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更新記録 2004年12月1日から2005年1月31日まで

12月 1日
観ました!「Nine Queens(原題 Nueve Reinas)」(2000)

面白いよーー!!

こんなにおもろいとは・・・。
だってね、この映画は、かの有名な「スティング」と同じように
人を騙す映画なんだよ、って聞いて知っていたから、
騙されないように注意してみていたつもりなのに、
一体、誰が誰を騙しているのか、出てくる誰もが疑わしくて仕方ない。
ラスト近く、あれ、こういう落ちなのか・・・なんて思っていたら、

ひゃぁ〜〜っ、こういうことかい?!

やられましたよ。

上手い!こういうのをまさに「巧妙な伏線」っていうんだなぁ。
後から考えると「っくしょう、あそこだったか」「あ、あれか」こればっかり。

アルゼンチンならではの、うさんくささとしたたかさ、不思議な品の良さ。

なぜこれに日本語字幕をつけて公開しないのか、って思うわ。
めったにないほど、「してやられた・・・」と痛快な映画なのに、勿体ないなぁ。
映画の買い付けを仕事にしてる人ってさ、世界のニュースとか見ないのかな。
だって、調べるとわたしだってすぐに見つかるよ、この映画がすごく面白くて
大ヒットして、ハリウッドがすぐにリメイク権を買ったとかそういうニュース。

さらに驚いたことに

検索してたら、2チャンネル「感動映画」で、つい最近(今年の11月)
この映画の書き込みがあり、なんと、日本語字幕つきで、アンダーグラウンドでは
流れていたらしい。
ひえぇー!!! 世の中、知らないことが多すぎ。

でもって、その書き込みした人も、10点中9点を献上している。

ネット経由で日本非公開の映画を課金して配布するシステムが
合法的に出来るといいのに。。
日本語字幕をつけてくれるような、奇特な人が結構いるってことだし。
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12月 2日
ね?覚えてる?ついこの間、11月の29日よ、ノーラの本つながりで、
ディーヴァーの「静寂の叫び」のことをちょろっと書いたことを。

今日、わたし、ようやく見たのよ「ネス湖伝説 (LOCH NESS)」のビデオを。
これ、中古ビデオで買っていたんだけど、未見だったわけ。
ハイランド情緒たっぷりの映像で、なかなか良い味だしてる。。
で、映画の感想はちょっとおいといて、、、見終わって、いつもなら出演リストが
流れ出すと、巻き戻しを始めちゃうんだけど、そのままつけていたの。
そしたら、レンタル中のビデオ宣伝が始まって、

マイケル・パレ、あらま、なつかしい、なぜか道路に立ってるのが
似合うのよね、、「売春捜査官」ねぇ、、
ひえぇ、「ロシアン・ゴッドファーザー」の名のとおり、ロシアマフィアが
ぐさっぐさっ、ずたぼろに痛めつけてるのは、ヴァンサン・ペレーズだわ、、
この人って水責めされて、ぼろぼろに苦しめられるのがなぜか似合うのよね。
とかつぎつぎと宣伝を見てたら、

原作ジェフリー・ディーヴァー・・・
え? まさか、、

信じらんない! まさかまさかの「静寂の叫び」の映画なのよ。
これが映画化されたことさえ、知らなかったというのに、なんなの?これ。
「デッドサイレンス」(1996)

配役がすごく地味だけど、これ、売れたんかな。
それにしても、、こわいわ、、、偶然すぎるよね〜。
一体、なにに呼ばれてるのかしら、わたし・・
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12月 4日
フタこと、ガンバの二川選手がJリーグアウォーズの優秀選手に
ノミネートされました〜。
ベストイレブンにならないかなぁ・・・

年末の流行語大賞や紅白歌合戦の出場者を聞くと、自分がどれほど流行を知らないかに
驚いてしまう。マツケンサンバって、初めて知ったの。ギター侍って初めて知ったの。
ってパターンで、知らない人ばかり。
テレビは、朝のNHKニュース以外は、プレミアリーグの試合くらいしか見ないので、
極端な生活なのかもしれない(笑)。
だから、わたしの今年のヒットは、なんやろ、ラテンアメリカ映画にハマった、と
いっても見てるのは昔の映画ばかりだし、オーディオブックにハマったといっても、
取り寄せるのは昔のものばかりだし、読む本も昔のロマンス本ばかりだし、、
今時じゃないものばかりだわ。

前に書いた16800円もする中古ビデオ「ラテンアメリカ 光と影の詩」
注文しちゃったの。ところが、しばらくして、やはり在庫はありませんでした、と
キャンセルのお知らせが。。がっかりしていたら、ふいに、某所で2700円で
出品されて、めでたくゲット〜! ラッキーでした。
さっそく見てみると、うわ〜、モーターサイクルダイアリーズとほぼ同じような道を
自転車で旅する18才くらいの少年。
 「Sur」よりも明るい。シニカルで強烈な皮肉と告発に満ちているけれど、
どんぞこのところでも希望を捨ててはいないと感じる。
「不思議惑星キン・ザ・ザ」を思い出させる雰囲気があったねぇ。

少々ショックなのは、日本がはっきりと批判されていることだ。
ネットでこの映画の感想を書いてるページをみてまわったときは分からなかったが、
実際見てみると、告発されている側だということを意識してしまった。
パタゴニアの土地を買い占めていく外国企業。
販売中という「on sale」の看板に、カタカナで「ウリマス」と書いてある。
1992年の作品だから、それほど昔ではない。
あぁ、こんな地球の反対側で、こういう映画が作られていたんだわ・・
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12月 5日
パープルサンガのファン感謝デー。
夜半すぎまで大雨だったが、昼には快晴となった。
城陽グラウンドでのファン感参加は2度目。
風が強く冷たいが、雨よりはましか。

いらいらするほど手際が悪くて、1時間近く並ばされて、はい、ここまで、
ここでサインは終了です。。みたいな事を平気でする。あんまりだわ・・
人数が決まってる、って言うなら前もって整理券を配ってくれれば、無駄に
並ばなかったのよ(とほほ)。

それでも、運が味方して(?)、ファン感の終り間際に、別の場所で黒部さんに
サインを貰えてしまった。
今日のヒットは、柏から移籍してきた萩村さん。スタンドで見るよりも数倍
格好よい。背がたかー。顔ちっさー。笑顔がハナマル。
スポーツ選手って、ほんま、近くで見ると、たいていの選手が格好よいのよねぇ。。
おひげの美濃部コーチにまでサインを貰ってしまったわ。

またまたアルゼンチン映画のDVDをポチポチと。
ベルリン映画祭で銀熊賞を受賞した「EL ABRAZO PARTIDO」(失われた抱擁)、
同じダニエル・ブルマン監督の「TODAS LAS AZAFATAS AL CIELO」(アル・シエロ 空へ)、
カルロス・ソリン監督の「Historias minimas」(パタゴニアを別々の目的で旅する3人
の物語で、BBC放送のサイトが言うには「南米では数々の受賞をした作品なのに
ヨーロッパでは見過ごされている、とても残念だ」だそうだ。
それとリカルド・ダリンとセシリア・ロスが出てる、ピニェイロ監督の「Kamchatka」。
これはバンクーバー国際映画祭の観客賞を受賞したそうだ。
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12月 6日
シネマ更新。ネス湖伝説、ラテンアメリカ 光と影の詩、Autumn Sun など。
アルゼンチン映画リストも更新。

日々届くアルゼンチン映画DVD、今日は「Autumn Sun」を見始めて、
あぁ、、まいった・・・涙がとまらんよ・・・
60近い男女のラブストーリーなのだが、これほど優しく誠実で滑稽で可笑しく
切なくて美しいものを見せられるとは・・
「愛と追憶の日々」のシャーリー・マクレーンとジャック・ニコルソンも良いと
思っていたけど、こちらの方が好きかも。。やっぱ、あっちはアメリカ的だったなぁ。
老い、死、が他人事じゃない、目を背けてるつもりでも気になる年になって
自分の人生を生きるって・・と考えさせられる、デリケートで優しさに満ちた一品。
こんな感情のこもったベッドシーンもめったに見た事ないわ。。。

そして、信じられないが、また偶然の一致が起こった。
先月見た「ピアニスト」が発端で、シューベルトを使った映画のサントラを探し始め、
先日キューブリックの「バリー・リンドン」を買ったのだ。
どうしてもシューベルトのピアノトリオ2番が聞きたかったから。

そして、そう、もう分かりましたよね。
この「Autumn Sun」の極めつけに美しい、ふたりの愛の交歓シーンで流れるのは、
シューベルトのピアノトリオ。
彼がカセットのスイッチを押し、この曲が流れ始めたとき、わたしは思わず
「うそっ!!」 と叫んでしまったわ。

まさか、96年のアルゼンチン映画で再びピアノトリオを聴くなんて。。

こんなことになるとわかっていたら、わざわざ「バリーリンドン」のサントラCDを
アメリカから買ったりしなかったのに。
偶然の一致は、気味が悪いほどよく起こるのだが、一向に予感がしないので、
どうしようもない。
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12月 7日
英語字幕つきのブラジル&アルゼンチン映画DVDを見つけた。

アメリカ・カナダ・イギリス・スペイン・メキシコ・アルゼンチンで
探しても無いっていうのに、なぜか、ここにあった。そ・れ・は・・

香港!!!

