わないと思うけれど、それだけじゃない。
なんかお話がはしょられているような、むっちゃ不自然なものを感じる。

自分ばかりが譲歩してきたという被害者意識があるヒロインに対して、 いいや、そんなことは無い、ヒーローだってずっと譲歩してきたよ、と 知り合いから諭されるシーンがあるんだが、

ヒロインが「そうかもしれない」と考えるシーンが無い。
ヒロインが自分を省みるというシーンが無い。

えーーっ、あのセリフ、それっきり??

たしかにヒロインの方から歩み寄るので、内省シーンなど無くてもいいのかもしれないが、、 傷キズだらけの頑なヒーローは下半身でしか感情を表さないし(爆)、ほんま 読んでいて最後まで居心地が悪かった。
やだなぁ、リグズはいいかげんな話を書く人じゃないんだけどなぁ。。。

ところがロマンティックタイムズの評価をみたら、4.5になってる。
じょ、じょーだんっ!?
あの名作「Taming the Night」と同じ点数ですか?? んなばかなっ。

どこか大事な部分が翻訳から省略されちゃったんだろーか?

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11月29日

シネマの感想ページの全ファイル名やアンカーを変更した。
見た目は全然変わっていないが、もし個々のページに直リンクをしている人が いたらすみません。

映画名をあいうえお順で引けるようにしようと思い、そのためのページを 作り出したのだが、これまでのファイル名では何かと作業がやりにくかったので。

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