なんと、英語字幕と中国語字幕つきなんだよぉ〜。
おどろいた。
探したわたしもわたしだが(笑)。
中国語の衝撃力は、たとえば「タンゴ」が「情欲飛舞」となるように
かなりヤラレルのだが、誰ひとりとして、これは分からんだろう。
スバラグリアの「ユートピア」はこうなってしまう! (^o^)/
シリアスからコメディまで、数作品を購入したのだが、
一つご紹介しましょう。
つい、ポチしてしまったブラジル産コメディはこれだ「O Auto da Compadecida」 
ってことで、香港版ラテンアメリカ映画を加えてリストは増殖していく。。
(パッケージ画像のリストを見ると、もやは、ラテンアメリカなのか、どこなのか
わけのわからない世界になりつつあるわ 笑)
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12月 8日
シネマ更新。アントニオ・バンデラス主演の「ジャスティス」を見た。
アルゼンチン軍政下における失踪者問題を真正面から扱ったもの。
映画の感想はシネマのほうで書くとして、彼の歌について。
すっごく上手いのね!(驚)。全然知らなかったわ。
話す声とは違う、優しく甘い声、映画のラストに流れ出すと、え?これって
もしかしてネットで書いてあったバンデラスの歌? えっえっえーー!!
予想以上の歌の上手さに、ちらっとだけDVDを買おうかなぁと揺れたわ。
ごめん、買わないんだけどね(爆)。

「天国の口、終りの楽園」( Y tu mama tambien ) の無修正英語版DVDを見たら、
特典映像がとても良い。かなり長いメイキング。撮影風景だけじゃなくて
スタッフの紹介や、ロケでのあれこれ、監督のいたずらドッキリカメラなど
盛りだくさん。15分くらいあった。
日本版DVDについてネットで情報を探すと、出演者へのインタビューが
代わりに入ってるみたいで、この手の込んだ面白いメイキングが入っていないみたいだ。
このアルフォンソ監督は、たしか、腕前が認められてハリポタのアズカバンの監督を
やったんだよね。
で、アズカバンの囚人のDVDにはメイキング12分が入ってるというから、
この監督さんの芸風なんだわ、きっと。
日本のファンは絶対損をしてるよ。

本編もボケボケ映像がなくなったら、とてもすっきりして、前に見たときより
映画が良くなったように感じてしまった。妙なボカシは必要ないドラマだったのに
これまた残念。
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12月 9日
地道に消化した未読HQを加えて、若干ロマンスブックレビューを更新しました。
更新したのは、ケイト・ホフマン、スーザン・クロスビー、リズ・フィールディング
ダイアナ・パーマーなど。
読むのは古本ばかりだから、世間さまの流行とえらくズレているわ(笑)。

レオナルド・スバラグリアのお母さんはアルゼンチンの女優さんで、
子供のための劇場や演劇学校もやってるんだけど、
アルゼンチンで人気のテレビシリーズ「Mil Millones」に出ていて、これがなんと!!
ロシアやハンガリーで放送されている。( 探すわたしもわたしだ・・ )
前にスバラグリアの若い頃のTVドラマがロシアで人気だと言う事を見つけたが、
うーむ、東欧圏でアルゼンチンのTVドラマが放送されてるんだねぇ〜。
そのドラマの役どころの写真をみるとね、スバラグリアに似てるのがわかるよね。
親子で共演してる映画もあるんだけれど( Fuego gris )、これはVHSしか存在してなくて
在庫切れで、入手できないんだよねぇ。。残念。

数日前に注文したピニェイロ監督の「カムチャッカ」。
リカルド・ダリンが主役なんだけど、ネットで調べると、当初はスバラグリアが主役の
予定だったのだ。
これまでこの監督とやった仕事は全部ハナマル映画だったから、なんだか残念。。

今日は「タンゴ」を見た。
これは、カルロス・サウラ監督のミュージカルというか、ダンス映画というか、
そうか、ばかだね、わたし、その名の通りタンゴ映画なんだよね(笑)。
映像美術としてはハナマルで、音楽としても踊りとしてもハナマルだけど、
ストーリーとしては、なんとも。。。
う〜、スペイン人監督ってさ、わたしが見たモノがたまたまそうなのかもしれないけど、
なんか尻切れトンボが好きなんだよねぇ。
ことごとく、『うがぁ〜っ、一体何が言いたいんだ』と呻きたくなるような気分に
させられる。悪くいうと、「ひとりよがり」「大言壮語」って印象なのダ。
直線じゃなくて、「輪」。ぜいぜい走って巡ってみれば元に戻ってた、って感じ?
ま、わたしの頭がハリウッドナイズされていて、起承転結じゃないと落ち着かないって
だけなのかもしれないけどね。

アルゼンチンの歴史をダンスやタンゴで綴っていて、軍事政権時代を表現した踊りは
昨日みた「ジャスティス」以上に迫力があった。
肉体表現、ダンスの持つ力って凄いわ。
ミーハー的にはアルゼンチンのバレエダンサー、フリオ・ボッカが踊るタンゴが素敵。
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12月10日
今日もDVD鑑賞。「セントラル・ステーション」。
サレス監督は、ほんま上手いなぁ。。

いつものように、とりとめもなく調べるのが好きなわたしは、
レオナルド・スバラグリアを検索してるうちに、彼のお母さんのインタビューに
たどりつき、その後、いろいろとしょうもないネタを仕入れてしまった。
スバラグリア雑学は、かきっぱなしの部屋に置いた。
12月12日
清水散策。
穏やかな天気と紅葉、師走とは思えないうららかな週末だった。
ネットがご縁の皆さまとみやびな忘年会(^o^)。
スバラグリアが数ページに渡って載っているスペインの雑誌をゲットしたため、
うきうきと持参し、ホテルに置き忘れて帰るというどじ騒動をしてしまい、
みなさまにご迷惑をおかけしました。ほんま、すみませんでした!

南米映画続きで、HQを夢中で読むということから遠ざかっていたのに、
忘年会途中で古本屋に立ち寄ったり、ロマンス本の話をメモメモしたり、
すっかり気分が耕され、
古本屋で買ったばかりの、ブロックマン「Frisco's Kid」(危険を愛する男たち
シリーズの3巻目、「愛は君の瞳の中に」の原書)を夜に読み始めたら、
邦訳は既読だというのに、、止まらなくなってしまった
うう、傷ヒーローもの、弱いざんす。やっぱ、この当時(1997)のブロックマンは
ものすごく良いわ。勢いが違うね。

しかし・・・寝不足である・・・・
今週、こんなんで、持つかなぁ。
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12月13日
スバラグリアに続き、アルゼンチンの男優の布教活動に余念がないわたし。
職場では、「Autumn Sun」の宣伝をして、
「きいて、聞いて〜、60才同士の恋だけれどね、いいのよ、すごくいいのよ。
ま、一度見てやってちょーだい、明日持ってくるし」
と有無を言わさず押し付ける。

そして、友人には「リカルド・ダリン、なんかおかしな顔してるんだけど、
突然ぞくっとするほど、くるのよ。。目がね、空色なの、、でもって、
そのぉ、なんだな、む○げが濃いんだけど、許せるのよ、ほんとだったら。
だまされたと思って、まー見てちょーだい、送るし」
と、字幕もないスペイン語ドラマを押し付ける(笑)。

で、上記の「Autumn Sun」で60才の魅力を十分に見せてくれたフェデリコ・ルッピ、
彼の出演作を探す。
「Un Lugar en el mundo ( A Place in the World )」(1992) 
軍事政権がおわり、アルゼンチンがその傷から立ち直りかけている頃に
亡命先から戻ってきた夫婦の物語。夫、ルッピ、妻、セシリア・ロスが医者。
ふたりは12才の息子と共に辺境のパタゴニア開拓地で、新生活を始める。
セシリア・ロス自身、この作品が、亡命先のスペインからアルゼンチンに
帰国して出演した最初の作品だそうだ。

同じ Aristarain監督作品で「Lugares comunes ( Common Ground )」(2002)
ルッピは大学教授だったが、アルゼンチン経済破綻で、早期退職を余儀なくされる。
スペインに住む息子からの援助を断り、老夫婦はブエノスアイレスにある家を売って
田舎で新生活を始めるが・・

さて、しばらくはポチをやめて、どんどんと見なくては。
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12月14日
更新をアップしないでいて、たまってしまった。まだちゃんとシネマの感想や
ラテンアメリカ映画リストの更新などが出来ていないんだけど、とりあえず
2日分の日記をのせてしまう。

音響が悪いと不評の東京厚生年金会館だが、7月の「ザ・プロデューサーズ」の
チケットを買ってしまった。ずいぶん先の話だわ。

「無分別」と「El faro der sur ( The lighthouse )」を見た。
「無分別」って、ケイリー・グラントとイングリッド・バーグマンなんだけど、
ケイリー・グラントってロマンチックなの?うがぁ〜、だめだ、わからん(爆)。
ケイト・ホフマンの本で、ヒロインがヒーローにロマンチックってどういう事かを
教えるために、このビデオを貸すの。これがお気に入りの一本だと言って。
それで気になって、レンタルしてきたわけなんだけど、
あかん、こんなバカちんヒーロー、もっと懲らしめてやれぇ〜と思ってしまった私。
ロマンチックヒロインに向かないわ(笑)。

「エル・ファロ。。」は、もちろん、アルゼンチン映画。
この数ヶ月の間に買ってしまったアルゼンチン映画は20を越える(爆!)んだが、
どれを見ても唸ってしまう出来の良さだ。
派手なアクション、CGは無いが、人間とは? 生きるとは? 愛するとは?
深く掘り下げたテーマを美しい映像とともにたじろがず描いているものばかりだ。
これは2002年の記事だが、いろいろ考えさせられる。。

フリーダ・カーロをふと思いおこすヒロインは、19才で自動車事故に遭い、
片肺、内臓、足に大怪我を負う。両親を失い、9才年下の妹とふたりだけになってしまう。
姉妹の深い結びつき、優しさと残酷さが同居する繊細な物語。
映像が印象派のように美しい。
主人公は姉なんだけど、妹が子供から年頃の娘になるまでの、10年くらいの時間を、
現在と過去を行ったりきたりしながら描いてゆく。
最後の歌がねぇ、、くそぉ〜、泣かすつもりなんだろーーーって、分かっていても
切なくて、涙が出てきてしまった。

HQはローラ・ライトのD「雪降る町の奇跡」
 うひゃひゃ、ツボをつく傷ヒーローさま。
 ヒーローの両親は一体どーなってんだ!ヒロインの夫は一体どーなってんだ!
 と、あまりにも背景が乱暴なシチュエーションロマンスなんだが、
 ふたりの間の感情描写が丁寧で切なくて、しかもホットで、上手いよね。
ケーシー・マイケルズ L「始まりはオークション」
 前半の切れ味鋭さが、後半は鈍くなった感じがしたけど、上手いね。
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12月15日
シネマ更新。「無分別」「EL FARO DER SUR」

ラテンアメリカ映画リストビデオパッケージリスト、共に更新。

映画館で見たものやレンタルもあるが、大半は買ってしまった、というのが
あまりに恐ろしい。
もう、ポチをしないぞ、と思ったそばから、EL FARO の素敵なマルチネス君が
「Peligrosa obsesion」(2004) アクションスリラーで、南米興行一位だと
きいて、見たくなってしまった。

インターネットで、思い切り世界が変わってしまった。
アルゼンチンの映画サイトに行って、上記の予告編を見る事ができるし、
たとえば、北野武監督の「座頭市」が、ブラジルでは12月17日から、チリでは
12月30日から、アルゼンチンでは1月13日から、パラグアイでは2月4日から
上映される、ことまで分かる。
そう、地球の反対側でちょうど「ブエノスアイレスの夜」の上映が始まる頃、
あちらでは日本の映画が上映されている。
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12月16日
サッカー日本代表とドイツの親善試合でしたが、
チケットを買っていた室内楽コンサートに行っていました。
12月の夜に試合があるなんて、予想もしてなかったんだもん・・・

大半が聞いたこともない作曲家でしょう?
イウェイゼン(Ewazen)、ラッセル(Russell)、プレムル(Premuru)
リゲティ(Ligeti)、フランセ(Françaix)、ハワーズ(Howarth)
京都文化博物館の別館で、トークを交えながらのコンサートは
コーヒーとパウンドケーキ付き。なかなかいい感じでした。

帰宅後、録画した試合を見ると、、うーん、ドイツの選手たちの下半身の強さ、
切り替えの速さ、運動量の多さ、パスの正確さ、これといって派手ではないけれど
きっちりと決められてしまいましたねぇ。バラックのミドルは凄かった・・
久しぶりにイナを見てホッと。まだぷよぷよしてるけれど、ピッチの上の姿を
見れただけで嬉しいわ。
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12月17日
100円なら絶対買いよっ。の声に手にとった古本は、ケイ・フーパーの
シャドウシリーズ3「狩る」。
ちっ、やられちゃったぜ、ツボだ。これでは1と2を読まずにいられるかってんだ。。
ってわけで、薦めてくださった皆様の思う壺(爆)。
んでもって、はい、いつもどおり調べましたよ。そうか、今年の8月に7が出たのね。
ヴィレッジブックスが4から翻訳してくれるらしいと某所に書いてあったので、
原書買わずに待ちますわ。

HQ新刊のリズ・フィールディングを買ってしまった。「聖夜まで待って」
これね、少々腹立たしい気分で、癇に障るというか、もろ作者の狙いなんだろうけど、
ヒロインにすぐには感情移入できなくて、ほん投げたろかって気になる。
でも、辛抱強く(笑)読み続けると、あれ?そう悪く無いじゃん。。
ヒロインが確実に成長し変化しているのがわかる。
前に「あなたとウェディング」を友人が途中で放り投げたと言っていたが
わかる、そうなのよね。
リズの読み方は、決してすぐに腹を立てず投げ出さないこと、なのよね(笑)。

かなり昔のアルゼンチン映画「カミーラ」(1984)を見た。
舞台は1846年だったか、ロサス独裁の時代なのだが、このあたりの背景を
知らないと、分かりづらいかもしれない。
名家の娘カミーラと若くハンサムな神父との間に燃え上がった禁断の恋とその顛末。
実話に基づいており、アルゼンチンでは良く知られた話なんだそうだが、ホントか?
アカデミー外国語映画賞にノミネートされた。
思い切りメロドラマを繰り広げるが、その骨組みを借りて、製作者は人間の自由を
うったえている。軍事圧制下でむごたらしく殺される人々、権力におもねて、
キュウキュウになっている教会や地主階級。政治のかけひきに利用される個人。
一度公開され、BSで放送されたので、日本でもごく少数の人が見た映画なんだが、
わざわざ探して英語字幕で見てる人は珍しいかもしれない(笑)。

この神父さんがけっこうツボなのだ。
イマノール・アリアスというスペイン人俳優で、当時28才(ピチピチでんなぁ)。
もだえちゃう神父さんなので、みーはー的にいとよろし。
検索すると、彼はバスク人で政治的な発言を積極的にする人のようだが、
武装組織ETA(バスク祖国と自由)のテロ行為に対しては反対演説を行っている。
ほかにユニセフ親善大使だったりする。
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12月19日
アルゼンチン「カミーラ」(1984)とは違い、同じカソリック神父と娘の恋といっても
メキシコ「アマロ神父の罪」(2002)は、甘いわたしの予想を見事に裏切ってくれた。

ガエル・ガルシア・ベルナウ、ほんま、作品選びが上手すぎるぞ。
このふてぶてしさ、どうよ。
優しく素直な顔を一皮むけば、野心たっぷりで傲慢、自分勝手で卑怯もの、
そしてとんでもなく弱い人間・・

DVDを見終わったあと、なんか、もやもやと言いたいことが溜まってしまい、
雑感を書きっぱなしの部屋に
映画の感想はシネマのページに。

シャア少佐シャア少佐シャア少佐、って3回言うと、LaLaの成田美名子を
思い出すんだけど、そんな人は他にいないかな。。。と、
ネットで調べたら、「板、、違う、居た!」
そうか、やっぱり、当時「あいつ」を読んだ人の記憶にしかと棲みついたのねぇ〜。
あの当時、LaLaの作家陣は抜群だったなぁ〜、、と懐かしく思い出す。
ほよよ、突然、なぜだか、倉多江美さんが読みたくなってきたわ。

TEAM−NACSの「LOOSER」を見て、そんなことを考えてしまった。
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12月20日
怪しい中国語が乱れ飛ぶDVD販売ショップを気に入ってしまったワタシ。
レアな映画が多くて、心くすぐられる。
ゴールデングローブ賞で外国映画賞をとったのに日本未公開とか、
一回だけスカパーで放送されたけどビデオ化されてないとか、、
そういう言葉に弱いのよ・・
英語字幕があるならば、なんとかなるんじゃないかと、ポチポチ。
ドイツ映画「Schlafes Bruder」(1995)(眠りの兄弟)
この小説、ドイツでベストセラーになり、映画も数々の受賞となったって、、
ごめん、わたし、無知で全然知らなかったんだよねぇ〜。
し、しかし、、ラテンアメリカ映画じゃないじゃないか、へへ、
美形に弱いんだもん・・・(爆)

メキシコ映画「CORONEL NO TIENE QUIEN LE ESCRIBA」(1999)(大佐に手紙は来ない)
これはサンダンス映画祭でベストラテンアメリカ映画になったんだけど、
ネットであらすじ調べたら、痛たたた、涙な話だわ。
2004年12月公開予定ってどこかに書いてあったんだけど、5年もたって、なぜに?
いつも思うんだけど、東京なんちゃら映画祭とかで、1、2回上映されたら、それで
「日本公開」となるのかなぁ〜。

アルゼンチン映画「La Nube」(1998)(ザ・クラウド/雨降るブエノスアイレス)
これは、「スール」「ラテンアメリカ・光と影の詩」同じくソラナス監督作品。
過去にシネフィル・イマジカで放送されたのみで、日本ではビデオ化されてない。
ヴェネチアで賞をとってるんだよね。またもや水びたしの不思議な映像で、
見るべし!映画みたいなんだが、ぱっと見には海外でもVHSしか無い。が、
どっこい、英語と中国語の字幕がついたDVDがある。
ひぇ〜、すごいねぇ。。

HQは、ただいま、シルキーロマンスのキャロル・バックに
どっぷり浸かっているところ。あぁ、いいなぁ、このアマセツ。
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12月23日
このところずっとシルキーロマンスキャロル・バックを読み続け。
随分前に買い集めたものの未読のままだったのだが、いったん読み始めると
はまるはまる。

全部、元はセカンドチャンス・アト・ラブなので、ヒロインは夫と
死別してるか離婚してるかである。そういうわけで、慎重ではあるが潔い。
ヒーローの誠実な献身ぶりには、もう、言葉もないほど癒される  (u u*)ポッ
ロマンス小説にあるまじき訳語「毛むくじゃら」という形容詞がでてくるので
のけぞるんだが、はは、ヒーローは揃いもそろって「毛むくじゃら」なんである(爆)。

愛すべきビッグベアヒーローを堪能するのに唯一困る点は、
翻訳の順番がめちゃくちゃと言うこと。
本来の出版の順番はシルキーロマンスでは#113、124、102、119、
110、68、82、54、95、91、74
となるんだが、こんなに乱れ飛ぶと何がなんだか。
共通の知人やら兄弟やらが出てくるので、順番がちゃんとしないと面白みが減ってしまう。

本の合間にみたアルゼンチン映画「A Place in the World」(1992)
(Un Lugar en el mundo) アリスタライン監督作品で、これがとても見ごたえのある
素晴らしい作品だったが、日本でこの映画を見たことがある人がいるかどうか・・・。
っつうか、海外で探しても、滅多に見つからないビデオで、
たまたま手に入ったのがラッキーとしか言いようがないんだけれど、
手に入ったビデオも限りなく怪しい。

パッケージはオリジナルなのに、中身はオリジナルじゃないみたいで、
何分かおきに、変な文字が出る(爆)。コピーガードを無視してダビングしたのか?
大きな声では言えない代物なのかもしれないが、ここに書いてしまっては
大声で言ってるようなもんか。。

「人には必ずこれが自分のいるべき場所だと思える場所がある。そういう場所を
見つけたら、決してそこを離れてはいけない」
理想と現実(開発や地上げ)の間で揺れる共同体のなかで、12歳の少年は
大人への一歩ふみだす。胸に深くしみいる美しい映像と内容だった。
これって、アカデミー賞の外国映画賞を取ったのにその後取り消されたという、
アカデミーの歴史で唯一の映画なんだそうだ。
アカデミー賞の正式出品にはその国の映画協会の推薦が要るそうで、この映画は
アルゼンチン映画協会が推薦しなかったため、監督がウルグアイ映画協会から
推薦をもらって出品し、受賞後、ウルグアイ映画とは言えないということで
取り消されたといういわくつき。
ちなみにこの年アルゼンチン映画協会が推薦した作品はどれも外国映画賞の
ノミネートにも残らなかったそうだ。
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12月26日
シネマ更新。「Amor Bandido」 「Un lugar en el mundo」

またしてもブラジル映画とアルゼンチン映画を仕入れてしまった。
ラテンアメリカ映画リスト、およびビデオ・DVDパッケージリスト更新。

日本未公開でもビデオになっているものが、けっこうあるんだわ。
中古ビデオレンタル落ちのなかに、意外な作品が見つかる。
買った物のひとつが、対面では絶対買えないような、のけぞる邦題とのけぞる
パッケージなんだが、それ、そこがネットの良いとこで、
恥ずかしげもなく買ってしまった。

そうは言っても、あまりに恥ずかしいパッケージなので、公開するのを躊躇した。
いつもならオリジナルだけではなく、日本版のビデオパッケージも載せるんだけれど、
絶対にできないっ(爆)。
AVもびっくりのパッケージなんだが、そういう作品じゃないはずなんだよぉ(言い訳)。
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12月27日
RTレビュアーチョイス受賞のリストを更新しました。
見落としていたり、新たに翻訳されたものを書き加えたんですけど、ま、それほど違いは
無いんです、正確にしたいとつい、思っただけです。。
フィオナ・ブランドの「真夜中のレクイエム」なんて1999年のRTレビュアチョイス
ですけど、今年の11月に出たんですね〜。

一年ってあっという間だと終わってみるとそう感じるけれど、
HPに残った記録を見てみると、

1月はアリシア・スコットにはまりだして、
2月はダイアナ・パーマー漬けになって、
3月はエリンの原書を読み出して
4月はレベッカ・フランダースの人狼くんたちにやられて、
5月はレオナルド・スバラグリアのフィルモグラフィーを作成して
6月はオーディオブックにメロメロになって
7月はとうとうアルゼンチンからDVDを買って
8月はクレンツの文庫本を初めて読んで
9月はアン・スチュアートにはまりだして
10月はRTやRITAの受賞作品を集め出して
11月は、アルゼンチン映画にはまり始めて
12月はロドリゴくん、ガエルくんなどと言っている。

そうそう、BFOで生ヒューを観たし、懲りずにBUMPのライブも行ったし、
あらま、なんやかんやと忙しい一年をおくっているのね(爆)。
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12月28日
はっはっは〜っ、こりゃ、ひどいよ(爆爆)。
何がって、ブラジル映画よ、あの、ひどい邦題のブラジル映画、
全く普通の真面目な映画だったのよ。
日本語のビデオケースに書いてあるのが、嘘ばっかりで、
いいの?こんなことして?

ケースの裏側には赤面もののエロい事ばかり書いてあるんだけど、
まるきり内容と違うのよね。
しかも、表側にはどんっとエロい写真があるんだけど、
これが内容と無関係で、ヒロインでもなんでもない女なんだよねぇ。
出てこないのよ、そんなひと。あれは一体なにもん???

ブルーノ・バレット監督、ひっくり返るやろね。
まさか日本でこんなことになってるとは。
変な邦題と変な表紙と変な裏書のほとんど見た目AVだもん。。

裕福な暮らしをしているヒロイン、夫も高い地位についてるようだし、
子供たちも私立学校に通い幸せそうだし、本人もインテリアデザイナーだか
建築設計事務所だかを切り回してる。
フィットネスに汗を流し、友人宅(プールのある豪邸)で語り合う優等生のような暮らし。
そんなヒロインが、ふとした事から知り合った若い男に惹かれ、
港まで送ってあげるつもりが、そのまま旅を続けてしまう。
リオデジャネイロ(たぶん)からサンパウロまでのロード・ムービー。

「テルマ&ルイーズ」のような感じで、ヒロインはだんだん逞しく強い女になってゆく。
ラストはほろ苦くて、でも、やっぱり女は強いなぁ〜と言ったところ。
これの一体どこが「愛と性の人妻日記」なんだ。。ほんま、あんまりだわ。
いたって普通の映画なのに、このパッケージじゃ家の中の置き場所にも
気を遣ってしまうわ(爆)。
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12月30日
何もしたくないんだぁ、本を読んでいたいんだぁ、、とブツブツ思いながらも
網戸、窓ガラス、ベランダ、換気扇、台所廻りのクリーニングをして、
通常の掃除や洗濯や料理や。。
年末年始のお休みって、なんか、休暇を損したような気分になるわ。

汚れを気にしなけりゃいいんだけれど、神経質に掃除をしてしまう。
大きな散らかりは気にならないのに、炊飯ジャーの表面の手垢とか
お風呂の洗面器の黒ずみとか、、わたしに洗剤と歯ブラシを持たせないでくれぇ〜
こすりたくなっちゃうんだ。
じっと同じ場所で同じ姿勢で掃除するのが好きなので、生産性が限りなく低い(笑)。

ブラジル映画「シティ・オブ・ゴッド」を観る。
ごく一部の大人を除いて大半が素人であるが、見事に役になり切っている。
劣悪な環境と貧困の中で、幼い子供たちがどんどん暴力の刹那の世界に染まっていく。
熱っぽいカメラワークと練られた構成のなかで、映画のメッセージが胸にせまる。
特典映像にメイキングやインタビューがあり、これもとても興味深かった。
がっかりしたのは、日本の予告編とTVスポットが、ちょっと愚かな感じだったこと。
この宣伝のために、見る気を無くした人がいたとしたら、ほんと、残念。
観るべし!観るべし! テーマは重いけれど映画としての面白みも十分ある。

地道に読んでいた未読ロマンス本は
シャロン・サラ「リメンバー・ミー」
ケイ・フーパー「シャドウシリーズ/覗く」
Brenda Joyce「After Innocence」(Avon) (足の不自由なヒロイン)
キャロル・バックの「熱い再会」「ハートを盗まれて」「天使のささやき」
「恋する白雪姫」「虹を求めて」「誘惑のメロディ」「揺れる想い」
「虹のかなたに」「恋のプランニング」 (はよ、まとめなきゃ)
パット・ブーハイスター N「そっとさよならを」 (表紙絵がナイス) 
エマ・ダーシー I「ブラインド・デート」(ハナマル!!)
ベティ・ニールズ I「やどりぎの下のキス」(定番)
ディクシー・ブラウニング N「愛の裁き」L「シンディに首ったけ」
ローリー・ペイジ L「春雷のとどろく夜に」L「秘書を愛したボス」

出産手伝いって、どれくらいあるのか知らないけれど、好みかも。
ローラ・ライトの「雪降る町の奇跡」も胸きゅんだったし、マーガレット・セントジョージの
「サンタがいるなら」やマリー・フェラレーラの「愛する事のすべて」
そして、このローリー・ペイジの「秘書を愛したボス」も、好きだわ〜。
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12月31日
うわ、レコード大賞になった曲を今日初めて聞いた。知らんかった・・。
マツケンサンバ、なんちゃら侍、、うーん、やばいほど知らないものだらけだった。

世間に背を向けて(笑)読んでいたロマンス本は、今年は約500冊だった。
薄いの厚いの、原書、文庫本さまざまだが、さすがにペースが落ちたかな。
ほとんどが古本だから、年間ベストテンなどにそぐわないが、
今年読んで、ををっと思ったものを振り返ってみると、
たいていは<作家別にとりあげている人たち>の本なので、改めてここで書かないが、
ミニレビューにいっしょくたにしている中でこの本が超気に入ったというものを
ちょこっと書いておくと、

ウェンディ・ロズノーは今年初訳出だけれど3冊ともレベルが高く、
特に1番目の上手さにびっくり。傷ヒーロー好きのわたしには3番目がたまらない(笑)。
うん、久々に未訳本を買おうかと思った作家さんだったわ。 あとは、

エリザベス・サイツ L「気になる同居人」
ローリン・チャンドラー L「あの夢をかなえて」
ベサニー・キャンベル I「森の夢」
ヘザー・マカリスター I「扉の向こうの恋人」
B・J・ジェイムズ D「金色の雨降る街で」
サンドラ・キット A「愛をはこんで」
ジャックリーン・ダイアモンド A「家族コンチェルト」
バーバラ・ブレットン A「荒野のピアノ」
パメラ・ブラウニング A「ミラクル・パワー」
ナンシー・マーティン S「空と海とヨット」
アリソン・リー N「妹なんて呼ばせない」
バーバラ・マクマーン N「不機嫌なボス」
リンダ・ターナーの LS「ボスはどっち?」
シャノン・マッケナ「そのドアの向こうで」
ノーラ・ロバーツ「聖なる罪」
とくにノーラは、相性が悪くて、もうやめよう、もうやめようと思いながらも、
これだけ人気がある作家なのだから、何かあるに違いないと諦めずに買った甲斐が
あった(笑)。これだけはほんま、気に入ったわ。

逆に、思い切りガッカリした本は、シャロン・サラ「愛は時空を越えて」
スーザン・ブロックマン「きみに捧げるラブレター」

作家の力量を信頼してる分だけ、がっかり度が大きくなっちゃうんだわ。

さて、今年最後に読むHQ本はアン・スチュアートのA「天使の翼」だ。。
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1月 2日
シネマ更新。
「シティ・オブ・ゴッド」「ハリーポッターとアズカバンの囚人」「ビーナス・ピーター」
「ウォルター少年と、夏の休日」。なぜか、少年ものが続いた

初読み。
Dパーマー D「恋の計算いたします」定番のおおばかヒーロー(笑)。
エバ・ラトランド I「願い星」おや、意外としっかり者ヒロイン。
ローリン・チャンドラー L「イエスと言って」 いつもながらラストがほんま上手い。

家族がテレビにくっついていて、なかなかDVDを見る時間が取れない。
休みはあと一日しか無いのに、なんだか何も出来なかったわ・・
1月 3日
モーニングショー【フランスがいっぱい】シリーズに大阪まで行ってきた。
ルネ・クレマンの「太陽がいっぱい」。
客層は、、びっくりするほど、オールドカップル。ほぼ満席。

何度も見ているけれど、全部テレビの洋画劇場かレンタルビデオ、
映画館でちゃんと見たのは初めてだった。
アラン・ドロン、、目力(めぢから)が違うねぇ〜。。横顔がぁぁぁ・・じゅるるっっ
ガエル君を思い出した。うん、口元は全然似ていないけれど目つきがそっくりだわ。
このときアラン・ドロン、25才。そうなんだ、モーターサイクルのガエル君と
おんなじ歳なんだねぇ。

さて、昔観たときは不思議に思わなかったが、今見るとなんで「トム」なんだろ?
そんな名前、全然似合わんぞ。
サンフランシスコから来たアメリカ青年が、フランス語しゃべるなんて、??
そうか、原作はパトリシア・ハイスミスなのか、、、今頃知りました。

しかし、そんなもんはどーでもいいですね。
切ない青春映画。アラン・ドロンのどことなく卑しい雰囲気がいいぞっ!
こっそり着てしまった現場を押さえられる屈辱、ナイフの持ち方を直される屈辱、
くるなぁ・・
胸筋、腹筋もいいぞっ!(爆)

続けて同じ場所で「五線譜のラブレター」を見る。
これがねぇ・・・
映画はまあ満足したが、最初から最後まで、かさかさかさかさかさかさかさかさ
『てめぇ、いったいぜんたい、どこのどいつだっ!いいかげんにしろぉぉぉぉっ』
と、言いたい気持ちを抑えながら見たので、とほほ、最悪な鑑賞となりました。

12時10分の回だから、食べ物を持ってくるのは、分かるよ。
ほんまは嫌だけど、ほんまは飲食禁止にして欲しいけど、我慢する。
でも、モノには限度っちゅうもんがあるでしょう?
シーンと水を打ったような場面でも、ぱさぱさぱさぱさぱさ・・・
どこのどなたが知らないが、アンタ、ずぶとすぎるよ。。
もしかして、映画に全然興味がなくて、お弁当食べに寄った?

よく言うじゃない。映画館で見なくちゃ、映画を見たことにならないって。
でも、最近わたし、家でビデオやDVDを見るほうが精神安定上良いみたい。

往復の電車プラス喫茶店でケイ・フーパーの「シャドウファイル/潜む」を読了。
事件そのものは残虐な割りにチンケだったけど、ヒーロー、ヒロインが
気に入ったの。なんか、ノア・ビショップの雰囲気も違う。
あれ?なんでだろ?作品全体の雰囲気が随分違うじゃん。。と思ったら、
翻訳者が2番目だけ違うんだよね。

ストーリー自体も1と3の硬いサイコクライムと、2は一線を画しているし、
甘ちゃんのロマンス路線のわたしは2が結構気に入ってしまったわ(*^o^*)
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1月 4日
普段テレビドラマを見ないのに、今日は3時間「冬の運動会」を見続けてしまった。
理由は、息子の下宿の真向かいの家でロケをやったというので。
そこは、劇中で寺島しのぶ(敬称略)が住んでいた家だった。

とある夜11時半ごろ、大学からの帰り道、コンビニの袋を提げて下宿に
帰ってくると、なにやら路地に明かりがついていて、テレビのロケをやっていた。
「通らないでください」と言われ、「家がそこなんですが・・」
さっさと通れと言わんばかりの様子に、そそくさと前を通ると、お葬式のように
喪服を着ている人たちがいて、休憩中なのか、椅子に腰をおろしている男がいた。
すれ違ったとき、(ぅわっ、V6の岡田准一だ。。もっと早目に気付けばよかった・・)
爽やか笑顔だったそうだ。
あたりは暗いし、他の人は全くわからなかったそうだが、
ドラマを見終えて、「そうかっ!向かいの家には長谷川京子らがいたんか」と
残念がっていた(笑)。

で、肝心の息子の住まいは、ワンルームマンションのベランダが写ったのだが
洗濯物から推理すると隣りの部屋のベランダらしい。

ドラマを横目でみながら読んだのは、エマ・ダーシー I「タッチダウン」。
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1月 5日
地道に未読本を読み、ミニレビューなどを更新やら訂正。
アン・スチュアートキャロル・バックダイアナ・パーマー、ノーラ・ロバーツ
ベティ・ニールズリズ・フィールディングRTレビュアーチョイスリスト。

読んだHQは、イヴリン・A・クロウの S「時よ忘れないで」。
 タイムスリップものだが、これがなかなか胸きゅんだった。
 ヒロインが変わってゆくのって、好みなのよねぇ。ラブラブシーンも幸せ一杯だし。
 この人は転生ものも書いてるので、今度探しとこうっと。
ヴァイオレット・ウィンズピア R「セニョール・サタン」
 うひゃひゃ、好みだぁ〜。。
 
さらに、ケイ・フーパーのシャドウファイルシリーズを一気に最初から。
飛ばし読みで3冊読み返す。
どひゃっ、まとめて読んでみると、これってものすごくロマンス小説だわ。
まじでノア・ビショップの「失われた愛をもとめて」っことだねぇ。
2冊目の解説者、トンチンカンだと思わない?
「ロマンス畑出身で甘ったるいところがあるが、、」って感じでサ、
あーた、そりゃ大間違いだと思うぞ。
ロマンス小説臭さを抜いた方が良いなんて、男の発想だよね。
作家は別に、ミステリー書きます。ホラー書きます。ロマンス書きます。と
カテゴリーに制約されねばならない、なんてこと、無いはずだわ。
このエンターテイメント性が作家の持ち味なのに。

eBayで、ケイ・フーパー名義のラブスウェプト20-50冊、
オークションで出ていて、そんなには読めっこないけど、揺れるわ(爆)。

未読和書はずいぶん減ったが、未読洋書がしこたまある。いかん、はよ読まねば・・
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1月 6日
シネマ更新。「南東からきた男」
とても美しい言葉で語るが、暗い映画である。
そう、アルゼンチン映画って、だいたい、そうなのよ(爆)。

未読の原書がたまっていると書いたそばからポチをしてしまった。
Delores Fossen のハーレクイン・イントリーグ「Santa Assignment」
(マリーン・ラブレースと同様、元空軍士官。だんなはトップガンだそうだ。
まるでリンゼイ・マッケンナのお話のようだねぇ)

姉の死に罪悪感を抱いている妹(ヒロイン)と、姉の夫(ヒーロー)の物語。
妻を危険に追いやったとヒロインを責め、彼自身の人生から追い出したヒーローが、
今、必死でヒロインの行方を探している。
なぜなら、3才の息子が白血病だとわかり、自分を含め彼側の親族の誰もが
骨髄提供に適合しない。このままでは息子は次のクリスマスを迎えられない。
ヒーローは、ヒロインを探し出して、この息子の治療のために弟か妹をつくりたいのだ。
ひやぁ、確かに現実に「臓器提供者」にするという目的で第二子を産む、
というのがあるけれど、ハーレクインで読むことになるとは。。過激だ。

しかも、姉の死は、ヒロインをつけまわしているストーカーの犯行らしいのだ。
とんでもない便宜結婚もの以外に、命を狙われているというサスペンスまである
てんこ盛り。たぶん日本では翻訳されないだろうなぁ。。

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1月 8日
友人と会う、ほか、HQ未読本を読み続け。

ボビー・ハチンソン S「終らない愛を教えて」
これがびっくり!!! 
予想してた話とは全然違う、とても切なくて誠実なストーリーで、
いやぁ〜、先入観に囚われていたわ。

なぜなら、表紙絵はベタなアメリカンコミック系だし、裏のあらすじも
未来世界から20世紀の調査に来たヒロインのコミカルタイムトラベルもの風で、
「タイムトラベル」だから買ったけれど、なんか気が乗らず放置だった。

それが、まさか読んでるうちに泣きそうになるとは。
40歳のヒーローが唯一心を許す友人夫婦には脳性麻痺の息子がいて、
彼が15の頃から面倒みてくれた父親代わりの男はアルツハイマーをわずらっていて、
17才の時死んだ彼の母親のことを、今も許す事ができなくて、
ホームレスの14才の少年と関わって・・・
意外な展開で、意外な切なさで、、

ところが、この話、どーーー考えても中途半端で、落ち着かない。
とある事件の犯人というか重要参考人というかが、逃亡して
行方がわからないままで終るんである。
そりゃ、これはロマンス小説で、推理小説じゃないんだから、
気にしちゃいけないのかもしれないが、同僚の探偵が続きで活躍するのかなぁ〜、、と
思いきや、作家の作品リストを見ても「続き」は無い。
これっきり、なんである。
別の作家との連作?? 抄訳??
こんなに良い話なのに、この「収まらない気分」をどうしてくれるんだぁ。
他に
デボラ・シモンズ HS「シャーロットの冒険」
単純に楽しい気分でリラックス読書。
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1月10日
ドイツ映画「Schlafes Bruder (眠りの兄弟)」を英語字幕で見る。
う〜ん、けったいな・・・
ネットで調べると、映画は原作とはずいぶんかけ離れているようだ。
原作では17才の乙女が、映画では
「え゛ーっ、ヒーロー(22)より5才年下だなんて信じれんわい!!
 あんた絶対、30だろーーっ」という女性になっていた。
このキャスティングが諸悪の根源だと思うんだが、どうやら監督の妻らしい(爆)。

聴覚が異常に鋭いエリアスは、彼女が胎内にいたときからその心音を聞いていた。
自分と同じ鼓動を持つ彼女に愛を捧げるため、彼は眠らないことを決意する。。。

未読本消化に奮闘す。
Nロバーツ LS「薔薇の名残」 あら〜ん、好きだわ〜。
 私のツボをつく成長するヒロインとメロメロヒーロー
JAクレンツ T「ばらと魔女」 あらま、これもなかなか楽しいわ。
Lグレアム R「愛は炎のように」ううっ、、苦手で、すみません。
Lグレアム R「妻という名の愛人」ううっ、、努力してるんですが、だめだわ・・
Hグレアム シルキー「嵐のエデン」はは、ヒーローさまお可愛そう(笑)。
Dブラウニング L「子猫の爪あと」うへ〜っ、わけわからん話でした。。
Mラブレース LS「過去からの旅人」お話はとても面白いんだけど、
 窒素固定細菌の記述が理解できず当惑。血液中でこのバクテリアが活動すると
 気泡ができて空気塞栓症をひきおこすんじゃないか、と心配しているが、
 むしろ血液中に溶けている窒素ガスが減少すると思うんだが。。

よく知られた話だが「過去からの旅人」は「オメガ」シリーズの5作目なので
「Dangerous to Hold」(1・2)と「Dangerous to Know」(3・4)を日アマゾンに注文。
2回に1回の割合で、注文後かなり経ってから「やっぱり在庫がありませんでした」と
キャンセルのお知らせがくるので、日アマゾンの洋書はほんまに届くかどうか
わからないけどね。
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1月12日
「犬夜叉」型ヒーローって、いいよねぇ〜。
過去に乱暴狼藉放蕩がほんまにあったか、なかったか、とにかく悪評がついてまわる。
たいてい、前妻が死んだのは彼が殺したからだ、とか、叔父を殺して爵位を奪ったとか、
なんだか知らんが人をあやめた噂も囁かれてる。
みんな恐がってると、「わかってもらえなくてもいいんだいっ!」とわざと吼えるヒーロー(笑)。
そういう彼を、実務家で妙に理性的でいながら、時にやたらと夢想家なかごめヒロインが
ノックアウトするんだよねぇ。読んでいて楽しいんだよねぇ。

デボラ・シモンズの「悪魔と乙女」を読んで、ふと思ったの。
そういえば、このパターンってキャンディスキャンプの「裸足の伯爵夫人」とか
アン・スチュアートの「運命の稲妻」とか、ちょっと変形のリンダ「ダンシング・ラブ」とか、
「マッケンジーの山」とか、みんな好きだわ。
HQ版「孫悟空と三蔵法師」ペアだなぁ。

鬼のように未読本を読む。
Dシモンズ「悪魔と乙女」上に書いたように、気に入って、うっひっひ。
ダイアナ・パーマー「砂漠の君主」もっとシリアスな話かと思ったら、、いつものだった。。
JA・クレンツ「宝さがしの夜」これ、作家が下手だとひどい話になりそうなのに、
 驚くほど上手くまとめてるわ。あんまり感動はしなかったけど感心してしまった。
同 「疑惑のコラージュ」ま、普通かなぁ。

実は先ほどからずっと、ロドリゴ・サントロの日本未公開映画のDVDを
買おうとがんばって。。。

「Bicho de Sete Cabeças」(直訳 七つの頭を持つ獣)。画像1 画像2
長編デビュー作で、とても評価が高く、いろいろな賞を受賞している。
父親に精神病院に入れられた青年の話でもちろん主役。

オンラインで売っているサイトは3ヶ所見つけたのに、それらのショップは
いずれもブラジル外に送ってくれない。
2ヶ所は、ブラジルの納税者番号が必須で、1ヶ所は、そういう事は書いていないけれど
ポチをすると、ブラジルの外へは送れません、と言ってくる。しくしく(T-T)。
ポルトガル語のWEB翻訳をしながら、へいこらページを探したのにぃ。
誰かブラジルに知り合いがいる人いませんかねぇ・・(爆)

あと一ヶ所、謎の言語サイトにつながり、よく見てみるとオランダ語だった。
なぜか、オランダでDVDが紹介されているんだけれど、買うプロセスがよく
分からなくてあえなく撃沈。

【12日追加】
へへ、根性で続けてしまった。ロドリゴくん探しを。
映画はもちろんポルトガル語だけれど、DVDは英語とスペイン語字幕がついてるようだ。
ブラジルのこのサイトでなんとか注文処理が最後まで進んだので、どりゃぁ!ポチ。
頼むよぉ。ちゃんと届いてくれよぉ。
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1月13日
ここ数年、アメリカでは、ヒスパニック系ケーブルTVが猛烈にシェアを
広げているそうだ。
ヒスパニック人口の増加や社会的発言力の増加があるのかな?
で、カリフォルニアに事務所を置くヒスパニック系法律事務所が舞台の人気ドラマ
「Al filo de la ley ( The Edge of the law )」というのがあり、
いろいろ受賞もした、充実したドラマらしいんだが、
今度、同名のドラマをスペインでも製作し、放送するんだそうだ。

で、その弁護士役にレオナルド・スバラグリアが選ばれた。
スペインに移ってからは初めてのTVドラマ主演だ。
当分、テレビの仕事で忙しくなってしまいそうだね。。
1月15日
古本屋さんでHQのクリスマス・ストーリーばかり買い込んでしまった。
クリスマスものだからね、短期決戦で胸きゅんでしみじみとお茶受けにぴったり。

ホリデイシーズンに故郷に帰って、誤解して別れた恋人と何年ぶりで再会する。とか
吹雪で飛行機が飛ばなくて、最後の一台のレンタカーにやむなく同乗する。とか
クリスマス休暇に思い出の場所に行って、再会する。とか
スキー場に向かう途中、事故に会い、見知らぬ家で休暇を過ごすことになる。とかとにかく一週間以内にミラクルが起きてしまうんだわ(笑)。
10コぐらい読むとさすがに食傷気味となるが、そこまで読むわたしもわたしだ。

他にはL・ペイジの N「結婚のわけ」ヒロインが出来すぎ!
T・コリンズ「NYバンパイア伝説」ま、普通。
VL・トンプソン T「二人だけの夏」 これがハナマルで、ホットなのに胸きゅん。
 兄ちゃん4人もいるヒロインと、幼なじみで親友のヒーロー、こうきたら
 もう決まってるようなストーリーなのに、これが、くっくっく、上手いわ。
 ネットの古本屋さんだから買えるけど、店頭では買えないかもしれない表紙(爆)。
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1月16日
日アマゾンからHI-812「Santa Assignment」やラブレースの未訳分が届いた。

さっそくDelores Fossenのイントリーグをめくってみると、
何度も出てくるのに、意味の分からない言葉がある。
それはBS meterという言葉だ。ビーエス・メーター??

グーグルで調べると、驚いたことに、わんさかわんさか、海外サイトでは出てくる。
わたしのBSメーターは赤になったとか、ワシントンのBSメーターは針が振り切れた
とか、BSメーターをチャージして立ち向かえ、とか
どうやらBSというのはbullshit の事のようで、ブルシットはとても汚い言葉なので
使用禁止用語すれすれらしい、ということで、ちょっと上品にBSと省略するようだ。

BSメーターというのは、「でたらめや嘘ばっかりの言葉に反応する」メーターで、
たわごと、中身のない話、おべんちゃら、嘘を聞かされたり、
何か途方も無くばかげたことが起きていると作動(set off)するようだ。

ヒーローは、ヒロインがふと漏らした言葉に、「どうなってんだ?」と訊き、
え?一体何のこと?と彼女がしらばくれると、
俺の頭の中のBSメーターが鳴ってるぞ、と言う。
知らないわ、あなたのBSメーターは狂ってるんじゃない?
とかヒロインは言う。。

命を狙われているヒロインは、かつては新進気鋭の凄腕弁護士として知られた女性
だったが、自分と間違われて姉が惨殺され、その犯人がつかまっていない状況で
2年半も姿をくらましていた。
それが姉の夫が居場所をつきとめ訪ねてきたところから話が始まる。
そのとき、物陰から、もうひとりの男が、同様にヒロインの居場所をつきとめ
様子を伺っていた。。
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1月17日
「Santa Assignment」が面白くて読みやすくて、久しぶりに一気読み。
惹かれあうのに、罪悪感に囚われているふたりってよくある設定だけど、
ここにストーカー問題と、人工授精の問題があって、これがよく出来てるの。

「ジブラルタルの岩」みたいだと言われる警部ヒーローがくっくっく(^m^)。
そして、率直で思いやりがあって、闘うヒロインもハナマル。
ふたりとも、妻を(姉を)失った<過去に囚われている>という点では、
ヒロインをつけ狙う犯人と同じ部分があるわけで、犯人との対決は同時に
ふたりの目を現在や未来に向けさせる原動力にもなる、ってわけね。
人工授精にまつわる色々が、オカシクて切なくて、これもよいのよ。
ぎこちない気まずい間が続き、いらいらと取り乱してしまって、本音をぶちまけ、
さらに取り乱して、、くっくっく、盛り上がリもいいざます。

文庫のサスペンスロマンスより短いし、最後はお約束系(笑)だから、
わたしみたいのにはちょうど良いわ。
丁寧な感情の掘り下げ、ホットな官能シーン、緊張感あふれるサスペンスシーン、
標準以上の良さです、デロレス・フォッセン。
この本のヒーローの妹の話が、ひとつ前に出ているから、それも買わなくちゃ。。

さて、ロドリゴ・サントロの「Bicho de Sete Cabeças」DVD注文のその後。
嬉しいことに今日ブラジルはリオデジャネイロを旅立ったようです。
フランスから始まり、イギリス、アメリカ、カナダ、オーストラリア、スペイン、
アルゼンチン、ブラジルと・・
これであとはアフリカ大陸からDVDを買えば、全大陸からDVDを買ったことに
なりますね(いや、別にそういう問題じゃないけど ^_^;;)。
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1月18日
ウォルター・サレス監督の長編デビュー作、「foreign land」(1995)を見た。
すごく上手い、、けど、参ったなぁ、暗くて救いがなくて、あまりに想像と違った・・・

DVDのパッケージを見てもらえばわかるように、淡い色、女性の横顔、海、、
きっと幻想的な映画なんだろうな、と早とちりしていた。

まるで違うじゃん。
1990年ブラジルの絶望的な経済状況。密輸にまきこまれる青年。
ポルトガルはリスボンで組織に追われる恐怖。
裏切り、暴力、殺人
生まれた国を離れて暮らしている者たちの切望、孤独、手に入らない夢。
クライムサスペンスと切ない愛の物語だったわけだ。
最後の歌はあまりに切なくて、泣けてくる。

いつもながらラテンアメリカ映画の不思議、男が美形で女は普通な容姿なんだよねぇ。
(そこが好きなんだけどサ 爆)
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1月20日
ブラジルから「Bicho de Sete Cabeças」のDVDが届いた!
お店はリオデジャネイロじゃなくて、サンパウロだったわ。
ちゃんと鑑賞する時間はなかったが、中身の確認だけする。
ううう、英語字幕つきのロドリゴくんが確かに映っているよ〜(^o^)/
オープニングがかっこいいし、うー、期待できそうだわ。
ラテンアメリカ映画リストを更新。日本未公開作品がいかに多いか、、残念ですね〜。

未読原書一掃!が今年の目標・・・
アリシア・スコット(リサ・ガードナー)のSIM「Hidind Jessica」を再開する。
だってサ、なんつうか、勢いが付かないと、アリシアはきついのよ。
先日読んだデロレス・フォッセンのHIは1ページが29行。
だから、スイスイ読める気がする。(気がするだけ、だけどね 笑)
でも、アリシアのこの本は、1ページ40行。
もう、びっしりと行間無く文字が埋まっていて、とてつもない圧迫感がある。
いくら読んでもページをめくれないぃぃフラストレーションの塊になってしまう。

しかし、再開すると、、、やっぱり違うねぇ、ストーリーの緊張感が。
まだまだ最初の3章までで、先が長いが、証人保護プログラム下にはいるヒロインに
新しいアイデンティティを与えるヒーロー。
自分の過去をいっさい明かさず、感情をほとんど見せないヒロインは、
どうやら今の自分を捨てることを望んでいる。だから、当初、別のアイデンティティに
なることに少しもとまどいを感じていなかったが、ヒーローが課す2週間のトレーニングが
始まると、それは予想以上に自分と向き合う大変なことだとわかる。

トップモデルだったヒロインは、アイスエンジェルと呼ばれ、ひろく世間に知られている。
名前、経歴、髪や目の色を変える、整形手術で目元、額にしわを入れる、、
それでも十分ではない。

「君はわかっているかい?
人は、君が証人保護プログラムに入ったことを知っているんだから、
これまでの姿の君を探しはしないんだよ。
独特の身のこなし、ちょっとしたしぐさ、くせ、そういった君らしいものは
自分ではわからないだろうが、それこそが
あれ?知らない人間のはずなのに、初めて会った気がしないなぁ、
どこで会ったんだろう、と、人の頭に残ってしまうんだ」

ジェシカ・ガヴォニーをジェス・マクモランと名前を変えたヒロインに、
日中、ふとした時にジェシカ!と呼びかけたり、ミス・マクモランと呼びかけたりする。
初日に早くも張り詰めた糸が切れそうなヒロインは、しばらく見なかった悪夢をみる。。
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1月22日
どう言っていいのか、、吐き気をもよおす嫌な気分、
黒い煙を苦しくなるほど吸い込まされたような映画だった。
「Bicho de Sete Cabeças」・・半端じゃないほど重苦しい。

ロドリゴ・サントロはすごくいい。反抗的で痛々しくて、、はぁ。。
今を生きているブラジルの若者だということが、ようやく感じられた。。
でも、この映画は万人に受け入れられる映画じゃないよね。
エンターテイメントじゃないもの。
むかむかして、寒気がして、鳥肌がたってしまった。
これが実話に基づくってとこが、なお一層しんどい。
「シティ・オブ・ゴッド」といい「カランジル」といい、この映画といい
衝撃のブラジル映画がすべて実話に基づくってとこが、、しんどすぎる。。
陽気に「ブラジルからゲットしたよ〜!」と言ってたわたしだが、
DVDを見たあと、とことん気分が滅入る事をちゃんと言っておかないと・・

うへ〜、根性だしてみーはーコメントもつけ加えとかないと
気分がへこみ続けてしまう。
そう、ロドリゴくんはほんま、きれいだ。
最初の長髪より、「人生は上々だ」のときの拓哉くんくらいの(なにそれ?笑)
肩よりちょっと短いくらいの長さの髪がとても似合っている。
背も高くて演技力もあって、、メイキングでモニターを真剣にみつめる表情も
素敵だわン。
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1月23日
シネマレビュー更新「Bicho de Sete Cabeças」

今日は前売りを買っていた「ネバーランド」へ。
てっきり京極東宝1だと思いこんでいたが、狭い方の2だった。
ジョニーデップをおしのけて、広い1を取ったのは「東京タワー」。
黒木瞳さんと岡田准一くん、さすがですね。

ネバーランドは、ここちよく満足。
でも、もし自分がこのストーリーの妻の立場だとしたら、、つらいなぁ・・
夫がソウルメイトを見つけたとする、
肉体的にはプラトニックだからやましいことをしているわけではない、
っていうのって、最悪だよね。
前に、メリル・ストリープとデニーロの「恋におちて」で
やはりデニーロの奥さんが、「それってもっとひどいわ」って言ってたよね。

やっと、アリシア・スコットの「Hiding Jessica」読了。
うーむ、不満なり。これまで読んだものに比べて、これは・・むちゃくちゃ
物足りない。彼女は主役以外の脇のドラマや、ストーリーの舞台設計が
面白くてうまい人なのに、このストーリーは、ほとんどが二人だけの世界なので、
持ち味があまり生きていない。くっついて離れてくっついて離れての繰り返し、
英語を読むスピードが鈍いせいで余計にイライラしてしまう。

人をTrustできないヒロインに、
「俺を信じろ!信頼しろ!俺は絶対に約束を守る」と繰り返すヒーロー。
ごめん、やっぱ信用できひん。
んなこと言わんと、信じてみーや。
ううん、やっぱ、信頼できひんわ。
んなこと言わんと・な?信じてみぃって。
んでもぉ、やっぱ、うちには無理やわ・・
んなこと言わんと、、
 うがぁ〜!!いい加減にしろぉぉと、夜中に吼えるわたしだった(笑)
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1月24日
未読HQを地道に消化。
ジュディス・アーノルド S「階下の女」
 シリアスで真面目な(怪我、壊れた家族の絆)の再生もの。ヒロインが凛々しいわ。
スーザン・フロイド S「悲しみはブルーの空に」ひゃあ、久しぶりに直球。
 おもいっきり胸きゅんなブリキのきこりヒーローさま。温かい家庭に飢えている
 捨て犬くんの目は心の内をみせない灰色。くっくっく。
 めずらしいほどプラトニックで、とうとう最後まで無かった!(なにが?爆)
カーラ・コールター L「求む、花婿!」あらまっ、意外なほどナイス。
 遺産に譲られたベーカリーショップに奮闘するダメヒロイン。
 なんか好きになれないヒロインだわ、と思ったのに、スコンとやられたぁ。
 成長していくとこが上手くてねぇ。弁護士ヒーローがこれまた胸きゅんで、 地域の少年少女非行問題と絡めて、ちょいとうるうる。

アリシア・スコットのギネス兄弟シリーズのギャレット
SIM-713「The one worth waiting for」を読み始める。
そういえば、某所で話題になった著作権者名。
この本も作者は Alicia Scott(アリシア・スコット)だけど、
コピーライトは Lisa Baumgartner (リサ・バウムガートナー?)だわ。
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1月25日
「ハウルの動く城」を見てきた。
うう、ちょっとがっかり・・・
木村くんの声がどうこう、と言ってるようなレベルじゃなくて
脚本がむちゃんこ、ペケなんじゃないだろうか。
絵の上手さと久石譲の音楽で、ジブリ映画としての体裁を保っているが、
ストーリーやキャラクターの深みが。。

録画しておいた「ガラスの仮面」特集を見る。
おっ!美内先生、お元気そうじゃないですか!
もしかしたら、わたしが死ぬまでに最後が読めないのでは、と
恐れていたんだけれど、なんとかなりそうな気配でしたね。
やっと天上世界から降りてこられたんですかね。
もうね、速水さんとマヤちゃんが飛行機事故で唐突に亡くなってもいいから
とにかく最後まで描いてほしいのよ。(いや、それはあまりに乱暴か 爆)。

もうすぐ2006ドイツワールドカップのチケット申し込みが始まりますねぇ。
早いわね〜。ずっと先の事だと思っていたのに。
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1月26日
アリシア・スコットの「The one worth waiting for」を読んでしまった。
あぁ、寝不足・・・
ふ、ふ、不満だぁ・・・長兄の時の感想と同じく、なんかイライラして
途中から飛ばし読みをしてしまった。
物語世界がふたりだけのパターンって、どうしてもくっついて離れての
繰り返しなんだよねぇ〜。

テーマは「バッドボーイ・リターンズ Bad Boy Returns」
(へへ、好きっすよ、このテーマ)
高校を卒業と同時に故郷の町を捨て、それっきり帰ってこないヒーロー。
シャノン・マッケナの昔のペンネームのロマンスでも、17年ぶりに帰ってきたり
これも15年ぶり、スーザン・クロスビーの翻訳待ち本も15年ぶりだし、
大体がそう、30代半ばの、苦い暗さを背負った男になって突然、故郷の町の
彼女の家とかに現れる。

大体のヒロインがおんなじパターンで、このワル風のヒーローだけが
子供のときの彼女をかばってくれたり、助けてくれたりしてるんだが、
決して「待っててくれ」とは言って貰ってない。
それなのに、あぁ、それなのに、待ってしまう女心、ってヤツでね、
でもヒロインも30代になっちゃって、自分はなんてstupid だったんだろうと
思ってるんだよね。

「君は俺にはもったいない女だ。もっと君にふさわしい男がいる」
「また出てゆくのね」
「君に触れてはいけなかったんだ」
「いつ出てゆくの?」

ぐわ〜っ。戻ってきておきながら、んなこと言うんだからカバカバカバ!

しかし、どうもこの兄弟ものは苦手かもしれない。
追われているヒーロー、ヒロイン系で、ねちねち話ばかりなんだもん(爆)。
ギネス兄弟ものはスキップして、違うのを読もうかな。
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1月27日
アルゼンチン映画「APPEARANCES」を見て、ちょっと胸きゅん。
対人恐怖症ぎみの主人公は、すぐに緊張してしまって過呼吸になったり
声が裏返ったり、周囲とうまくやるのが苦手で、特に女性と気楽に話すことができない。
が、ある日ひとめぼれをする。恋心を告白しようとした瞬間、彼女には結婚を前提に
つきあってる男がいることがわかる。
そして、その失恋の痛手に打ちひしがれていたとき、ゲイのデモと一緒になり、
ついそこで喋ったことが雑誌に載ってしまう。

ゲイだと思って安心して色々なことを主人公に相談するヒロイン。
彼女への恋心を抑えて、ゲイのフリをし続ける主人公。

なんのねじれもない、素直にハートフルなロマンティックコメディが、
気持ちよくてねぇ。大勢の人の前でしゃべることなんて出来なかったヒーローが
最後に、彼女の結婚式で、誠実な気持ちを言うんですよねぇ〜(^m^)
癒されるわ〜。。


今読んでいるのはシャノン・アンダーソン「QUINN'S RETURN」(2000)。
17年ぶりに故郷に帰ってきた、バッドボーイの悪評がつきまとうヒーロー。
シャノン・マッケナがZebra社のシリーズロマンスに書いてたやつなの。
よくあるパターンですけど、けっこう胸きゅんよ。
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1月28日
2月5日から京都シネマで「ビハインド・ザ・サン」のレイトショーがあります。
ほんま、いちおしの映画なんですよ〜。京都近辺の未見の方がいらしたら、
ぜひぜひ観てくださいませ〜。
もひとつ、
2月22日からはアンコール上映と銘打って京都みなみ会館で「モーターサイクル・
ダイアリーズ」が上映されます。
さらに、「ガエル・ガルシア・ベルナルーオトコ前ナイトー」という赤面コピーの
オールナイトが2月26日にあります。
なんと、「アモーレス・ペロス」「天国の口、終りの楽園」「モーターサイクル」と
一挙3本上映で、前売り2300円です。この3本いずれもお薦め作品ばかり!

え?わたし?ははは、オトコ前ナイトの前売り、買っちゃいましたよ〜(爆)。
席数160くらいの劇場なんですが、わたしの番号80番台でした。
一ヶ月前で半分売れてるんですねぇ。いやはやびっくり。
世界が注目するメキシコのプリンスですって(笑)。

イケメンばっかり集めてあるイタリアのとあるサイトに登録してるんですが(大汗)
最近きたニュースレターでニューフェイスは、ディエゴ・ルナくんでした。
ちょっとぷよぷよしていてアホそうなんだけど背が高いしチャーミングなんだよね。
ラテンアメリカ青年、世界を席巻中ね。
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1月30日
しまった! 自分はなんていきあたりばったりな人間なんだろう。。
26日のオールナイト上映チケを買ったあとで、気がついた。
ミュージカル「十戒」のチケを見ると、なんと27日の昼だった。
やば。
オールナイトを見てから、いったん自宅に戻って、また出かけるか、
はたまた駅近くでモーニングを摂ったあと、京都タワーの地下のお風呂にでも
行って、疲れを癒すか。。
いずれにしろ、どちらかをキャンセルしようとは考えないトコが・・(爆)。

シネマ更新。「APPEARANCES」「TODAS LAS AZAFATAS AL CIELO」(邦題アルシエロ 空へ)

地道にHQ未読本を消化。
バーバラ・マクマーン I「婚約ワルツ」ふふ、なんちゃってラッキー(笑)
 2流の男に捨てられるが、なんのっ!1流の男が夢中になってくれる。
 結婚するつもりだった2流男は、自分より魅力的な(実は底が浅い)女によろめき、
 1流男は傷心のヒロインを救い、メロメロに愛してくれる。
これってHQの王道なんだけど、まさに現実はそーじゃないから、
ハーレクインなんだろうなぁ。
「あなたには勿体無いほどの女だったのよ、わたしは。
わたしの価値を分からなかったなんて、せいぜい後悔なさいっ」と言いたいもんだ。
なんちゃってラッキーを読むと、しみじみとユーミンの「デスティニー」を
思い起こしちゃうねぇ。
 
シェリ・ホワイトフェザー D「あなたがいたから」
 代理母もの。変!ぜったいに変じゃない?これ。
同 D「令嬢の賭」 う〜ん。これもなんというか。。
 あなたをとりこにしてみせるわっ、って押しの一手のヒロイン、
 胸きゅんなところもあるんだけれど、シリーズ物はやはり苦手だわ。
 
パトリシア・ウィルソン R「モーガンの娘」
 久しぶりのPウィルソン、たまに「きみはぼくのものだぁ〜」が聞きたくなるのよね。
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1月31日
翻訳買ってないから、無視してようかなぁと思ってたけれど、友人からメールを
貰ったりで、やっぱり腹立たしいのでここでちょこっと書いておきます。

「Voyager」の翻訳の「時の彼方の再会」の「3日」誤訳疑惑。

えー、ご存知無い人に説明すると、
主人公ジェイミーがGenevaっちゅう娘に脅されて、彼女の結婚式前に関係を持ったって
トコなんですが、
ま、Genevaにしてみれば祖父くらいの爺さんと結婚させられるので
謀反人の証拠をネタにジェイミーに脅しをかけて最初で最後のアヴァンチュールを!
ってわけなんです。
で、ジェイミーはしぶしぶ「A safe day」を選ぶように、彼女に言う。
「A」ですよ、「ア」。
安全日?ほへ? と無知な彼女に、月経直後の一週間内の一日を、と教えるんです。

で、、、、、事があって、
で、気付かれないように用心しながら早朝帰りのときに、次の木曜日に行われる
婚礼の馬車の準備がすすんでいる様子が描写される。

さて、問題の箇所ですが、
Genevaの出産予定日が1月だときいて、ジェイミーはすぐさま日数を頭の中で数え、
どきん!!Genevaのばかものめ!!と呻くんです。
そして最悪な事は考えないように、考えないようにするんです。

He had been with her only three days before her wedding; he couldn't be sure.

あれは結婚式のわずか3日前の事だったから、確かなことはわかりようがなかった・・

ここを、「結婚式前のわずか3日を彼女と共にしただけ」みたいに訳すと
過去完了の3days before って過去形での3days ago だろぉと思うし、
次の木曜が式だというのに、厩番が3日も通い続けた(もしくは3日間部屋にこもって
いられた)と解釈した非常識さに加え、なにが許せないって、なにが嫌だって、
ジェイミーの性格、人となりが100%変わっちゃうとこが嫌なんです。

つまり、「式のわずか3日前の事だから」Genevaのおなかの中の子は、ハネムーンベイビーなのか
自分の子なのか、区別がつかないぞ・・と苦悩するのは、とても論理的、理性的な人間ですよね。

でも、「式の前のたった3日だけど」どちらの子かわからない・と苦悩するのは
あほっ!3晩もヤッテおいて何言っとるねんな! でしょ?

「式の前のたった3日だから」どちらの子かわからないよ・・だとしたら、
もーーおおばかものぉぉぉ〜 でしょ?

朝、自分が空っぽになったような空しさを感じたっていうのに、あの
切なさはどこに行ってしまったの?

ここの誤訳は根本的にジェイミーのキャラを変えてしまうし、
止むを得ないとはいえ愚かな取引をして、残酷な運命がまたしても降りかかり、
さらにこのあとの奇妙な展開に繋がるといった物語上の美しさまで、損なってしまう
と思うのよ(ぐすん)。
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